Dr. Mercolaより
COVID-19の症状には発熱や咳、息切れがあります。CDCは高齢者や病人では重篤な合併症リスクが高いと警告しています。
現在の情報に基づく限り、健常な妊婦は基礎疾患のない健常人とリスクは変わらないと考えられています。このウィルスは、妊婦に感染しやすく重症を起こしやすい他のコロナウィルスやインフルエンザとは異なります。
妊娠末期に重症のCOVID-19に罹ると、「分娩時期や経路」に影響しうることがデータからわかっています。イギリス政府は妊婦を罹患しやすい脆弱者に含めましたが、Harvard Healthによると妊婦の方がリスクが高いという明白な根拠のない宣言にすぎません。
COVID-19感染は主に感染者のくしゃみや咳、会話中の呼気に混ざった飛沫を通して直接人から人に移ります。このため専門家は他者と約1.8mの距離を保つように勧めます。無症状の人がウィルスを移すこともありえます。
世界的流行病は妊娠していたり赤ちゃんの健康を保護しているときは複雑になる多くの疑問を投げかけます。多くの予定を保留できても、出産予定は変更できません。感染からどんな影響が妊娠に出るかを専門家が把握できないほどまだ情報が新しいですが、医者は高リスクの妊娠には懸念があることを確かに把握しています。
これには心臓病や高血圧、糖尿病、肺障害など基礎的疾患のある妊婦が挙げられます。妊娠すると肺への負荷が高まり、呼吸器系の基礎疾患がある女性のほうが感染や重症の疾患リスクが高いです。
こうした疾患には肺病、喘息、慢性心臓病があります。こうした疾患がある方は、健康な赤ちゃんを出産するために出産までのケアが大切です。そのほか、専門家によるとCOVID-19の世界的流行期間中は、リスクが高くない限り、妊娠してからどの四半期かによっては遠隔診療が最適かもしれないと勧めます。
しかし、超音波診断、心拍数や呼吸率、血圧測定の評価が必要なら診察を受けに行く必要があります。エリザベス・ザヅィールスキシナイ病院産婦人科部長は、妊娠第24週以降は医師の診察を受けに行くことを進めています。この時期までに潜在的な異常がないかを見極める必要があります。初診の場合は診察を受けるに行かざるを得ません。
出血や胎児の動き減少など変化があったり早産の兆候を感じたら、医師に相談しましょう。母体から胎児にコロナウィルスが移るかについて見極められるほどじゅうぶんな根拠がまだありません。しかし、WHOによれば「今までのところではウィルスは羊水や母乳から検出されたことはない」そうです。
研究者らは80%のCOVID-19患者は軽症または無症状であると考えています。この事実はインフルエンザ患者の大部分が無症状だったイギリスのインフルエンザ研究と同じです。
つまり健康に見える人でも注意を要します。この予防のための重要な第一歩は、少なくとも20秒間石鹸と水で手をよく洗うことです。真に効果的な手の洗い方は「The Impact of Effective Hand-Washing Against Infection」(効果的な手を洗い感染症にインパクト)をご参照ください:
手洗いに加え、顔を触らないこと。ウィルスは指から鼻、目、口に移りやすいです。顔が痒いときはティッシュでなでましょう。自宅や職場で表面を掃除して消毒しましょう。これにはお盆、照明のスイッチ、ドアのハンドル、電話機、トイレ、蛇口、台の表面が挙げられます。
当初、保健関連の世界的リーダーは「マスクは誤った安全感覚を生み、かえってリスクが高まる可能性があり、口と鼻を覆ってもウィルスは目から侵入する」としてマスク着用に反対していました。しかし、最近CDCがそのガイドラインを変えました。
「CDCは特に、コミュニティーで伝染しやすい場所で人との距離をおきにくい(食料品や薬局など)公共の場では布で顔面を覆うように勧めます。」
WHOはマスクをすれば感染者がウィルスを広めにくくなるが、これだけで感染を予防できないとしています。コロナウィルスを持つ人はマスクをして自己検疫し、感染を広めないようにすることを注意しており、患者を看護する人が病室にいる場合マスクをかけるべきであると勧めています。
妊娠中のサプリメントや薬はよく把握されていないか文書化されているとは限らない胎児への影響があります。このため、出産前のビタミン剤などよく研究されていないものについては避けるべきです。一般に普及している薬でさえ長期的な影響があります。
例えば、市販のアセタミノフェン(一般名ティレノールとして売られている)が自閉症リスクを倍増させ、注意欠陥障害のリスクを高めます。食物には胎児も暴露されるので、COVID-19などの感染症に対する唯一の真の防御は強い免疫系でしかないので、食品からできる限り栄養を得るようにしましょう。
言い換えると駄物や加工食品を止め、自然食品を食べましょう。腸内細菌叢は代謝と健康の基幹的な部分を占めます。妊娠中にはその機能や組成が期間中に変化し続けており、妊娠の結果に影響します。
健康的な妊娠を支持する栄養価の高い食品数例は有機栽培した非GMOアボカドやブロッコリ、野生アラスカサーモン、ベリー類や卵が挙げられます。町内フローラがアンバランスに陥っている兆候には便秘、下痢、ガス、鼓脹、消化不良があります。
こうした異常の処置に薬を使わず、自然食品を食べて腸内フローラのバランスを取り戻しましょう。これには腸によい善玉菌が豊富な発酵野菜や骨汁、チアシード、有機サイリウム等の高品質繊維食品が挙げられます。
妊娠中に健康なビタミンD濃度を維持することは最も大切です。あるコクラン共同計画では、ビタミンDサプリメントが子癇前症、新生児体重不足、早産のリスクを下げることを特定しました。
ビタミンDが直接感染症と戦うのではなく、健康な免疫系のために必須なのです。文献に関するあるレビューで科学者らはビタミンDがインフルエンザやCOVID-19を含む上部呼吸器感染リスクを下げるために機能することを特定しました。
医者の監督下で必要なサプリメントの用量は、検査によってしか特定できないので、ビタミンD濃度を主治医に妊娠中と授乳中定期検査してもらいましょう。最適な健康のためには適度に日光浴して50 ng/mL以上を維持するよう心がけましょう。
最近私がお伝えしたように、ビタミンCはCOVID-19感染処置のためその米国の震源地であるニューヨークで大量投与されています。大用量を投与された患者はこのビタミンをもらわなかった患者より際立ってよく回復しました。ビタミンCは大量投与すると強力な酸化剤になります。
この作用により病原体が壊滅されます。さらに、安価であり、Covid-19で死亡した患者の一要因である敗血症の治療に対して現在調査中です。
しかし、大量投与は治療のためであり、予防のために利用すべきではありません。健康を守るには、ピーマンやキィウィ、苺、ブロッコリ、トマト、サヤエンドウなどビタミンCが豊富な食品を選びましょう。
出産間近になるとウィルスの新生児への感染や感染した場合の授乳管理についていくつか疑問が生じるでしょう。これまでCOVID-19に感染した妊婦の研究はなく、症例報告のみあります。
感染が確認された女性47人のうち二件の症例で新生児に感染していませんでした。その他二例は新生児の抗体が増加いていましたが感染していませんでした。
妊婦33人を調べた5つ目のレビューで医者らは新生児3人が感染していたが無症状なことを特定しました。感染していない新生児の方が多いのはよい知らせですけれども、感染を減らすための戦略を実践するのは大切です。
Harvard Healthによると、このウィルスに関して陽性であっても、現在このウィルスが母乳に存在していることを示したデータがありません。したがって、母乳から乳児に感染するはずはありません。しかし、呼吸管からの飛沫で拡散するので、母親は赤ちゃんを抱きあげるときまず手を洗い、マスクをして赤ちゃんが暴露されないようにしましょう。
母乳の供給を維持するために母乳絞りを使うならば専用ポンプを使い、使用のたびに正しい洗浄方法の説明書に従いましょう。母乳と手と接触するすべての部品を洗いましょう。手を洗ってからポンプやボトル、システムの部品に触り、その後搾乳しましょう。
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