お使いのコラーゲンはCAFO(密閉式給餌経営)産のものでしょうか?

お使いのコラーゲンはCAFO(密閉式給餌経営)産のものでしょうか?

早分かり -

  • 非有機の多くのコラーゲンサプリメントは工場飼育家畜に関連する汚染物質を含みますが、有機製品でもウシ属(牛)の皮革製のものは品質に懸念があります
  • 身体に欠かせないコラーゲンを摂る最適な方法は鶏の足か牛の骨で骨汁を作ることです。汁が冷めると表面にできるゼラチンはコラーゲンの最も豊富な部分です
  • コラーゲンは元気のない皺があるだらっとした皮膚や乾いた脆い髪や爪を予防するように作用し、これらの現象はすべてコラーゲン不足による老化の印です
  • コラーゲンには睡眠の改善、骨の強化、関節痛や凝りの緩和、筋肉がつきやすくなることや、怪我が治りやすくなったり、結合組織の修復、腸の健康、消化改善、血圧改善、グルコース耐性の改善など他のメリットもあります
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Dr. Mercolaより

コラーゲンは体内タンパク質の25%から30%を占め、皮膚の乾燥重量にしてタンパク質の70%から80%を占めます。コラーゲンは全身の結合組織に特に存在し、コラーゲン サプリメントは多くの負傷を治すために貴重な手段となっています。

身体に欠かせないコラーゲンを摂る最適な方法は鶏の足か牛の骨で骨汁を作ることです。汁が冷めると上にできるゼラチンはコラーゲンの最も豊富な部分です。(コラーゲンとゼラチンの違いは、コラーゲンが原料で、ゼラチンはコラーゲンを煮るとできます。)

しかしたいていの人はコラーゲン サプリメントのほうを好みますが、いくつもの課題があります。多くの非有機製品には想像がつくように、工場飼育家畜に関連する汚染物質を含みますが、有機製品でもウシ属(牛)の皮革製のものは品質に懸念があります。

確かに有機的に飼育した牛の皮が原料なのでしょうが、原料皮革は皮なめし業界の廃棄物であることに変わりはなく、結局は、いったい製品がどこまで「有機」なのか疑わしくなるほど苛酷な加工処理を経たものです。

非有機コラーゲン製品はほぼ間違いなくCAFO発

もう一つの問題は汚染です。例えばConsumerLabが11品目の人気コラーゲン製品を検査した結果、一つが重金属カドミウムで汚染されており、このラボが使用を許可しませんでした。

別のケースではある会社がコラーゲンプロテインの一口製品やバーがリステリア菌で汚染されているためリコールを開始したことをFDAが発表しました。2018年には一部の人のアレルゲンである牛乳による汚染があるため別のリコールが発表されました。

コラーゲンは確かに特定の健康の異常には役立つことにたいていの人は賛成でしょうが、真の懸念は選ぶ製品が安全であることをいかに確実にするかであると、WebMDでミシガン大学医療センターのマーク・モヤド医師が述べています:

「この点で最大の要点は安全性であると思います。原料によくすりつぶした魚や鶏、豚、牛の一部が使われますが、こうした部分が汚染物質や重金属を保持するスポンジとして機能します。」

このような汚染物質によるものと思われる健康への懸念以外にも、CAFO製品は問題が多く、他の理由からも回避するのが最適です。重要な点は、CAFO経営は抗生物質耐性を加速しており、重大な環境汚染を悪化させていることです。

牛や鶏が原料の非有機コラーゲンサプリメントは,]ほぼ間違いなくCAFOの廃棄物製であり、一切CAFO食品を避けることにするなら、こうしたサプリメントも避け、米国農務省(USDA)認証の有機コラーゲンサプリメントを選ぶことを忘れないでください。

この場合でも牛皮が原料のコラーゲンは避けましょう。高品質コラーゲンを求めて私の研究チームは多くの皮なめし工場を訪ね、コラーゲン製造に使用いている皮革の調達先をこの目で確認した結果、多くの生産面での課題があることがわかりました。結局私のところでは牛皮原料のコラーゲンを調達しないことにしました。

皮革系コラーゲンは皮革業界の副産物

生の剥がしたての皮が大型パレットに積まれて皮なめし工場に入荷すると、処理されるまで何週間もそのまま腐っていきます。たとえ塩で処理してあっても、完全に保存されておらず、悪臭はたまったものではありません。皮なめし工程自体は通常の場合酸浴し、硫酸やクロム塩など反応性が極めて高い化学薬品で処理されます。

傷や欠陥のある皮革は処理後に廃棄され、この廃品が牛系の皮を原料とするコラーゲンサプリメントに投入されています。すでに処理されたごみがさらに処理され、皮を溶解し、コラーゲンペプチドを抽出します。

このため間違いなく元の生の皮は有機で育った草を食べた牛でしょうが、薬品処理工程をすべて通過したら最終製品はいったいどこまで有機なのでしょうか?

私の視点からは、たとえ有機コラーゲン製品であっても牛の皮由来であれば、こうした理由により品質に問題があるおそれがあります。有機の鶏から作られるコラーゲン製品や草で育った牛の骨の汁(通常は脱水骨汁)のほうが安全だと思います。明らかに最適なコラーゲンの摂取源は草で育った牛の骨や有機鶏の足から取った自家製の骨スープです。

コラーゲンの多くのメリット

仮に高品質のコラーゲン原料から得たものを摂り込むとして、健康にどんなメリットがあるのでしょうか? 私の以前の記事「コラーゲンを増やして皮膚を改善」で詳しく説明したように、コラーゲンは元気のない皺があるだらっとした皮膚や、乾いた脆い髪や爪を予防するように作用し、これらの現象はすべてコラーゲン不足による老化の兆候です。しかし、その価値は単なる外見だけのものとは大きく異なります。以下にその他のコラーゲン サプリメントで得られる健康的メリットを挙げます:

グリシン成分により睡眠が深くなり、セロトニン分泌が増える

関節リウマチ痛を含む、関節痛や凝りの緩和

筋肉が付きやすくなる

怪我が治りやすくなったり結合組織の修復 (すなわち運動後の回復も早くなる)。身体はコラーゲンをストレスが掛かった部位に選択的に運ぶからです

グリシンによる効果として腸の健康と消化の改善

血圧を下げ、心臓血管の損傷を軽減する

グルコース耐性の改善

骨を強くする

コラーゲンの効能の一部はコラーゲンに含まれるグリシンにもよると考えられます。グリシンはコラーゲンの成分である主な三種類のアミノ酸の一つです。

グリシン(とコラーゲン、グリシンの原料として)はニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADPH)の消耗を防止し、その結果炎症や酸化的損傷を軽減します。

NADPHは抗酸化物質が酸化された後復旧させるための電子の還元性貯蔵物質として利用されます。NADPHは体内でステロイドホルモンや脂肪ができるためにも必要です。

NADPHについての記事で以前ご説明したように、グリシンサプリメントはメタボリックシンドローム、糖尿病の合併症、心臓肥大、アルコール性及び非アルコール性肝臓障害の予防や治療に効能があります。

サプリメント無しでコラーゲンを増やす

市販のコラーゲン サプリメントなら必要なコラーゲンを得るために最も簡単かもしれませんが、最適な方法ではありません。サプリメントの他にも方法はあります。実際には、コラーゲンのために必要な前駆物質と構成要素を摂る限り、コラーゲンサプリメントは不要です。以下に、サプリメントを摂らずにコラーゲンを増やす方法を挙げます:

有機の放し飼いの鶏や草で育てと殺した牛の骨や軟骨から自宅で作る骨汁。鶏のかぎつめは特にコラーゲンが豊富なので、鶏の足はだし汁を作るのに最適です。

低エネルギーレーザー光療法はコラーゲン生成を活発にし、これにより皺が減り、皮膚の弾性がよくなります。

抗酸化物質レチノール(ビタミンA1)はコラーゲンの耐用期間を延ばし、コラーゲン分解酵素を阻害します。食物としては牛や羊のレバー、鱈の肝油、ニシン、サバ、野生捕獲したアラスカ鮭が挙げられます。

朝鮮人参。これは抗酸化作用及び抗炎症作用があり、血流中にコラーゲンを増やし、老化防止の効能があると考えられます。

経口摂取するアロエベラが研究参加者のヒアルロン酸とコラーゲン産生をほぼ倍増させました。

皮膚の中のコラーゲンのために欠かせない化合物であるヒアルロン酸は豆、根菜に豊富ですが、サプリメントとしても入手できます。ヒアルロン酸も食事に添加すると皮膚の水分としなやかさをよくし、皺が減ります。

ビタミンCは体内でアミノ酸リジンとプロリンのコラーゲン変換を助け産生を増やします。ビタミンCはコラーゲン合成のために重要な機能をするので、コラーゲン生産はビタミンCレベルが不足していると支障があります。ビタミンCが豊富なフルーツ及び野菜にはキウィ、オレンジ、その他のかんきつ類、トマト、ピーマン、ブロッコリが挙げられます。

抗酸化物質は既存のコラーゲンの効果を上げます。ブルーベリーやブラックベリー、ラズベリーなどのベリー類は豊富に含みます。

にんにく。コラーゲン生産に必須の要素である硫黄を含むほか、コラーゲン繊維質を損傷から回復させるリポ酸も含みます。