Dr. Mercolaより
いわゆる「脳浸食アメーバ」というフォーラーネグレリアに感染したルイジアナ州の住人二人が死亡しました。
このアメーバは汚染した水道水に潜んでおり、これを犠牲者がネティポット(小型の急須に似た容器)で鼻腔の灌水に使用しました。
この経路ではアメーバが脳に侵入しやすく、95%の症例は死に至ります。
水道水には任意の汚染物質が含まれる場合があり、無菌の蒸留水か沸騰させた水を(冷まして)鼻に通すことは欠かせません。
フォーラーネグレリアは特に南部州の暖かい湖、温泉、維持管理がよくないプール、河川に多く生息しています。
稀ですが大部分の感染は汚染水の中で泳いだり鼻に通すと発生します。
アメーバは鼻に入ると脳に侵入し、原発性アメーバ髄膜脳炎(PAM)を起こして脳の組織が破壊されます。
感染後通常は2週間以内に発症する初期症状には頭痛、発熱、吐き気、嘔吐、首の凝りが挙げられます。感染が重くなるにつれ、精神錯乱、平衡感覚欠如、発作、幻覚につながり、通常はその後1~12日以内に死亡します。
この感染はほぼ致死確実といわれ、この寄生虫が自己を保護する「瘤」を形成して免疫系から保護することが部分的には原因となっています。しかし、数百万人が毎年リクリエーションで淡水の中で泳いでいるのに、フォーラーネグレリアがなぜ数少ない人にのみ感染するかを含め、まだわからないことが多くあります。
水道水に関しては、塩素による浄水処理でフォーラーネグレリアなどの寄生虫は死ぬはずですが、一部は残ることがあります。アメーバは概して、飲料水で体内に入っても脅威にはなりませんが、ネティポット等を通したり、汚染したお風呂の水に頭を入れたり、こうした水がシャワーのとき鼻から入ると致死症リスクが高まります。
ここまででネティポットが怖くて使いたくなくなる人もいるかもしれませんが、脅威なのはポットではなく汚染水なので、ネティポットは通常鼻に水を通すには便利な器具であり、アレルギーや鼻腔の問題があるときにこれで症状を緩和したり、。日常の洗浄にも利用できます。
鼻に水を通す 「ジャラネティ」という手法はアユルベーダ医療の伝統に起源を持ち、古代からアレルギー症状や鼻腔感染を起こす刺激物質を優しく洗い流すために利用されてきました。
通常は、自然な生理食塩水を使って鼻に水を通す目的は反復して生じる刺激物を減らしたり無くすことで、これにより身体が自然治癒できるようにすることです。こうした異常にはよく抗ヒスタミン薬や抗生物質、さらに手術まで用いられていますが、根本原因の処置や再発防止には役立っていません。
しかし、多くの研究が実証した通りで、鼻に生理食塩水を通すと風邪やアレルギーの症状を軽くし、ステロイド鼻スプレーなどの薬をあまり必要でなくなるようにできます。
鼻に水を通すことはヨガの健康指向な「浄化儀式」の一環として何世紀も実践されてきたものであり、ヨガ実践者らはネティポットで少々塩を加えた無菌の暖かい水を鼻の穴に注ぎ込み、反対の鼻の穴から噴き出すことによって洗浄しています。力を入れて噴き出すことで鼻の経路全体をさらにきれいにしようとする人もいます。
このためには鼻腔に接触するので無菌純水を使用することが不可欠であり、これは潜在的に脳への接触もありえるからで、汚染水では死の危険があります。水道水は「純水」だと多くの人は見なしますが、実際には全くその逆です。水道水は無菌ではなく -- しばしばたいへん汚染されています。
都市生活者の方で地方自治体の水処理場から来る水道水に依存している方には不愉快なことですが事実です: 都市の水源や政府系機関が市民の水を清浄に維持していると単に信じ切ってはなりません。
さらに、健康に害がある添加物も水道水には入っています。ほぼどの水道水にもフッ化物(非常に毒性が高い)が水処理中に添加されています。欧州では長年フッ素化合物が有毒であることは周知であり、水供給からは除去されてきました。
または、消毒副産物(DBP)も存在します。DBPについて初めて聞く方はよく注意が必要です。というのも、塩素自体よりDBPのほうが塩素処理水の毒性の大半の原因だからです。
DBPは消毒剤(塩素、二酸化塩素、オゾン、クロラミン)が自然に存在する有機物質、人工化学的汚染物質、臭化物、ヨウ素化合物と飲料水生産工程で反応することによって発生します。
少なくとも600種類のDBPが識別されており、何百万もの人が毎日接触しているにもかかわらず、こうした化学物質による相対的影響を分析した毒性学的研究がいまだ行われていません。
自宅の水道をグラス一杯飲もうとするとき、実際よりはるかにきれいに見えるでしょう。こうした幻想をさらに強固なものにしている事実として、ほとんどの大衆市場向けフィルターは味や色、臭いを除去しますが、300 ppmもの溶解固形物つまり化学物質や鉱物汚染物質は除去できていません。重金属や農薬、除草剤、ホルモン、DBPなどの飲料水に含まれる目には見えない汚染物質には安全濃度は存在しません。
この問題の真実とは、都市水道を真に浄化するには政府予算が高くつき過ぎるので、水フィルターが役立つ反面、真に浄化するより水の美観を単に増やしていることです。
井戸水がある方でも、過去数十年に及ぶ除草剤や農薬、ロケット燃料、ホルモン、残留薬剤、重金属等を含む、大量ではなくても、ある程度の毒素は土壌に捨てられてきたので、水は汚染されてきました。
こんな状況なので、自宅の水源が水道か井戸かを問わず、現代生活では自宅に来ている水道水を検査してろ過することは必須です。
水を検査するにはNational Testing Laboratoriesから出ている最も包括的検査キットがお勧めです。標準オンライン価格から大幅割引価格で私どものサイトからこのテストキットをお買い求めになれます。ご興味あれば、井戸水用か水道水用のテストキットをご用意しています。
ほとんどの専門家の一致した認識として、もしあなたにフィルターを一つしか買う余裕がないならば、水道水のろ過よりずっと重要なのはシャワーフィルターを購入することです。
その理由は飲料水による損傷(飲料水は肝臓で汚染物質を解毒してから血流に入る)をはるかに超す皮膚や肺経由の損傷があるからです。
これよりさらによいソリューションは、家全体の水ろ過システムを設置し、自宅の給水中の強力な化学物質や毒素の問題を解決することです。こうすれば身体だけではなく、器具類も保護されます。
家に来る水道管は一本だけです。ここにフィルターを設置すれば自宅の水と空気が可能な限り清浄に維持されることによって自分の健康を自分で管理するために実施できる最も容易で簡素な方策です。
家全体のろ過システムに関して私から次のようにお勧めします: 少なくとも25kg前後のろ材を使用するシステムであって、一分に30リットル前後以上の水処理能力があるものをお選びになることです。2つのシャワーにディッシュウォッシャー、キッチンの流し台を同時に使用する場合、これが最低レベルとして重要な理由がわかります。
この数字は住宅に浴室/トイレが3つ半前後ある300平米前後の家かアパートをカバーするための推奨値です。これより大きい家なら2つの家屋用水ろ過システムがおそらく必要になります。
また、三段階で汚染除去する家全体用水フィルターが必要です:
炭素といってもひと塊の物ではなく、カーボンフィルターの中は顆粒炭素のものが必要です。顆粒炭素なら水流がよくなり、水圧が増し、ろ過性能もよいです。
鼻に水を通すこととネティポットに話を戻すと、鼻腔から刺激物質をこの手法でも全く安全に除去できます。しかし水道水ではなく使用すべき水の種類は:
この技術自体は簡素なものです。まず初めに必要なもの:
ちょっと見は以下の手法が変に見えるかもしれません。しかしひとたび身に着けば、鼻腔の問題にはいかに有益かがすぐに気が付くでしょう。
口に水が若干戻っても問題ありません。吐き出して、頭の傾きを調整しましょう。
鼻に水を通すのは症状が和らぐまで一日に四回繰り返すとよく、慢性鼻炎の場合は症状が軽くなるのに3~6か月かかります。概して症状が解消するまで以上の注意通りに行って日常的に怠らなかった場合、とても効果的で安全な手法です。
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