カリフラワーの健康メリットトップ8

カリフラワー

早分かり -

  • カリフラワーは抗がん効果があるアブラナ科野菜の一つです
  • カリフラワーは抗炎症、抗酸化物質が豊富にあり、心臓や脳の健康をぐっと改善します
  • カリフラワーにはビタミンC、ビタミンK、ベータカロテンその他の栄養素が豊富に含まれ、健康的な消化や解毒作用を支持します
文字サイズ:

Dr. Mercolaより

カリフラワーはアブラナ科野菜で、緑色の兄弟分であるブロッコリより人気がありません。しかしビタミン、ミネラル、抗酸化物質、その他の植物性化学物質を含む豊富な栄養素を含むので、普段よく食べるとよいです。

カリフラワーは様々な食べ方ができ、このためさらにアピールします。生でそのまま食べる、サラダに混ぜる、料理に使うのも可能です。カリフラワーはシーズニングを加えたりたたきにすることもでき、マッシュトポテトのもっと健康的なバージョンになります。

カリフラワーの健康メリットトップ8

カリフラワーは多くの健康へのメリットがあるので スーパーフードと言えます。以下にその印象的な効能10種類を挙げます:

1. がんと闘う — カリフラワーはスルフォラファン(がんの幹細胞を殺し、腫瘍の増殖を遅くすることが証明された硫黄化合物)を含みます。がん幹細胞を消滅させることががん管理の鍵であると考える研究者もいます。

例えば、クルクミン ( ウコンの有効成分)とカリフラワーを組み合わせると前立腺がんの予防や治療に有用なことが研究で実証されています。

Carcinogenesisに掲載されたある研究でもスルフォラファンが動物の化学物質起因乳がんの発生率を下げることがわかっています。さらに、ヒトの培養した乳がん細胞も細胞死に至らせることで成長を阻害することがわかっています。

カリフラワーに含まれるその他の化合物にも抗ガン効果があります。国立がん研究所の説明:

「インドールとイソチオシアネートはラットやマウスの数種類の器官(膀胱、乳腺、大腸、肝臓、肺、胃)でガンの増殖を阻害することが証明されました。」

2. 心臓の健康増進 — カリフラワーやその他の野菜に含まれるスルフォラファンは血圧を大きく改善し、腎機能をよくすることがわかっています。スルフォラファンのメリットはDNAのメチレーション改善につながると科学者は考えており、この改善は正常は細胞機能や遺伝子発現のために必須のことであって、とうに内皮細胞という動脈内壁の損傷を治します。

3. 抗炎症性 — 健康でいるには体内である程度の炎症が必要です。しかし、炎症反応の制御が効かなくなることがあり、この異常がますます日常的になっています。

脅威がないにもかかわらず免疫系が炎症反応を示す場合、身体には炎症関連の大幅な損傷が発生し、この異常のために炎症がある器官によってはがんやその他の病気につながります。

カリフラワーには豊富な抗炎症性栄養素が含まれており、炎症を抑制しますが、これにはインドール-3-カルビノール(I3C)という抗炎症性化合物が含まれ、これは遺伝子レベルで作用するので、最も根幹部分で炎症反応を予防します。

4. ビタミンやミネラルが豊富 — ほとんどの人は身体の正常な機能のために必要な栄養素が深刻に不足しています。カリフラワーを日常食べればこうした必須の栄養素を簡単に得られます。

例えば、一握りのカリフラワーにはビタミンCの推奨一日最低摂取量の77%が含まれています。さらに、ビタミンK、タンパク質、チアミン、リボフラビン、ナイアシン、マグネシウム、リン、繊維分、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、カリウム、マンガンの優れる摂取源でもあります。

5. 脳の健康を促す — カリフラワーにはビタミンBの一種で脳の成長に有用なコリンが豊富です。妊娠中にコリンを取ると子宮内の動物の脳活性を「超充電」するので、認知力を高め、学習や記憶を改善することが示されています。加齢に伴う記憶力の減退や子供の時に脳の毒素に対する脆弱性を軽くするほか、成長してからも保護効果があることがわかっています。

6. デトックスを補助 — カリフラワーは様々な経路で身体の解毒作用を促進します。解毒第1段階を促進する抗酸化物質とその第2段階にも重要な硫黄を含む栄養素も含みます。カリフラワーに含まれるグルコシノレートは解毒用酵素を活性化もします。

7. 消化のメリット — カリフラワーは消化の健康によい食物繊維の豊富な摂取源です。それだけではありません。The World's Healthiest Foodsのサイトでも紹介している通りです:

「カリフラワーの中のグルコシノレート(グルコラファニン)から作られるスルフォラファンは胃壁を保護することがわかっています。スルフォラファンは胃内でピロリ菌の増殖を阻止して健康によく、または胃壁にピロリ菌が居座らないようにするので健康のメリットがあります。」

8. 抗酸化物質であり植物栄養素であるガロール — カリフラワーを食べることは抗酸化物質と植物栄養素のくじ引きで必ず当たるようなものです。ビタミンC、ベータカロテン、ケンフェロール、ケルセチン、ルチン、桂皮酸その他が豊富に詰まっています。抗酸化物質は反応性酸素種(ROS)による攻撃から適切に細胞を防御する自然の賜物です。

こうした重要な微量栄養素を撮り続ければ、汚染物質や慢性的ストレスその他への日常の暴露が原因となる老化を防止することができるようになります。フリーラジカルを抑圧するのに十分な抗酸化物質を摂れないでいると、酸化ストレスリスクが高まり、このため組織や器官の損傷が加速します。

カリフラワーは野菜の中の一つにすぎない

カリフラワーがきらいな方でもご安心ください。アブラナ科の野菜を食べればこれと同じ効果を得られます。ブロッコリはその一つですが、このほかにも多くあります:

ブロッコリ

カブ

芽キャベツ

キャベツ

チンゲン菜

白菜

ルッコラ

コラードグリーン

赤カブ

ケール

カブカンラン

カブ

カラシナ

ルタバガ

ワサビ

大根

クレソン

これらの野菜にはそれぞれ健康によい独特の素晴らしい効能があるので、以上の中からできるだけ多くの種類を食べるほどよいです。

例えば1カップだけの ケール にビタミンAが10,000 IUつまり一日必要量の200%以上に相当する量が含まれています。キャベツは多くの人に不足しているビタミンK1とビタミンB群が豊富で、胃潰瘍に効き、消化促進効果があることも実証されています。その他の効能:

  • アブラナ科野菜100kcalで一日の繊維質必要量の40%までを得ることができる
  • アブラナ科野菜には3カップで一日必要量の25%に相当するタンパク質が含まれている
  • アブラナ科野菜のなかでもケールやコラードグリーンはビタミンKが特に豊富で、これが抗がん効果や抗炎症効果がある

カリフラワーの栄養価を過小評価してはいけません。一度いつかカリフラワーを試したことがあれば、間もなく二回目も試しましょう。カリフラワーの玉を掴むときはしっかりした感じで茶色や柔らかくなった黄色い斑点がないものを探しましょう。緑の葉で覆われていればおそらくとても新鮮なはずです。

5分のカリフラワーとウコン

カリフラワーにウコンをふりかけ(パワフルな黄金トーンのポリフェノールクルクミンを含む)ると抗がん効果が特に優れるという研究ががあるので、World's Healthiest Foodsからこのレシピを引用させていただき皆さまと共有したいと思いました。

この抗炎症性の抗酸化物質が豊富な料理は5分ででき、昼食にも夕食、簡単なスナックにも最適です。印象的なのはこの料理一人一回分での一日必要量の181%、ビタミンKが同46%、葉酸塩が33%も得られます!

カリフラワーとウコンのヘルシーフード

材料

  • カリフラワー約450g
  • 低ナトリウムの鶏ガラスープか野菜だし汁大さじ5
  • うこん 小さじ1

地中海風ドレッシング

  • エクストラバージン オリーブオイル大さじ3杯
  • レモン汁小さじ2杯
  • ニンニク中粒2、潰したかみじん切り
  • 海塩とコショウで味付け

作り方

  1. カリフラワーの花を1/4にカットし、5分放置すると隠された健康へのメリット要素が出てきます。
  2. ニンニクを潰すかみじん切りにし、5分放置。
  3. だし汁大さじ5をステンレススチール小鍋に中火で熱する。
  4. 蒸気が出始めたら、カリフラワーとウコンを入れて蓋をする。 歯当たり感がいいカリフラワーにするなら5分以上は調理しないこと。
  5. ボウルに移す。風味をもっと付けるなら、カリフラワーが熱いうちに残りの具を混ぜ合わせる。(地中海風ドレッシングを別途作る必要はありません。)

2人分