コロナウィルスを紫外線で殺せるか?

紫外線でコロナウィルスを殺せるか

早分かり -

  • UV光はかつてクロストリジウム・ディフィシル、結核、インフルエンザ、エボラ熱の伝染を止めました
  • UV光はSARSやCOVID-19と同類のMERSウィルスを不活性化しました
  • 薬とは異なり、UV光は変異した耐性のあるウィルスでも殺せます
  • COVID-19が勃発して以来UV除染機器が急激によく売れています
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Dr. Mercolaより

コロナウィルスパンデミックの間在宅勤務したりその他孤立している多くの人は何かよい方法を求めています。COVID-19と名付けられた新型コロナウィルスの蔓延に対して確かによい知らせがあります。

UV(紫外線)光でこのパンデミックを抑止できます。UV光は通常、医療施設や排水処理場、食品加工で使われています。今やCOVID-19が蔓延するにつれ、従来型のUV光や同種のランプの変種に対する病院や医療施設からの需要が増加しています。Crunchbase Newsによると:

「UV光で消毒する新会社はこの勃発以来、売上が急増しており、需要に追いつくよう頑張っています。UV光で電話機その他の物を消毒するための装置を製造しているPhoneSoapは、先週中に対前年同期比売上増10倍を記録しました。

1月中旬頃、PhoneSoapの執行役員は、自社のウェブサイトでもAmazonでも海外からの売上が突然伸び始めたことに気づきました。実際には、米国政府高官や米国疾病管理予防センターがこの勃発や国にとっての脅威に関してよく伝えるようになってから、売上が急増し始めました。」

PhoneSoap以外の新会社でもUV製品の売上が急増していると、Crunchbaseが次のように報じています:

「本拠トロント、資本金約200万ドルのCleanSlate UVは、UV光で物品を消毒する装置のメーカーです。病院では通常、CleanSlate UVで聴診器やバッジ、電話機などを滅菌しており、来院者は自分たちの電話機にこれを使用しています。」

PhoneSoapとCleanSlate UVCOVID-19へのUV光の効果は実証待ちですが、CleanSlate UVのテイラー・マンCEOがこう説明しています:

「UV光は以前のコロナウィルス菌種に効果があったことは把握しており…この特定菌種にどの程度効果があるかはまだ把握していません。」

CleanSlate UVは現在米国とカナダの病院80件に販売しており、その他オーストラリアや香港、ヨーロッパの病院向けに輸出しています。

UV光の効果は科学的裏付けがある

病原体の滅菌や除染にUV光は以前から使用されてきました。100年以上前、1903年にニールズ・リバーグ・フィンセンは尋常性狼瘡などの治療に収束光照射が効くことを発見し、「医学に新たな道を」開いた業績によりノーベル医学賞を受けました。

UV光は空気感染症に対してよく利用されています。2018年、Scientific Reportsに掲載された研究によると:

「空気感染症は世界の公衆衛生にとり主な課題の一つである。一般的なものには季節性とパンデミック両者のインフルエンザ、多くの薬に耐性が増えている結核などの細菌性空気感染症が挙げられる。

空気感染症の伝染を予防する直接的手段は、それを引き起こす気中の病原体を不活性化することで、実際に紫外線(UV)の気中抗菌作用はかつてから確立している。

滅菌力があるUV光はさまざまな菌種のウィルスだけではなく、薬が効く細菌や薬耐性がある細菌にも効果がある。」

The New York Timesによると、病院はクロストリジウム・ディフィシルなどの危険な伝染病入院患者の病室をUV光で除染しています。2014年にエボラ熱が勃発したとき、ネブラスカ大学病院はUV光で滅菌に成功したと、Timesが報じています。

同センターは大型UVランプの「3分から5分点灯」で同センターの医療セキュリティトレーニング・教育担当のジョン・ロウ補佐役副所長がTimesで説明しています。「この光線が当たる場所はすべて滅菌できる。」

マサチューセッツ大学記念病院院内感染対策担当のリチャード・エリソン医師もUV光の効果を認めます。「研究からこの種の清掃法に効果があることはわかっています」と同氏。

UV光は同類のコロナウィルスも殺す

SARS (重症急性呼吸器症候群)は2003年にアジアで発生したコロナウィルスによる動物性呼吸器病です。このウィルスは2004年までにほぼ無くなりましたが、2012年にサウジアラビアでMERS (中東呼吸器症候群コロナウィルス)が発生した。COVID-19はSARSやMERSと類似すると、Science Dailyが説明しています。

科学研究からUV光がMERSに効くことは実証済みです。Transfusion誌に掲載された研究によると、二種類のUV光装置を使用して血小板や血漿内のMERS感染率、さらにエボラ熱ウィルスの感染率が削減されました。エボラ熱はアフリカで初めて報告された稀な、致死性になることがときどきある病気です。

Transfusion Medicineに掲載された、UV光でヒト血小板濃縮物によるMERSコロナウィルス(MERS-CoV)の感染を削減しるかを調べたある研究も、光活性DNAとRNA架橋結合剤アモトサレンと組み合わせても効果があることを特定しました。

「スパイク型血小板単位においてMERS-CoVはアモトサレン/UVA光による処置では、平均対数比4·48±0·3で削減した。Vero E6で不活性化させたサンプルを培養し、9日間3代処理後もウィルスは複製しなかった。ウィルスゲノムに作用する…

アモトサレンとUVA光によるMERS-CoVでスパイク処理した血小板濃縮液は効果的にMERS-CoV感染力を全滅(>4 logs)したので、輸血が原因のMERS-CoV伝染を防止する。」

UV光滅菌の新たな利用法

病院は室内や機器の除染にUV光で効果が上がるが、手作業では必要な壊滅効果がないことを把握しています。このためUV滅菌ロボットの利用が研究中です。Interesting Engineeringによると:

「清潔で安全な医療環境の維持は最優先すべきであり、衛生維持方法はとても進歩したが、まだ大きく改善しうる。CDCによると、先端滅菌処理法によってさえ一日に25人の入院患者は少なくとも一回は院内感染している。

現在の手作業による除染法は細菌には無効だが、この闘いに負けてはいない。効果が高いUV滅菌ロボットの使用など感染防止技術により、高度に清潔な病院施設や救急処置施設に新たな時代がやって来る…

ロボットは迅速で高効率、人間の作業より滅菌効果がある。ロボットが動き回ると人力ではよく見逃される箇所、多くの有害な微生物が潜む陰になった場所を滅菌できる。」

COVID-19は院外でも蔓延するので、航空会社もUV光滅菌を模索しています。Boeingは毎回使用後にUV光で3分以内にすべての表面を99.99%滅菌する自動クリーニングトイレを開発中です。このトイレは手で操作する箇所もありません。Travel and Lesiureによると:

「『UV光は微生物を字義通り破裂させて破壊する』と、Boeing Research & Technologyのエンジニア、ジェイミー・チルドレス氏がある声明で言っています。Boeingはこの種の光線は人間に無害だが、トイレに誰もいずドアが閉まっているときのみ作動するように設計されていると述べている。」

UV滅菌のその他の優位性

病原体を殺しにくいのは、変異して耐性ができることで、開発した抗ウィルス薬や抗生物質が効かなくなることです。UV光滅菌ならこの不利が無いと、あるUV機器メーカーが言います。Clean Technicaによると、2018年にScientific Reportsに掲載された研究によると:

「UVC研究のもう一つの優位性は、普通の薬が効かくなった細菌にも効果があり、病原体に耐性ができる規模は限られているので紫外線に耐性ができることはまずありえない。」

ウィルス壊滅の目標は、ウィルスの複製を止めることです。Digital Trendsにこう報じられています:

「ウィルスは単独では複製できず、DNAやRNAなどの遺伝子形質が必要である。細胞に結合し、DNAを注入して複製する…

UV光は[ウィルスの]チミン基を融合させ、DNAシーケンスを縮減し、この構造体にレンチを投げ込むようなものである。DNAシーケンスに異常が発生すると複製できなくなる。UV光はウィルスの複製機能をこのようにして無効にする。」

UV光は屋外で使用されるものを中心とした現在使用されている消毒剤からの大幅な改善点です。Worldwideによると、COVID-19に対して一般的に使用されている屋外消毒液は家庭用漂白剤と同じ次亜塩素酸ナトリウムの希釈液です。これには不利な点があります。Science誌にこう説明されています:

「屋外のコロナウィルスを漂白剤が破壊できるか不明であり、たとえ殺すとしても、気中のウィルスを殺すかは不明である。紫外線(UV)光が当たると漂白剤は分解される。ここでもまた、[フアン・]レオン[エモリ大学環境衛生科学者]はUV光がコロナウィルスも破壊するとしている…

レオン研究室の院生ジュリア・シリバ・ソボリク氏は普及している漂白剤で熱心に消毒しても不利であると言う。『漂白剤は粘膜に炎症を起こす』とソボリク氏は言う。すなわち、撒かれた消毒液に人間が接触すると、特に噴霧作業員は特に呼吸器の障害など健康へのリスクが高い。

ソボリク氏は、2019年10月号JAMA Network Openに、表面消毒に頻繁に消毒液を使用してる看護師は慢性的閉塞性肺病リスクが高いと言う。2017年のある研究は消毒液との接触が成人の喘息リスクを高めることがドイツで確認された。」

UV光は個人用保護具に有用

第一線の医療スタッフ用個人用保護具(PPE)はCOVID-19パンデミックの間多くの所で不足してきました。The New York Timesによると、ネブラスカ大学病院の医療職員用マスクは現在UV光で除染して再使用しています。

「選択があまりない中で最善な方法を行っている」と、同病院のマーク・ラップ感染病主任が言っている。マスクで医療従事者はまだ保護されると同氏は確信している。『UV照射による滅菌でウィルスを不活性化しうることはデータが如実に示している』『また、呼吸装置を破損しないことも明らか』と同氏は言う。

その他の病院もUV光でマスクを処理していると、Timesが報じています。何年も前に私は大学に通っていた頃、UV光の効果を直に体験しました。私は以前、つま先の爪が黄色く変色するのが特徴の爪真菌症に感染しました。

この感染症はよくありますが、リスクが高い強力な経口抗真菌薬でも治りにくいです。私の場合、きついランニングや最適な食生活をしていなかったことがおそらくこの病気につながりました。

薬で治らなかったのがつま先を毎日日光に当てたら感染症が消えました。UV光は非常に強力な滅菌効果があるので日光でこの感染症が治ったことはまったくうなづけます。

工業用には日光に当てるだけでは効果がなく、UVランプが必要です。インディアナ大学ブルーミングトン公衆衛生校でUV滅菌法を研究したション・ギブズ氏が「紫外線は伝染を阻止するために実に効果的」と言っています。UV光でCOVID-19と闘えるとよいです。