ルイボス茶のトップメリット

ルイボス茶

早分かり -

  • 1772年にルイボス茶が初めて発見されましたが、Annique Theronという主婦が、現在知られているものでも男性の生殖能力の向上、酸化ストレスの軽減、心血管の健康状態の改善、血圧の正常化など数多くある健康上のメリットを、いくつかを発見するのはもっと後のことでした
  • 植物の1成分であるアスパラチンは血糖降下作用があり、血糖を安定させます。抗酸化物質は、卒中、関節炎、神経変性疾患を予防する有益な効果を出します。 そして抗炎症の効果は痛みを軽減し、肌を改善する場合があります
  • 他のハーブと同様に、ルイボスは熱、光、湿気、コーヒーやスパイスのように、臭いを発する食べ物から離して、密閉した容器で保管するるべきです
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Dr. Mercolaより

ルイボスは、南アフリカ原産の、Aspalathus linearisという発酵葉から作られています。南アフリカのルイボス評議会によると、 それは本物の茶ではなく、むしろ発酵させて乾燥させたハーブです。

茶の色は赤く、アフリカの紅茶、または赤ブッシュ茶と呼ばれることもあります。それは何世紀にもわたり、アフリカで人気があった飲料であり、濃い赤の色合いを持ち、甘い蜂蜜の味をしています。グリーンルイボスはグリーンブラウン色をしていて、緑茶に似た草の風味があります。

赤とグリーン両方のルイボス茶はどちらもカフェインを含まず、低レベルのタンニンが入っています。これは、敏感な人は偏頭痛やアレルギーを引き起こす可能性がある物質です。最近では緑茶や紅茶に代わる美味しいものになっているため、茶を飲む人に人気が高まっています。どちらも苦い味をする場合があります。

有機ルイボス茶の製造方法は100年以上前のものと似ています。収穫した後、Aspalathus linearisの茎と葉に傷を付け、発酵と抗酸化のために放置されます。

発酵の過程で、茶にははっきりとした赤褐色が出てきます。ただし、紅茶やハイビスカス茶など、ルイボスではなくとも、紅茶と呼ばれる種類の飲料もあります。発酵していない茶、緑色と芝生の香りが特徴的です。

必要な処理は少なくなりますですが、グリーンのルイボス茶はしばしば赤い品種より高価であり、そして抗酸化物質をより多く含みます。赤いルイボスの風味はデザートに飲む茶として最適で、砂糖を含んだ飲み物やケーキよりもかなり健康的です。

ルイボス茶の歴史

1772年にルイボス茶が発見されましたが、Annique Theronという主婦が、南アフリカの赤い茶を自分の母乳に加えると、赤ん坊を落ち着かせることができると発見して、地図にその茶を載せることになりました。

後に、彼女はその発見によって名誉博士号を授与しました。南アフリカのルイボス協議会によれば、後に健康と美容の製品を販売する実業家となったTheronは、頼りになる治療法となるものを普及させました。

その茶は、アジア諸国から茶を輸入することがほぼ不可能だった、第二次世界大戦中のアメリカで人気を集め始めました。それは優秀な代替品になりましたが、種が乏しいので価格は高価なままでした。

1930年に地元の医師とアマチュア植物学者が種子を発芽させる秘訣を発見し、商業農家と共に、大規模なルイボスの生産を可能にする栽培方法を開発しました。

1980年に、日米の科学者たちは、茶が強力な抗酸化物質を含んでいることを発見し、そして1995年に、南アフリカの研究会社と一緒に、茶に抗ウイルス性、抗アレルギー性、抗炎症性および抗菌性が有ることを発見しました。

ルイボス茶の風味はハーブの植物性成分で変わります

赤とグリーン両方のルイボス茶の間にははっきりとした風味の違いがありますが、科学者たちは、発酵ルイボス茶の味と感触に関わる化合物も発見しました。化合物、Z-2-(β-d-グルコピラノシルオキシ)-3-フェニルプロペン抗酸化物質(PPAG)は、未発酵の植物原料から単離されます。

研究者らは同様の化合物を発見し、多数の植物の葉を分析したところ、商業用プランテーションでは、異なる植物の葉に、PPAGが検出可能な量では均一に存在していなかったことを示しました。

発酵中、PPAGには大きな変動があり、その後煎じ薬および食品用抽出物に見られました。それがお茶の渋味に、わずかに苦味を加えると判明し、それは異なる製造業者から購入したルイボス茶に風味の違いが出る理由を説明するものかもしれません。

この希酸は、発酵したときに出てくる主要成分の1つであり、筋肉細胞のインスリン放出とグルコースの取り込みを促進することが証明されています。ある研究の結果では、肝臓が生物活性の主な標的になる器官であることが示唆されており、PPAGが、試験管内でのグルコース取り込みを増加させ、ラットが耐糖能を改善する方法を説明しています。

血糖降下作用は血糖を安定させるのに役立ちます

ルイボスには、伝統的な茶が作られるCamellia sinensisに見られるものとは明らかに異なる、フラボノイドの特徴があります。PPAGに加えて、ルイボス茶には、アスパラチンというAspalathus linearisの植物の成分があります。グリーンルイボス茶に含まれるアスパラチンの効果は、Phytomedicineに掲載された研究で評価されました。

科学者は試験管内でグルコース代謝を調べました。第1段階で、培養細胞へのグルコース摂取と、膵臓ベータ細胞のインスリン分泌への影響を調べられました。その後、2型糖尿病のマウスを使用し、アスパラチンが用量に依存しながら、グルコースの取り込みとインスリン分泌を有意に増加させることが発見されました。

2つ目の研究では、現在ルイボスからしか分離されていないアスパラリニン、ケルセチンやクリソエリオールを含む、さまざまな他のフラボノイドやフラバノールが、赤ブッシュからも分離されることがわかりました。発酵の過程で茶に独特の赤褐色が現れます。

しかしながら、未発酵のグリーンルイボスから発酵した茶は、より高い抗酸化物質の能力とより豊富な生物活性成分を有すると報告されています。豊富にある、この独特な抗酸化物質は、糖尿病および糖尿病性合併症の生理病態に対して有益な効果を発揮する可能性があります。

発酵させて糖尿病のマウスに投与すると、ルイボスは肝臓毒性作用を表す生化学的マーカーを減少させ、血液および肝臓における脂質過酸化反応を抑制し、グルタチオン・ペルオキシダーゼを増強しました。

他の研究では、ルイボスのアスパラチンがグルコース代謝を調節し、空腹時の血糖値の上昇を抑制し、耐糖能障害を軽減できることが確認されています。

ルイボス茶の抗酸化レベルは、健康に複数のメリットを生み出します

抗酸化物質は、時々フリーラジカルによって引き起こされる、細胞の損傷を防ぐか、遅らせる場合があるので、フリーラジカル捕捉物質と呼ばれます。植物ベースの抗酸化物質は、植物栄養素または植物ベースの栄養素です。フリーラジカルとは、通常、代謝の過程で、細胞が生成する老廃物です。

人体にはフリーラジカルを効率的に除去する方法が必要です、さもなければ酸化ストレスが細胞に害を及ぼし、病気のリスクが増加するかもしれません。酸化ストレスは、心臓病、癌、関節炎、脳卒中、神経疾患に関わります。抗酸化物質はフリーラジカルを中和するのを助けます、そして最終的に、全体的に健康を高める一助になります。

フリーラジカルは、ミトコンドリアの活動、過度の運動、組織の外傷および煙への暴露、環境汚染、あるいは有毒な化学物質によって発生する可能性があります。菜食ベースの食事療法は抗酸化物質の量を高めることによって慢性的なストレスから保護します。

食品、特に果物に含まれる抗酸化物質の量を評価する1つの方法は、それらをスライスして中身を空気にさらすことです。褐色に変わった場合、それらは酸化していて、おそらく抗酸化物質があまり含まれていません。ビタミンCが多いレモン汁を追加すると、食べ物の酸化を防ぎます。つまり同じことが体内で起こる可能性があります。

発酵の過程で、抗酸化物質はいくらかなくなっていきます。これがグリーンルイボスがより高いレベルのポリフェノールを含む理由です。ルイボス茶にはフラボノイド、フェノール酸、ケルセチン、ルテオリンが含まれています。これらはすべて強力な抗酸化物質です。アメリカルイボス評議会によると、6オンスのルイボス茶には最大80ミリグラムのポリフェノールが含まれています。

抗炎症作用が痛みの緩和に貢献します

炎症とサイトカインの放出は、自分自身を保護し治癒を開始する、人体の作用です。感染、創傷、組織の損傷は炎症反応を引き起こし、続いて痛みを引き起こす可能性があります。

サイトカインは体内の炎症を表す1つの尺度であり、痛みの重症度に関わっています。いくつかの研究において、炎症誘発性および抗炎症性サイトカインの値が上昇し、炎症誘発性サイトカインの値がより高い場合、より大きな程度の痛みが伴うと考えられました。

Journal of Inflammationに発表された研究は、ルイボス茶を使用することで全身で抗炎症の効果が現れることを発見しました。別の動物実験では、ルイボス茶は抗酸化作用によってDNA損傷と炎症を予防する可能性があると結論づけられています。

茶にはカフェインが含まれていないので、研究者たちは、日常的な摂取は安全であり、子供の酸化ストレスを軽減するのに役立つかもしれないと示唆しました。別の研究では、ルイボス茶は、炎症に対して二重の効果を持ち、一酸化窒素の産生を促進する能力があると結論づけられました。

ルイボス茶のさらなるメリットは、アンチエイジング

ルイボス茶を使用することで、血圧を下げ、緊張した筋肉を弛緩させるのに役立つことが挙げられています。これは、消費した後に、一酸化窒素産生が増加することが関係していると考えられています。ある研究では、ヒト臍静脈由来の培養細胞がルイボス茶で培養され、その細胞のアンジオテンシン変換酵素、一酸化窒素に対する効果を調べました。

10分間培養した後、緑茶および紅茶では、アンジオテンシン変換酵素に対して有意な用量依存的な阻害が見られましたが、ルイボス茶では見られませんでした。24時間後、ルイボス茶による一酸窒素の産生にプラスの効果がありました。

動物実験で、ルイボス茶がストレスに関連する代謝物を逆転させ、ストレスによって引き起こされたタンパク質分解を、回復させる能力を持っていることを発見されました。17人の健康な志願者による人体研究では、ルイボス茶の経口摂取による単回投与を評価して、それがアンギオテンシン変換酵素の活性の抑制を通して心血管効果を持つことを発見しました。

心臓血管の健康に加えて、ルイボス茶はまた、肝臓の酸化ストレスを軽減させ、自然な老化で細胞を保護することにも関わっています。抗菌性化合物、抗酸化物質、ビタミン、ミネラルはすべて、肌の質感、品質、健康を改善するのに役立ちます。

全身性の炎症が反応しなくなると、肌を保護になります。読者のダイジェストによると、にきびと湿疹の患者は、この状態を改善するのにルイボス茶を飲んだと報告しました。ルイボス茶には、カルシウム、マンガン、抗酸化物質のオリエンチン、ルテオリンも元から多く含まれており、これらは優れた骨の構造と強い歯の維持に役立ちます。

ルイボスは男性の生殖能力を改善します

アメリカとヨーロッパの男性が出生率の急激な低下を経験しているというコンセンサスがありますが、その原因については一致していません。2018年に発表された研究では、運動性、すなわち精子細胞の泳ぐ能力を発見した過去の研究を支持しており、それが過去10年間で減少したといいます。

他の研究では、研究者らは試験管内で、動物の精液にルイボス茶を適用すると、精子速度、膜の完全性が高まり、構造が保護されることを発見しました。

雄マウスの試験管の試験で、研究者らは、ルイボスでの治療により精子濃度、生存率および運動性が改善されることを発見しましたが、これは高レベルの抗酸化物質に起因していると推測しました。糖尿病のマウスを用いた3番目の研究では、ルイボスを投与すると、速度や運動性など、精子の健康状態が改善されることがわかりました。

ルイボス茶の保存、調製、飲む方法

他のハーブと同様に、ルイボスは鮮度を保ち、腐らせないように適切に保管されるべきです。それが「悪くなる」ことは決してないかもしれませんが、古くなるとかび臭い味になる場合があります。茶がどのように処理され、包装されたか、そしていつそれが収穫されたかを教えてくれるような、信頼できる会社からルイボスを購入することを忘れないでください。

それは紅茶と同じように酸化するので、それは正しく保存すれば技術的に最大2年間新鮮なままです。光、酸素、湿気、コーヒーや香辛料など臭いがする食べ物から遠ざけて、冷暗所に保管してください。

おいしいルイボス茶を淹れるには、新鮮で純粋な濾過水を使用してください。あなたが良質のルーズリーフ茶を購入したら、それは少なくとも2回入れることができるかもしてません。茶は、おそらく、望ましい醸造に関する特定の勧告を伴うでしょう。一般的に、8オンスの水ごとに2グラムの茶の葉がバラにいれるのが適量です。

ルイボスは華氏200から212度の温度でいれます。お茶が注いでいる間に容器の中の熱を保つためにポットを覆います。お勧めする時間が経ったら、それを味わって、それをもう少し強めたいか決めてください。他の伝統的な紅茶とは異なり、ルイボスはそれがお湯に入っている時間が長ければ長いほど渋みや苦味がなくなります。

お茶と一緒に牛乳やクリームを加えることをお勧めするものもあります。しかし、研究者たちは、牛乳やクリームに含まれるカゼインなどの食事性タンパク質を同時に摂取すると、お茶に含まれるカテキン類のバイオアベイラビリティが低下するため、健康上の利点が減少する可能性があることを発見しています。

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