はちみつは慢性副鼻腔炎を起こすバクテリアを殺す

マヌカ ハニー

早分かり -

  • はちみつは、バクテリアのなかでも特に慢性副鼻腔炎の治療を困難にすることが多い薬品耐性がある生体膜を非常に効果的に殺します
  • ある研究は、よく使われる抗生物質より、はちみつは3種類の別個の生体膜から取った11個の分離物に対してプランクトン形態や生体膜形態のバクテリアを両方とも殺す点で大きな効果があることを特定しました
  • この発見は米国では毎年3100万人が罹る難治性慢性副鼻腔炎の治療上重要な臨床的意味があるように考えられます
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はちみつは、バクテリアでも特に慢性副鼻腔炎の治療を困難にすることが多い、薬品耐性がある生体膜を非常に効果的に殺します。

ある研究は、よく使われる抗生物質より、はちみつは3種類の別個の生体膜から取った11個の分離物に対して、プランクトン形態や生体膜形態のバクテリアを両方とも殺す点で、大きな効果があることを特定しました。

この発見は米国で毎年3100万人が罹かり、北米では三大慢性病のひとつ、難治性慢性副鼻腔炎の治療上重要な臨床的意味があるように考えられます。

Dr. Mercolaより

基本に戻り、抗生物質多量使用が原因の問題を大きくせずに、自然療法を利用すれば正しい方向への大きな一歩であることは明らかです。

多くの微生物に対し従来式抗生物質はますます効果を失い、疾病管理予防センター(CDC)は「世界のほぼすべての細菌性感染はよく処方される抗生物質治療に耐性を付け始めている」としています。

天然療法としてはちみつを復活することは世界中でまさしく意義があることです。はちみつは20世紀初頭までは感染と闘うための従来式療法でしたが、その当時、じょじょにペニシリンが利用されるようになるつれはちみつは使われなくなりました。

しかし今日では、はちみつの医療的効能を再確認したかなりの数の研究が存在します。

The International Journal of Lower Extremity Wounds(下肢負傷専門誌)は、はちみつの傷治療における有益な効果があることが以下から伝えられています:

  • 1965人が参加した17件の無作為化比較対照試験
  • 97人が参加した別の形態の臨床検査5件
  • 実験動物の傷合計数533個に関する16件の試験

公開された事例研究として、多数の根拠も存在します。

しかし、はちみつのすべてが医療用に使えるわけではないことを忘れないでください。特定のはちみつの抗菌活性は他の種類のはちみつより100倍強いです。

マヌカはちみつの格別な癒し力

2007年7月、 FDA(食品医薬品局はニュージャージー州に本拠がある傷を治す製品メーカーDerma Sciencesにマヌカはちみつの傷と火傷絆創膏の米国での医療機器としての販売を認可しました(この製品MEDIHONEY Wound & Burn Dressingsはオンラインの医療用品店で買えます。Amazon.comでも変えます。)

医療用途に認可されたマヌカはちみつには、特別の抗感染力、抗菌性、抗炎症性があります。

マヌカ(薬用植物)の花から集められた花粉で作られたニュージーランド産のマヌカハニーは、臨床試験において、以下のような耐性菌を含む250種類以上の臨床細菌株を効果的に根絶できることがわかりました。

  • MRSA (メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
  • MSSA (メチシリン感受性黄色ブドウ球菌)
  • VRE (バンコマイシン耐性腸球菌)

ピロリ菌 (胃潰瘍を引き起こす)も殺します。

固有マヌカ因子(UMF)とは?

マヌカはちみつは「固有マヌカ因子」 (UMF)のスコアによって評価します。こう呼ばれるのは、このはちみつの格別な抗菌性を生む固有物質をいまだ特定できていないからです。

はちみつは酵素プロセスを通して一般的な消毒特性の説明要因である過酸化水素を放出する一方、活性のあるマヌカはちみつには殺菌に関しては他の種類のはちみつよりはるかに勝る「何か別の物質」を含みます。そこで、UMFナンバーがこのはちみつの抗菌力を見る標準的尺度になりました。

これによる評価方法は、はちみつ標本を細菌培地の入った皿に入れます。バクテリア増殖が停止した面積を測定します。この面積をフェノール水溶液によりできた同様の面積と比較します。UMFナンバーは水中のフェノール成分と等価の百分率であり、例えば、UMFスコアが10点のはちみつには濃度10 %のフェノール水溶液と同じ抗菌力があります。

医療用にはUMFスコア10点以上が推奨されています。

ピンチに直面したら有機の生はちみつでも効きます。スーパーマーケットに普通にある加工あるいは精製はちみつは使わないでください。「USAグレードAはちみつ」は75%以上の確率で、強制給餌され、高果糖コーンシロップで処理され、風味を付けられ、着色されたはちみつです。pH値、自然に存在する酵素的、抗菌性、あるいは抗微生物性が無いことから、この種のはちみつは百害あって一利なしです。

鼻腔感染再発の予防法

上記では特に鼻腔感染に対してはちみつの利用に焦点を当てたわけではないですが、確かに助けになるようであり、自然療法キャビネットに常備しておいて害があるはずが有りません。

鼻腔感染(副鼻腔炎)は米国で毎年7人に1つまりおよそ3700万人が罹り、ヘルスケア従事者が毎年、およそ3300万件の慢性副鼻腔炎症例が疾病管理予防センター(CDC)に報告しています。従って、鼻腔感染に苦しむ人は多くいるわけです。

貧疎な食事の質、有毒化学物質への過剰な暴露、高ストレスへの適合不良と重なりあわただしいライフスタイルが、鼻腔感染(やその他あらゆる病気)の発症リスクを高めます。従って、堅固な免疫系を維持し、バクテリアやカビが拡大しにく環境を作り出すことこそ、そもそも鼻腔感染を起きなくさせるために有益です。

私の最も優れる予防措置をいくつか挙げます:

  1. 砂糖や穀類を食べないようにする、私の栄養計画の詳細説明
  2. オメガ3脂肪DHA、EPAが豊富な高品質のオキアミ油や魚油を飲む
  3. ココナッツオイルを食べる。ココナッツオイルはラウリン酸を豊富に含んでおり、抗ウィルス性、抗菌性、抗カビ性で周知です。.しかし多くのココナッツオイルには真菌性毒素が含まれるのでココナッツオイルはよく注意して選んでください。これはココナッツオイルはコプラつまり乾燥ココナッツから通常製造されており、コプラ自体がよくマイコトキシンで汚染されているからです。ココナッツオイルのメリットを完全に得るには、新鮮なココナッツのみを使ってオイルを製造している会社を特定する必要があります。
  4. 食べるべきでない10種類のマイコトキシン汚染食品
  5. 適正な睡眠
  6. 日常運動する

薬を使わず副鼻腔炎を治す方法についてさらに詳しく、またすばらしいヒントは私の以前の記事「鼻腔疾患を治す方法をご参照ください。

+ 出典および参考資料