Dr. Mercolaより
国立糖尿病消化系腎臓病研究所は体重過剰及び肥満な人を身長で調整後体重が正常値と考えられるより多い人と定義しています。その調整とは、CDCによると体重(kg)を身長(m)の2乗で割ったいわゆる体質量指数BMIとして得られる値を求めて推定します。
成人の場合BMI30.0以上を肥満と見なします。近年の研究は科学者や研究者には周知のことをさらに裏付けます:肥満率は高く、増大し続けています。
The State of Obesityによると人種間及び民族間で想像以上の一貫した格差があります。2014年に行われた全米健康栄養試験調査のデータを見ると、33%以上の人が体重過剰と見なされていました。
研究者らは超加工食品中心の食生活と全要因死亡率の関連性を評価しました。そのため研究者らは1999年から2014年まで19,899人の参加者からデータを収集しました。参加者フォローアップでは食品及び飲料の消費データを2年おきに回収し、食品をNOVA分類システムを使った加工度に従って分類しました。
NOVAの食品分類は食品に含まれる栄養素に関してではなく、加工度とその目的を基準にしたものです。NOVAは栄養研究及び公衆衛生研究における有効なツールとして承認されており、国連や全米州保健機関の報告書に採用されています。
NOVAの分類は研究者らが工業的加工による人間の健康への影響が研究の結果過小評価されていることに気が付いたのをきっかけに始動したものです。研究者らの主な結果の尺度は超加工食品と全要因死亡率の間の関連性でした。
参加者を超加工食品消費度別に低、低中、中高、高に分類しました。研究者らは超加工食品を毎日4食以上を食べた最高四分位に含まれる人は超加工食品最低四分位の人より全要因死亡率が最も大きいことを特定しました。
15年に及んだこの研究中に335人が死亡しました。超加工食品を一食加えるごとに全要因死亡率が18%増えました。超加工食品を1日に4食かそれ以上食べると全要因死亡率が62%相対的に増加する、という結論に研究者らは至りました。
最も消費量が多いグループはBMIが平均以上で、現在喫煙者である場合が多く、家系に心臓血管病、糖尿病あるいはうつ病があることも特定しました。また、この人たちはおやつが多く、長時間コンピュータを使用していました。主な死因は平均年齢58歳でがんでした。
もう一件の近年の研究は105,159人の参加者について調べました。研究者らは参加者の平均的食生活を評価するように設計した24時間反復食事記録を用いて栄養摂取状況についてのデータを回収しました。この研究の主な結果尺度は心臓血管病及び脳血管病のリスクでした。
参加者の平均フォローアップ期間は5.2年、この期間に研究者は超加工食品を食べると実際に心臓血管病リスクが高まることを特定しました。
国立衛生研究所(NIH)が実施した別の小規模ながら本格的な慎重に管理した無作為研究で超加工食品を食べるとカロリー量が増え、肥り易くなることを特定しました。研究者らは健常な20人の自発的参加者を募り、NIH臨床センターで4週間連続で滞在してもらいました。
無作為に2つのグループに分け、超加工食品及び未加工の食品を最初の2週間、その後2週間はこれらを入れ替えて食べさせました。回収したデータをもとに研究者らは、加工食品を食べたとき、参加者は未加工食より一日に459kcal多く摂っているという結論に至りました。
超加工食の人は朝食と昼食でカロリー摂取量が増加し、夕食では目立ったカロリー増大は見られませんでした。さらに、研究者らは超加工食を食べるときは参加者が速く食べ、これがカロリー摂取量増加につながっていると考えられることも特定しました。
超加工食品だと速く食べるようになり、満腹感を感じるのが遅くなるので、全体的なカロリー摂取量が増えるという仮説を立てました。超加工食を2週間食べた結果、参加者は平均約900g肥りました。
疾病管理予防センター(CDC)によると、1999年には新たながん症例が129万件だったのが、2015年には163万件に増大しています。米国がん学会によると世界では2012年に推定1410万件のがん症例があったが、2030年までに2160万件に増加すると推測されています。
がんは遺伝子病であると主張する独断が現在、研究やがん医師から期待しうる治療方法に影響しています。実際にこの独断はがん産業全体に拍車をかけていますが、治療にも予防にも目だった効果が出ていません。
しかし、がん細胞の代謝メカニズムは明らかで、1930年にノーベル生理学賞だったか医学賞を受賞した古典的に訓練された生化学者Dr.オット・ウォーブルクが発見した呼吸酵素チトクロームCオキシダーゼの性質及び活性に基づいています。
同氏は細胞がいかに呼吸からエネルギーを取得し、ガン細胞がいかに健康な細胞とは異なるエネルギー代謝系を有するかについて証明しました。米国立がん研究所 は煙草が現在がんの最大原因であり、がん死の最大原因であると報告しています。
喫煙は数十年間がんの予防しうる原因として最も有力でしたが、肥満もこれに似たようなものです。ジョンズホプキンズ大学疫学部でがん研究教授であり前米国がん学会の最高責任医療役員だったDr.オーティス・ブローリーによると、このこおとは今後5年から10年以内に現実のものになると考えられます。
体重が正常な人に比べ肥満な人はがん再発率が高く、生存率が低いです。New England Journal of Medicineに掲載されたある研究が、「体重増加は全がんを合計し、複数の局部におけるがんによる死亡率を増大させる」と結論しています。
2005年から2014年の間に肥満と関連性がないがん発生率は13%減少したが、肥満関連のがんが7%増大したとReutersが報じています。がんと肥満の正確な関連性はまだ把握されていませんが、研究者らは内臓脂肪には代謝活性があり、細胞成長を促すと考えられることから内臓脂肪の研究に取り組んでいます。
がんに加え、現在健康でも肥満では肉体的及び財政的健全さに結局害が出ます。肥満な成人は健康的な体重の成人より42%多く直接医療費を支払い、重度に肥満(BMIが40超)な人は81%余計に医療費を支出しています。
胸の痛みで救急室に入る患者が重度に肥満な場合、健康な体重の人より41%余計に費用がかかり、肥満患者では28%、体重過剰な人は22%余計に費用がかかります。追加的な金銭的費用は2型糖尿病や心臓血管病、胆石等肥満に関連する医療的及び肉体的問題の結末です。
2型糖尿病にかかっていると、身体はインスリン抵抗性が原因で健康的血糖値を維持しにくいです。ホルモンであるインスリンは膵臓で産生され、血糖値を正常範囲に維持します。2型糖尿病になると、膵臓は需要に応えられるほど十分にインスリンを産生できなくなり、血糖値がさらに上がります。
肥満と2型糖尿病はともに冠動脈疾患リスクを上げます。動脈内にプラークが蓄積すると心臓への血流が重篤に阻害され、心臓発作につながる場合があります。肥満は高血圧リスクを高くし、高血圧は動脈損傷や心臓損傷に至るほど心臓の負荷を高くします。
胆石は脾臓内部に産生される結晶の堆積で、通常はコレステロールや胆液、ビリルビンが過剰なために形成されます。肥満において、この結石はコレステロールから通常成っており、サイズは砂粒ほどからゴルフボールまでさまざまあります。
膵管を詰まらせない限り、通常症状は出ません。肥満は肉体活動を制約し、膝や背中、股関節の変形性関節症リスクを高めます。
NOVAによると超加工飲食品には工業製の調製剤が含まれ、通常はこうした成分が5種類あるいはそれ以上含まれます。普通の食事に含まれていないような砂糖、オイル、脂肪、保存料、抗酸化物質を含んでいることがあり、感覚的品質を模倣したり感じられては困る感覚的な質を隠すために投入される場合があります。
以下の一覧は必ずしも全てを掲げるわけではありませんが、超加工食品がどんなものかを知る手が掛かりになります:
アイスクリーム
チョコレート
キャンディー
大量生産のパンやベーグル
マーガリン、スプレッド
粉やパッケージ化されたインスタントスープ、ヌードル、デザート
菓子パン
ケーキ、ケーキミックス
朝食用穀類
クッキー
エネルギーバー
エネルギードリンク
フルーツヨーグルト
フルーツドリンク
ココアドリンク
インスタントソース
乳児食
温めるだけで食べれる製品
明らかに米国には深刻な健康の疫病が流行っており、その大多数は食生活に係っています。即効策も容易な答えもありません。食べ物こそ健康の基板であり、加工食品生活は長期的な害悪を生むレシピです。
本物の食品が入手できれば、ゼロから調理することを身に着けて食べ残しをできる限り利用するようんすることが重要です。少々取り組み、計画するだけで屋内を含め、小さい区画でも自分で産品を栽培することだってできるのです。
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