感染を防ぐ効果的な手洗い

効果的な手洗い

早分かり -

  • 手を効果的に洗うには、普通の石鹸と流水を使い、手首の上まで少なくとも20秒洗い、指先や指の間も洗いましょう
  • 熱風ハンドドライヤーや冷たいタオルではなく、畳んだペーパータオルでよく吸収させます
  • 手洗いでウィルスや細菌の拡散を防止でき、これで抗生物質耐性の蔓延を遅くできます
  • しかし手の洗いすぎは皮膚を損傷し、皮膚にひび割れができ、ばい菌が侵入します
  • 加工食品や糖分を避けて免疫力を高め、ビタミンやミネラルが豊富な物を食べ、腸内フローラを支え、質のよい睡眠をとりましょう
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Dr. Mercolaより

薬が効かない感染症が増大するなか、新型コロナウィルスCOVID-19は急速に蔓延しており、人々はこの問題が悪化する行動をしている可能性が高いことを研究が実証しました。ウィルス感染の治癒法はなくCOVID-19は複雑なウィルスなので伝染病を防止するのが最適な方法です。

しかし、予防のカギはよい対策をすることです。安全な製品を使い正しく手を洗うのが主な方法のひとつです。残念ながら、抗菌石鹸やハンドサニタイザーなら安全かつ正しく効果を上げるという誤った考えの人がいまだに多いです。FDAでさえ抗菌石鹸の効果が実証されたことはなく、健康によくないことを認めています。

ある研究の執筆者らは院内従事者の手の衛生遵守度は、70%から72%であることを示しました。つまり医療従事者の少なくとも28%が安全な手洗い方法を行っていません。

しかし、正しい手の洗い方は患者どうしが近距離の院内では特に重要です。特に重症患者は院内リスクを受けやすいです。ある研究の結果は患者の手洗い要綱を応用したら、感染率が低下したことを示しています。

手洗いで身の回りを汚染しうる有害な細菌を滅菌できます。感染の蔓延を止め、鼻や口、目に触っても体内にばい菌が侵入する確率も下がります。

正しい手の洗い方を身に着ければ下痢になる率が23%減り、呼吸器感染率を最大21%削減できます。

すぐにできる病気の予防方法 — 正しい手の洗い方

過去十年間、耐性細菌が急増しており、危機に至りました。抗生物質の大量使用、濫用が自然な成り行きと考えられるプロセスを加速しました。

抗生物質耐性で淋病、結核、さらにCOVID-19の二次感染症である肺炎などの病気が治りにくくなりました。世界保健機関は抗生物質耐性は、世界的健康や食料問題、開発のために最大の脅威になったとしています。誰にも関わっており、医療費や死亡率が増加します。

しかし、単に手洗いだけで感染リスクが下がります。米軍部で行われた独特な研究では、海軍が新規採用兵の呼吸器疾患罹患率を評価しました。2000年代初期までに呼吸器疾患が欠勤の最大の原因になっていたからです。

かつて軍部は紫外線、ワクチン、消毒蒸気で欠勤時間を減らそうとしていました。この研究で採用兵に一日5回手を洗い、訓練指揮官は手洗いの重要性について毎月研修を受けました。

二年後にはこの計画実施前の採用兵より呼吸器疾患率が45%減りました。手洗いという簡単な方法だけで呼吸器疾患になる新採用兵の人数が半減しました。

近年のニュースでは、複数の研究を検討したところ手洗いで呼吸器疾患リスクがほぼ54%減ることを伝えていましたが、ニュースエージェンシーはいずれも情報源を明かしていません。2019年のある研究によると、実施度はあまりよく把握されていません:

「合計6,000人を対象にした以前の効果判定研究は衛生習慣の重点的変化による呼吸器疾患への効果が小さいとしてきたが、大規模な衛生促進計画の実施による呼吸器疾患への効果はいまだ不明である。」

その執筆者らはその理由をこう説明しています:

「手洗い習慣を正確に評価するのは困難である。訓練された人員による手洗いの直接観察は人材の無駄使いになり、見られていると手洗い方が変わるので偏りがある。

指定洗面所に設置した石鹸と水道など低費用で可能な措置による手洗い方法の評価は代替的に可能であり、特定の設定では呼吸器疾患率が下がったが、他の設定ではそうならなかった。」

結局は手を注意して洗うのが呼吸器疾患を含む感染症予防対策になることは研究から明らかです。最適なのはCDCのアドバイスを参考にし、日常から規則的に手を洗うことです。

手順:効果的な手の洗い方

手洗いの効果を最大限に得るにはこの短編動画にあるように効果的に、正しく洗うことが必要です。これは自明のことでしょう! しかし、米国農務省のある研究は消費者が日常97%は手を正しく洗っていないことを特定しました。

逆に見れば3%のみ正しい手洗いをしており、細菌やウィルスの拡散を防止していたことになります。以下のタイミングが手洗いが特に意義あるときです:

手の汚れがはっきりわかる

外出から戻って室内に入ったとき

風邪やインフルエンザの流行期

食前

せきしたりくしゃみした後

病人の見舞いや世話の前後

子供と遊んだり子供のおもちゃを取り扱った後

ゴミの処理、電話機の使用、握手の後

ペット、動物の廃棄物、ペットフーズやおやつに触った後

トイレへ行った後やおむつを替えた後

食品の取り扱い前後、特に、生卵、肉、海産物、鶏食品に注意

買い物や学校、モール、教会から帰宅したとき

効果がある手洗いは少なくとも20秒洗うことで、普通の石鹸と流水で手のすべての箇所を洗い、正しく乾かすことです。以下の方法で手を洗いましょう:

お湯を流しながら刺激の少ない石鹸を使います。抗菌石鹸は使用しなほうがよいです。米国のFDA(食品医薬品局)は「市販(OTC)抗菌石鹸のほうが普通の固形石鹼と水で手を洗うより病気の予防に効果があることを実証した科学研究はあまりない。

これまで抗菌石鹸を使用するメリットが証明されたことはない。さらに、こうした製品を長期に使用することにより健康によくない疑いがある」としています。

最初に手を濡らし、石鹸を付け、よく洗い手首まで洗っていき、少なくとも20秒間手をもんでください(ほとんどの人は約6秒間しか洗っていない)。この時間を見当づけるのによい歌「ハッピーバースデー」を2回歌うとちょうどよいです。

手の甲や手首、指間の、爪の隙間も含めすべての表面を泡で覆う。指先は指と指を当て両手を前後に擦って洗う。こうすると指先に摩擦が発生します。次に指先を手の平でスクラブ、指の先端をきれいにする。

流水で十分にすすぐ。

ペーパータオルで手を完全に乾かすのが理想です。自宅で家族の誰かが病気であればばい菌の拡散を防止するため、さらにペーパータオルでドアのノブを持って開け閉めしましょう。公共の洗面所でもこのことを規則的に行ってください。

手の乾かし方も重要

次に手の乾かし方す。間違った手段でばい菌が堆積するのでは、自分が思うより保護されません。ある研究で研究者らは公共トイレにある熱風ハンドドライヤーがいかに細菌をまき散らすかを証明しまいたが、このことは同じ事実を特定した以前の研究でも実証されていました。

熱風ハンドドライヤー内部の暖かい湿った空気が細菌やばい菌が増える最適な環境になります。コネチカット州の研究者らはハンドドライヤーの吸気が細菌を寄せ付け、内部にコロニーが増殖し、手を乾かすためオンにすると撒き散らされると想定しています。その研究チームの結論:

「潜在的に病原性がある細菌胞子を含む細菌が部屋から部屋を移り、ハンドドライヤーに細菌や胞子が堆積するのが、もしこうした病原体があれば胞子も含む感染性細菌拡散の考えうるメカニズムである。」

トイレのタオルも使うたびに細菌が表面に移るので最適とは言えません。暖かく蒸気に満ちた浴室は細菌その他の微生物が栄える最適な環境です。タオルを台所や浴室に掛けておくなら、二日おきに洗ったほうがよいと専門家は勧めます。

このためペーパータオルが最適な衛生によい方法ですが環境負荷が高いことは確かです。世界のペーパータオル市場は年間$120億でこのうちアメリカ合衆国が$57億を占めます。

オレゴン州のジョー・スミスさんがTED Talk (下記リンク先参照)で説明しているような方策はあります。この方のシステマチックな方法だと手を乾かすのに使うペーパータオルの量を減らせます。

この方法は二点からなります。まず手を振ってできるだけ水を切ります。次にタオルを隙間が多くなるように畳んで吸収性を増すと同時にタオルの使用部分を少なくします。

手の洗いすぎは有害

皮膚のバリアを損傷しないように、手の衛生維持と擦りすぎのバランスを維持するのが重要です。当然病原菌と接触しないようにすることは重要ですが、暴露を防止すrことはできます。

衛生がよくないと最適な健康を得られませんが、手の洗いすぎは皮膚を炎症させ、保護皮脂がなくなってしまいます。このため皮膚がひび割れ、出血させするうえ、問題につながることもあります。

手のモイスチャライザーとしてココナッツオイルを検討するとよいでしょう。ココナッツオイルの脂肪の40%を占めるラウリン酸は抗菌性、抗微生物性、抗ウィルス性があります。ココナッツオイルはこのほかにも健康や自宅のためになるメリットがあります。

免疫力の第一線は腸内

手洗いは病気蔓延の防止に欠かせませんが、COVID-19やその他のウィルス、細菌による病気を防ぐための第一線は強力な免疫系です。

免疫系を強くして病原体に負けず慢性病リスクを下げる強い基盤を作る方法はいくつかあります。まず糖分や加工食品を食べない。

栄養 — 脂身のない肉や、骨スープ、魚、玉子、ナッツ、種子に含まれるタンパク質を適度に摂れば組織修復を助け、感染と闘うのを助けます。チャガティーの抗酸化物質は、マクロファージキラー細胞の効率を高める化合物ベータDグルカンが豊富なので免疫力を高めます。

ビタミンやミネラル — ビタミンK1、K2、亜鉛、セレニウム、ケルセチン、ビタミンB群が豊富な食品は免疫系を強くします。ビタミンDは特に重要で、草で育った生乳、天然捕獲アラスカサーモン、放し飼いの有機玉子にも少量ですが含まれます。ビタミンD濃度を最適化するためにもっともよい方法は、食事ではなく、適度に日光を浴びることです。

ビタミンCが豊富な食品には緑葉野菜、ピーマン、ブロッコリ、柑橘類があります。ビタミンAは感染リスクを下げ、傷が速く治ります。ビタミンAが豊富な食品にはさつまいも、濃緑葉野菜、ニンジン、かぼちゃ、野生捕獲したアラスカ鮭、有機の放し飼い鶏卵草で育ったビーフが挙げられます。

腸内フローラを強くする — 多種多様なプロバイオティク細菌を腸内に増やす簡単で最速なのは発酵野菜です。その他メリットが高い発酵食品には納豆、きむち、ピクルス、ザウアークラウト、草で育った牛乳で作った生ヨーグルトが挙げられます。

たいていの市販品にある糖添加ヨーグルを避けましょう。繊維質が豊富な食品も腸の運動を促して効果があり、便通がよくなります。

睡眠 — 睡眠不足は免疫系を直撃し、ウィルスや細菌を含む環境からの脅威に負けやすくなります。通常一晩に6時間も寝ないと、心理的および肉体的影響のリスクが増大します。よい睡眠を取るために、私の記事「毎日の睡眠を最適化する33の最適なヒント」をご参照ください。