Dr. Mercolaより
80%以上の人は休日を祝うために自宅を飾ります。多くの人にとって、クリスマスはカラーライト、花飾り、炉棚からぶら下がったストッキング、そして当然のことながら念を入れて飾ったクリスマス ツリーがなければクリスマスに値しないでしょう。
たいていの場合、デコレーションは季節の真髄に楽しさを付加する効果がありますが、この時期、不要な健康へのリスクを防止するために安全のための注意がある程度必要です。
1. クリスマスツリーによる火事 — 毎年、クリスマス ツリーは平均240件の民家の火災につながっており、このうち死亡13件、負傷が27件、財産の損害額$1670万に及んでいます。比較的稀とはいえ、クリスマスツリーによる火事は大火になる確率が極めて高く、他の民家火災よりはるかに死亡に至る確率が高いです。
クリスマスツリーは火災のリスクの原因になりえますが、天然のツリーは人工の木よりはるかに燃えやすいです。特に、水分を維持せず乾燥しきっている木はこの危険が高いです。
ほとんどのケースで、電気的故障や機能不良からツリーの発火につながる一方、ツリーに密接した熱源やデコレーションの照明、ろうそくも原因になります。
2. 休日の照明による火災 — 毎年、およそ150件の家屋火災が休日の照明が原因で発生しており、平均して死亡が8件、負傷事故14件、財産損失額$850万に及んでいます。通常、火災は電気的故障や照明の機能不良が原因で発生します。
3. 転倒 — 毎年約5,800人が休日の飾りつけ中に転倒して病院に救急車で運ばれています。クリスマスライトその他の屋外デコレーションを掛けている最中などに梯子から転落する負傷が最も多く、次が屋根からの転落事故となっています。これらより頻度が低いですが、家具からの転落やツリースカートその他のデコレーションで躓いて転ぶケースもあります。
4. スノースプレー — どんな表面にも缶を振ってスプレーするだけで霜のような効果を生み出せますが、問題は、多くのスプレーにはアセトンや塩化メチレンを含む多くの化学物質が含まれており、スノースプレー(が乾燥する前に)中にこれらを吸引しています。
スノースプレーを特に狭く換気の悪い室内で飾り付け中に吸い込むと、吐き気や頭痛、立ちくらみなどの症状がよく起きます。塩化メチレンは発がん物質である可能性が高いので、長期的には化学物質との接触はさらに深刻なものになります
5. 鉛含有のクリスマスライト — 休日の照明に関わる火災について取り上げましたが、これらの製品は鉛を含む毒素でしばしば汚染されています。実際に、カリフォルニア州では、クリスマスライトに発がん物質である可能性が高く奇形児出産につながりうる化学物質を含む警告ラベルを貼るように義務付けています。
テストした5品目の休日用照明のうち4品目に鉛が含まれ、そのうち28%はEUでは違法になりうる高濃度の鉛を含むことを研究者らが発見しています。配線の絶縁材や電球のベースには有毒金属がよく含まれています。
メーカーは鉛はコードの筐体を安定化させ、ランプの耐熱性のために欠かせないと言いますが、鉛非含有の安定化剤は一般に普及しており、メーカーの中にはすでに採用しているところがあります。しかし、休日のライトに鉛が含まれている可能性は高いので、手袋をはめ、取り扱った後は手を洗いましょう。
この点をご注意の上で、ライトの鉛含有ケースは通常ポリ塩化ビニル(PVC)製です。PVCによる主な問題の一つはフタレートすなわち「可塑化剤」、特に幼児や子供に危険な発育や生殖に関連する「性的支障」を及ぼす影響が多くあることがわかっている内分泌阻害性化学物質を含むことです。
これらの化学物質は世帯内の空気やほこりの中にあるので、休日のライトを屋外にのみ掛けるほうがよいでしょう。
6. ろうそく — クリスマスイブ、 クリスマス、大晦日が家庭でのろうそくによる火事の覆い3大休日であることは想像がつくでしょう。12月はろうそくが原因の火事が特に頻繁に発生する月でもあり、これは可燃性のシーズンデコレーションが火に近すぎることが原因でよく発生しています。
火事以外にもう一つろうそくには最も油断のならない危険があり、燃焼中に発がん性のベンゼンを含む数百種類の化学物質を家の中の空気中に放ちます。
これは特にアロマキャンドルの場合特に該当し、芳香なオイルにはフタレートが含まれ、これは多くのホルモン障害、乳がん、早熟や思春期の遅延その他の異常につながることが判明しています。この点はアロマキャンドルだけに該当するのではなく、エアリフレッシャーやポットプーリ等他の休日用芳香製品にも言えます。
7. 金糸の危害やその他の窒息の危険 — 休日のデコレーションはきらきら、ピカピカしていて特に幼児の気をそそりますが、金糸や小型の装飾、微小な松ぼっくり、イエスキリストの生誕場面をあしらう小物等のアイテムで容易に窒息してしまうことがあります。これら全ての危害を子供の手の届かない場所に離して置くようにしましょう。これらにはナッツ類や硬いキャンディー等休日に人気がある食品も含まれます。
8. キャンディーバーやその他の休日の菓子類に含まれる砂糖や果糖 — キャンディーバーやその他のお菓子は休日シーズンの伝統的な要素となっていますが、これらに含まれる砂糖や果糖は最も危険なものの一つです。砂糖が肥満や糖尿病だけではなく、ガンなどその他の慢性的萎縮性疾患の主な原因であることの根拠がますます増加しています。
例えば、過剰な果糖の消費でインスリン抵抗性を発生させ、これがほとんどのではなくても、多くの慢性病の根本にあると見られています。
果糖は尿酸濃度も高めます。果糖は食べてから通常は数分以内に尿酸を発生させ、これが次に血圧、インスリンの生産、腎機能に異常をきたします。これまでのところ、科学研究から果糖が約78%の様々な病気や健康の問題につながっていることが判明しています。
さらに、砂糖を食べると脳内の自然なオピオイド(依存症の主な要因)を生産させます。脳は、モルフィネやヘロインへの依存症にも似た本質的に砂糖が誘因となるオピオイドの放出に依存することになり、この事実はキャンディーを一つ食べるとまた食べたくなり、次のもさらに食べたくなる理由を説明していると思われます。
9. ヤドリギとヒイラギ — ポインセチアは最も有毒な休日用植物と見られていますが、一般に信じられていることに反し、この植物は人への毒性はありません。しかしヤドリギは有毒です。
ヤドリギのどの部分でも、特に実や葉を食べると胃腸障害につながることがあり、一部の種類には目が霞んで物がよく見えなくなったり、血圧変動、さらに死亡にさえ至ることもある毒素が含まれています。ヒイラギも有毒で、その実を20粒食べただけで子供には致死量と考えれています。
クリスマスは一年の他の時期に生活に追われる日々のお決まりの習慣を絶つすばらしい休暇時期といえますが、一方では最もストレスが多い時にもなりえます。クリスマスはしばしばよく他の休日より、家族が一同合する時期と考えられていますが、人生の中でこうした空洞について突如として気が付き、孤独感や寂しさが増大する時期です。
人によっては金銭的に困窮していたり、健康の問題に直面していることもあったり、あるいは休日を「完璧に」したいという非現実的期待感に膨らむ人もおられるでしょう。
最良の状況でもこのストレスに圧倒される場合もありえます。感情的ストレスがこの時期自分の負担になれば、感情解放テクニック(EFT)を試してネガティブな感情を無くし、この季節を楽しめるようにするようお勧めします。ストレスのためにこの季節を台無しにされそうなとき、この休日の間にバランス感覚を維持しやすくできるいくつかのヒントを次に挙げます:
自分に対して優しくなり、「お付き合いできません」と言えるようになること。これで自分のためだけの時間を作ることは実際に問題ありません。休日の期間に理由は何であれ気持ちが落ち込むなら、休日に関連することか否かを問わず、自分が幸せになれるようなことをして楽しむことです。
一緒にいて楽しくなれるポジティブな人を求め、ストレスが増えたり気を沈めさせるる人を避けましょう。
1日に1つか2つのどうにかできそうな日課以外を予定に入れず、管理の掌握感を取り戻しましょう。これは数枚の葉書を書くとか、部屋の一部だけ掃除する程度の簡単な日課でも構いません。日課を果たした満足感が健康で安心した生活感覚を増やし、長期的にやり遂げる力がつくでしょう。
特定の伝統のために楽しくなくストレスや不快感の方が強ければ、伝統とは異なる方法で物事を行うように自分を許すことです!クリスマスをお祝いするのに正しい方法や間違った方法というものはないことを覚えておきましょう。「すべき」「こうあるべき」は禁止しましょう。
他人の家族がしていることはどうでもよく、ご自分と家族が休日にしたいことだけに気を注ぎましょう。
モールを急いで歩き回らずにオンラインショッピングを活用し、自家製ギフトを作ったり、ボランティアとか料理等の奉仕活動でプレゼントすることもできます。
クリスマスの夕食を調理するのが頭痛の種なら、早めに友人や家族が手伝うように手配したり、持ち寄り夕食会にすることができます。
休日のフォーカスを商業的価値ではなく、ご自分の精神的あるいは倫理的信条に揃えるように、調整のよくとれる取り組みを行いましょう。このように休日のための調整には考え方に応じて様々な形を取ることが可能なので、いかにあなたご自身やご家族が行うかについて話し合う機会も必要ではないかと思います。
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