どんな病気も逆転させ快方に向かわせるために対処すべき5項目

五 項目

早分かり -

  • 日光にもっと当たる、水をもっと飲む、活動レベル、食品、睡眠に対処することでほとんどの慢性的健康の問題を治しやすくなります
  • 自然医療は初めてという多くの人はその原理をくまなく包括的に取り込めず、実際には得られるはずの強力な相乗効果を得られずにいます
  • インスリン抵抗性はほとんどの慢性病の根本にあります。インスリン抵抗性を解決すれば、2型糖尿病に罹らなくなり、がんや心臓病、アルツハイマー病のリスクを無くせなくても大きく削減することができます
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Dr. Mercolaより

人生は一種の旅で、ほとんどの人にとって健康が変わると情熱の実現が深刻な障害を受けるので、この旅の重要な部分を占めます。

私の主な情熱の一つは健康で、そのため私は医学校に進みました。しかし、それは単なる始まりに過ぎず、健康の最適化について私が学ぶことができた大部分のことは、 30 年以上前に私が医学校を卒業後かなり経ってから得られました。

世界中からの患者さんを管理し、数十万症例を検討した後に、私たちが罹りうるほとんどの病気を予防ない快方に向かわせる方法についてある結論に達しました。

どんな病気も逆転させ快方に向かわせるために対処すべき5項目

自然医療を学ぶにつれ、私にはほぼすべての病気の解決策はいくつかのとても基本的な発想に関わることが明らかになっていきました。私の経験では、以下に取り上げる原則をたいていの病においてじゅうぶん早めに適用するならば、身体の治癒応答を作動させ、病気から快復に向かいます。

これらの基本原則は、日光、水、動くこと、食品、睡眠です。私の経験では、自然医療の力を調べ始めたばかりのほとんどの人は、こうした原則を全て一括して取り込めず、これらの原則を守ることで得られる強力な相乗効果のあるメリットを得られずにいます。

可能な限り日光に当たる

日光に当たると多くのメリットがあります。日光内の UVB が体内にビタミン Dを生産させるので、最適な濃度は肥満や心臓病、関節炎、喘息、アルツハイマー病等の病気やその他いくつもの病気を予防するために必須です。

さらに、がんあるいは多発性硬化症、クローン病、関節リウマチ等の自己免疫疾患がある人の場合、ビタミン D 濃度を最適な生物学的濃度まで高めることが絶対必要なので、日光は重要です。

日常日光に当たるとUVBに暴露されるだけではなく、1500種類以上の波長にも当たれるのですが、何百年もこれらの波長の多くへの日常的暴露の意義を完全には認識できないままになりそうです。赤外線に当たると構造化された水が形成されやすくなります。

しかし、日光暴露については混同されがちで、メリットを受けるならかなりの光量に皮膚を暴露させないとビタミン D が生産されないことを把握していない人が多いです。

夏に晴れが多い気候の住人でも適量の日光暴露を受けている人は稀です。これはほとんどの人が仕事中の責任から屋内にい続け、日光に当たれないという事実によることが通常の原因です。衣服を着た状態で外で15分や30分食事しても健康的なビタミン D 濃度は得られません。

UVB 以外にも多くのことを得られるので日常の日光暴露が最適なことに全く疑う余地はありませんが、世間一般と同様にこれができない人は、ビタミン D の経口サプリを飲むことと、この血中濃度がおよそ 50 ng/mlに達するまでは血液検査を定期的に受けるべきです。

ビタミン K2には実際にビタミン D と同じメリットがあり、ビタミン Dと相乗効果があります。経口ビタミン D を飲むならビタミン K2も日常的に取り込む必要があります。

発酵野菜もよいですが、ビタミン K2をより多く生産するように設計されている特殊な細菌を含む開始培地を使うのが前提であり、これを使わない限り、ビタミンK2は十分にできません。このため、私どもではその治療的濃度が得られるキネティック培地(Kinetic Culture)という特殊な開始培地を開発しました。

たいていの発酵食品特に商店で買うヨーグルトはクリーミーな駄物以上の何物でもないことを忘れないでください。これらは避けましょう。自分で作るヨーグルトまたはCornucopia承認のブランドを購入しましょう。

塩素やフッ素等の毒素が無い清水を飲む

ほとんどの都市水供給は塩素消毒副産物とフッ化物で汚染されていることを忘れないでください。高品質のカーボンフィルターを使えば塩素を比較的容易に除去し、副産物を消毒しやすいです。私のお気に入りは私のストアで販売している家屋一括ウォーターフィルターです。唯一の懸念事項は、これを使うと水流が一分におよそ28 ℓに落ちることです。このためほとんどの人は二セット購入して並列接続することで、一分におよそ56 ℓ 得られるようにしています。

大型フィルターは 5 年から 10 年有効ですが、プレフィルターは毎月から二か月おきに交換する必要があります。しかし、カーボンフィルターはフッ化物をあまり除去できず、逆浸透膜法か蒸留装置しか使えません。私の気に入っているのは逆浸透膜(RO)で、これなら水をあまり損傷しないからです。

本物の食物をタイミングよく食べる

以下の簡単な食品戦略を実行するとほとんどの病気を予防したり快方に向かわせることができることに気づいていただくけるはずです。正しく栄養を取り込むことは、ほぼどんな病気の治癒のためにも第一歩です。2型糖尿病等の病気によっては、ほぼどの症例でも治ります。ほとんどの心臓病やがん、アルツハイマー病でも予防したり対処できます。糖尿病を解決するために通常の場合特別なハーブやサプリメントは要りません。助けにはなるかもしれませんが、重要なのは、食事と運動によってインスリン抵抗性を解消することです。

そこで、以上の病気に共通する物は何でしょうか?かなり前から私の記事を読んできた方なら、その答えがインスリン抵抗性であることはおそらくおわかりでしょう。インスリン抵抗性を解決すれば、2型糖尿病に罹らなくなり、がんや心臓病、アルツハイマー病リスクを無くせなくても大きく削減することはできます。簡単なポイントは本物の食物を食べることです。

理想を言えば、自分で栽培するのがベストです。手始めに自分でヒマワリの種の発芽を栽培すると効果的でしょう。種撒きから収穫まで10日以下です。私とものストアでは、これが簡単にできるヒマワリの種キットを販売しています。自分で育てれば汚染リスクは非常に小さいです。商品作物はほぼ全て汚染されています。次善としては、地元産の有機食品です。しかしどんな理由にせよこれが無理でも、野菜は食べなければなりません。野菜無しより非有機品のほうがまだましです。

つまり、加工食品特に糖分や加工穀類を一切止め、さらに悪い加熱したオイルをカットすることです。加工糖か加工脂肪のいずれのほうが悪いか私にはわかりませんが、ポイントは両者とも止めることです。つまり、コーンオイルやカノーラオイル等の容器入り工業製多価不飽和油です。

ココナッツオイル等の飽和脂肪は、オリーブオイルやバター、アボカド、ナッツ類(特にマカダミアとピーカン)同様によいです。しかしインスリン抵抗性になっているかを知る方法は?簡単です: 体重過剰、糖尿病、高血圧だったり、スタチン薬を服用していれば、インスリン抵抗性がありますが、確実に把握するには、空腹時血中インスリン検査を受けることです。この値が5を超えていればインスリン抵抗になっています。

インスリン抵抗性が解消するまではたとえ健康的な穀類でも食べずにいて、果物は一日当たり果糖を25 g以下に制限しましょう。インスリン抵抗性を解決できれば、インスリン抵抗性が発生しない限り健康的な穀類と果実を自分で楽しめる量まで増やすことができます。

健康の維持には日常体を動かすこと

平均的米国人は一日におよそ10時間(またはそれ以上)座っており、10,000件以上の研究がこれまでに、着座習慣がインスリン抵抗性と早死にの強い独立的リスク要因であることを確認しており、これは正しく食べ、日常運動し、非常にフィットしていても該当します。プロのスポーツ選手やオリンピック級の選手でさえ該当する事実です。10 時間動かずにいることを1時間の運動で打ち消すことは単にできないことに気がつくことが実に重要です。終日ほぼ連続的に動くことが必要です。一時間座ったら、もう座りすぎです。

しばらくの間10分毎に立ち上がることを推奨しましたが、私の場合、これはみじめにも失敗しました。ただ一つうまくできたのは、着座を一日に一時間未満に制限することでした。従って、最適なのは、着座を一日3時間未満に限定するよう心掛け、もっと歩くようにしましょう。オフィスワークの人なら立ち上がりデスクはとてもよい手段で、フィットネス・トラッカーやスマートフォンを利用して推奨される一日7,000歩から10,000歩を確実に歩けるようにします。

次は、より規律的フィットネスのルーチンを取り込むことで、ほぼどんな運動でもしないよりはよいですが、高強度集中運動が最も効果的です。高強度インターバルトレーニング(HIIT)のメリットには心臓血管のフィットネス、筋肉の成長と強度の改善、「フィットネス・ホルモン」とも呼ばれる「アンチエイジング」のヒト成長ホルモン (HGH)の生成が挙げられます。

あなただけ特別ではなく、健康でい続けるには皆8時間睡眠が必要

睡眠がいかに健康のために重要かについてほとんの人は把握できていません。私もその一人でしたからそのことはよくわかっています。しかし、回復、修復、最適な治癒のために適量の睡眠が果たす重要な役割を貴重であると認識することがその後できるようになりました。自分は適量の睡眠が必要だということからは無関係だと思っていました。以前私は一晩に6時間以下の睡眠が習慣でしたし、この寝方でやっていけるはずだと思っていました。しかし、その後ほとんどの成人は現実的に毎晩およそ8時間睡眠が必要であることを実感しました。

読んでいる間や会議中に眠り込むのと同じく、日中よく欠伸が出るのは睡眠障害を受けていることの最大の赤信号です。起床のために目覚まし時計が必要で、疲れてグロッキーな感じがしていれば、早寝する必要がありそうです(またはより休息できる睡眠を取る)。睡眠中無呼吸に苦しんでいる人なら、持続的気道陽圧法(CPAP)を省略し、口腔筋膜療法士の診療を受けることをむしろ検討してください。さらに詳しくは、私が行ったジョイ・メラーさんとのインタビューをご参照ください。

次にすべきこと

以上にご説明した原則を適用すれば健康の問題のうち 80 % 以上は解決される可能性が高いです。私が取り上げていないことでまだ疑問点をお持ちなら、このウェブサイトのどのページの上にもある検索欄からお探しください。このサイトには 18 年の記事の蓄積があり、今お持ちの懸念事項について私が以前取り上げた可能性は高いです。

それでもまだ疑問点があれば、自然療法士を見つけるようお勧めします。優秀な方がおられます。ソーシャル・ネットワーキングの利用はとてもよい戦略ですし、地元のヘルスフード店に行き、地元で誰が最も優れる自然療法士かについて同じ見解に至るのもよい方法です。

私は以前世界中からの患者さんを診ていたことがあり、危険な薬や手術なく、健康の問題を通常は解決でき、その結果今日健康でいられることにいかに患者さんが喜び、感謝していただいたかを直に知っています。常に肯定的姿勢を維持すること、自然な解決策を見つけようと取り組めば見つかることを把握することが基本的に重要です。単に時間の問題です。ご自分とご家族の健康を自分の掌中で管理する力を持つよう常に心掛けましょう。

+ 出典および参考資料