Dr. Mercolaより
夕食にサラダを含める — あるいはサラダを夕食として - 食べることは多くの人が普通に行っています。食事に新鮮な生野菜を含めたり、緑葉野菜および種類豊富なえり抜きのトッピングのおいしい、しゃきっとした口当たりをすでに楽しんでいるでしょうけれども、ジューシーなクレソンをサラダに使おうと思ったことがありますか?
クレソンは芥子の葉、キャベツ、「ロケットサラダ」ともいうアルグラの仲間で、味覚芽にいろいろ程度の異なる刺激があることに気づいたことはあるはずです。
ライバル関係をわかっているかのように、クレソンは以上の三種類の同属野菜に勝っており、口当たりがよく、ぴりっとしたした風味やデリケートな葉、しゃきっとした茎の三重効果があり、噛み心地や抜群の栄養価で満足できます。
このどちらかというと本来サラダバーに含まれていないと思っていたような具で得られるもう一つのお得な点として、豊富な葉のほうれん草やロメインレタスの食欲を誘う葉柄など他の緑葉野菜とよく合います。しかし、米国中西部を中心に、食料品店ではほとんど見かけられませんでした。
これは、クレソンが流れがあまりない清水で最適に育つためなのは明らかです(実際には汚れた湿地でも育ちますが、味はより辛いです)。
クレソンはあまり清水とはいえない水と接触したこともありえるので、汚れを落とすために過酸化水素水1キャップか2キャップの清水溶液に浸してきれにするのを忘れないでください。
すでにBC400年頃ヒポクラテスがクレソンのハーブとしてのよい効能を把握していました。実際にヒポクラテスは、コス島で新鮮なクレソンが広域に生息し自分の患者のためにすぐ使える川の近所に最初の病院を建てました。
ナストゥルチウム・オフィキナーレ(クレソン)はロシアを中心に欧州が原産と考えられており、以後北米や新世界に広まりました。クレソンは欧州の移民が北米に持ち込んだもので、欧州人はすでにレモンやライムの代わりに利用して壊血病を予防できるほど高ビタミンCであることを知っていたようです。
古代ギリシア人やローマ人が脳の機能をよくする能力があることでクレソン(ウォータークレス)を重宝していたことを示す根拠が存在します。中世に欧州ではクレソンから軟膏を作り、剣による傷の治療に利用していました。
米国でクレソンが食料減として消費され始めたのは、現代になってからで、オーストラリア等他の地域では何世紀も癒しのメリットを享受してきました。オーストラリアのマッジーラバ(クィーンズランド)のハーブコテージのウェブサイトによると:
「…アジア料理で使われるクレソンスープは口内の健康に良く、歯槽膿漏や口内の潰瘍、歯茎の腫れ、健康全般にメリットがあるとみられています。クレソンはビタミンとミネラルが豊富なので病気や風邪、インフルエンザからの回復のために有用であるとも見られています。
クレソンは抗ウィルス性、抗菌性、抗発熱性があり、利尿剤としてよく効き、関節炎に効き、皮膚炎や湿疹が治りやすくなり、呼吸器系疾患を回復させる去痰効果もあります。」
クレソンには15種類以上の必須ビタミンとミネラルを含むことを科学的根拠が示しています。実際に、ほうれん草より鉄が多く、牛乳よるカルシウムが多く、オレンジよりビタミンCが多いです。
クレソンを含む植物の薬用効果やそれを使った療法の一覧にはこのデリケートな緑葉の天然ビタミンを食べることによるいくつもの伝統的な癒しの効能が挙がっています:
気管支炎等の呼吸器疾患
切り傷、刺傷
おでき、膿瘍
ビタミン欠乏
咳
風邪
胆石
新陳代謝疾患
肝臓病
体液貯留
拒食症
口腔潰瘍
糖尿病
肥満
ニュージャージー大学で行われたある画期的研究は、様々な果物と野菜を分類のために分析して栄養価に限らずがん等の慢性病を削減する能力も同定しました。
これらの効果がある食品を、最も重要と見なした17種類の栄養素に関してそれぞれの成分を見た結果、「PFV」(英語のパワーハウス・フルーツ、ベジタブル」の略)と呼びました。特定された栄養素: カルシウム、繊維質、タンパク質、カルシウム、鉄、チアミン、リボフラビン、ナイアシン、葉酸塩、亜鉛、ビタミン A、B6、B12、C、D、E、K。
クレソンがビタミンKの推奨日量の106 %を取れるとは驚きです。つまり、心臓血管病になりやすい体質の人はこの野菜を食べると予防効果が得られるかもしれないということです。
すでに心臓血管病になってしまった人でも、健康によいほど豊富にクレソンを食べる限り損傷の一部を逆転させることができます。
これらのビタミンのメリットを得るには、本物の生きた生命感のある栄養素よりはるかに劣るサプリメントを選ぶよりビタミンを含む食品を食べるのが最適です。
キャベツやブロッコリ、芽キャベツ等の野菜もアブラナ科で、この科の野菜は学界ではがんキラーとして周知です。つまりクレソンにも同じ効能があると科学者らは推論します。
こうしたメリットは高濃度のカロテノイドがDNA損傷から身体自身が守る能力を強化することと血中抗酸化物質の量が増えることとも関連することがわかっています。
クレソンの栄養面の多くのことやそのビタミンとミネラルが身体に及ぼす効果について明らかにした他の臨床研究もお読みください。
前記の辛みのある風味は、グルコナスツルチンという芥子油配糖体成分に起因するように、ふさわしい呼び方「Culinary Herbs and Spices of the World」(世界のお料理ハーブと香辛料)をされている便利なハーブと香辛料の「バイブル」に説明されています。
クレソンのぴりっとした効き味は葉を潰す(または噛む)と、この配糖体がミロシナーゼという酵母と混ざることにより、ヒドロシナモンニトリルとフェネチルイソチオシアネート(PEITC)という二種類の加水分解生成物ができるためです。
クレソン(ブロッコリも)は抗がん効果に関連する効能が高い成分を含むことを示した根拠がさらに存在するほかにも、別のある研究は、イソチオシアネートに含まれる要素がいかに細胞外基質分解酵素-9という酵素による損傷が起きる影響を無くすことを示しました。この酵素はがん転移を阻止する身体の自然な能力を弱めます。
この研究はさらにこれらの野菜には乳がんのなかでも特に致死性の高いがんを抑制することを証明しました。
こうした化合物を消費すると乳がんから肺がん、直腸結腸がん、頭や首のがん、前立腺がんのリスクが自然に下がることを期待できることを別の記事が明らかにしました。
さらに別の研究は、がん進行の段階 - 発がん、増殖、転移 - 別に調べ、クレソンエキスの効果を見ました。
その研究者らによると「調査対象のがん進行三段階から有意に保護する」ことが証明されました。クレソンは実際にデトックス効果があることでも注目されています:
「ピッツバーグ大学がん研究所(UPCI)の研究者らに実証されて米国がん研究学会(AACR)で発表されたフェーズII臨床検査は、クレソンエキスを一日に数回投与するとがんを大幅に阻害しうることを示しました。
この検査は特に、クレソンエキスがタバコの煙に含まれる環境中発がん物質や毒素を解毒し、この効果は発がん物質の処理に係る特定の遺伝子が無い人ではより強いことを示しました。」
Medical News Todayの記事はこの緑葉野菜のさらに想像しがたいいくつかの利用法を引用しています。
「ジョージタウン大学で行われたある研究では、ラットに致死量の放射能を浴びせました。一部を放置し、他者を二週間に渡りDIMを毎日一回注射しました。放置したラットは全て死にましたが、DIMを投与したうち50 %が30日の確認時点でまだ生きていました。
その研究者らは、この実験をマウスでも実行した結果同じ帰結を確認しました。DIMで処置したマウスは放射線治療でしばしば減少する赤血球細胞、白血球細胞、血小板がより多いことがわかりました。
クレソンは、血糖を減らし、インスリン感度をよくし、酸化ストレスに誘発さえた糖尿病患者の病変を予防する抗酸化物質αリノレン酸を含みます。αリノレン酸に関する研究も、糖尿病患者の末梢神経障害や自律神経障害の削減を証明しました。
注目すべき点としては、ほとんどの研究はαリノレン酸の静脈点滴を行ったので、サプリメントとして飲んだら同じ効果があるかについてはよくわかりません。」
他の研究は、クレソンが甲状腺機能障害や骨粗鬆症にも効能があること、妊娠中の栄養補給、認知力減退の予防、視力の保護、脳卒中の予防にもとてもメリットがありうることを明らかにしました。
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