Dr. Mercolaより
ジムが、自分でやり通すと自分に誓って1月1日に始めたがそれから数日後に尻すぼみに続かなくなったフィットネストレーニングをやり通すのによいアイデアのように見えることがあったかもしれません。
さらにフィットネス会員になろうと本気で思ったけれどもまだ実行に移していない方もいるでしょう。動機のレベル - またはそのなさの程度 - がどうであろうと、アイオワ州立大学での興味深い研究が思いを改めさせるかもしれません。
研究者らは概して健康な成人のボランティア参加者405人を集めました。半分はいわば傍らで少なくとも3カ月は座っていた人でした。残り半分の参加者は少なくとも30日間は誠実なジム会員でした。
脈拍、安静時血圧、体格指数(BMI)を測定し、各参加者はエクササイズ、座っていた、または何らかの体を動かす活動に毎週どれほどの時間を費やしたかについてのアンケートに記入しました。
回答を解析して米国の推奨肉体活動ガイドラインに合格した参加者を特定するため、研究者らは確立している基準を使いました: 毎週150分の適度な活動か活発な有酸素活動を75分、少なくも2日はウェートリフティング等の筋力強化活動を含む。
運動学助教授でその研究の研究陣の一人ダック・チュル・リーPh.D.によると、二グループの差は「大変劇的に大きく驚くべき」ものだったそうです。
その理由:ジムの会員でない人は毎週137分しかエクササイズせず、ジム会員は平均484分だった。一人でエクササイズする人の18%しか肉体活動と筋力トレーニングのガイドラインをともにクリアしていなかったが、ジム会員では75%がガイドラインを満たしていた。
Timeはこういうふうにとらえています:
「全体としてみて、ジム会員は毎週肉体活動ガイドラインに合格する率がノンメンバーより14倍高いと研究者らは計算した。その結果は、関節炎や喘息などの健康の異常に関して調整後でも、男女とも等しかった。
ジムの会員のほうが多くエクササイズしたばかりではなく、心臓血管系のデータが優れ、肥満傾向はわずかだった。ジムに通う人は通わない同等の人より安静時脈拍が低く、心臓呼吸器系の健康度が高く、胴回りが小さい。」
科学者らは自分たちの経験に基づいて、ジムに通わない人が座りがちな習慣を持つことをよく把握できました。リー氏はこう説明しています:
「ジムに通う人たちのほうが疲れ、その日はもう十分行ったと満足しているように思えました。ジム以外での肉体活動は両方のグループとも同じでした。非会員の場合ジムに通えば全体的な活動量が増えるはずです。」
活発な人ほどジムに通う傾向が明らかにあるともリー氏は付け加えています。ただ、その研究は多くのヘルスクラブから選択できる都市で行ったもので、田舎ではジムが必ずしもあるとは限りません。
しかしジム会員資格の本質は通うことにあります。通わない限りお金と時間を両方とも無駄にしており、健康状態は何も変わらないでしょう。リー氏はこう説明しています:
「ジムの会員でも規則的に通わない人もいるわけで、会員でないが自分で外へ出て走ったり自転車に乗る人たちがまだガイドラインに合格しているケースもあるわけです。」
ジムにはウェートや筋力トレーニングマシンがあり筋肉改善に利用できる一方、多くの人は同じ効果がありうる日常的活動を行っていない、と同氏は指摘しています。
ジムに通い続ける取り組みには減量や筋肉を増やす以上の理由があるとお考えならその通りです。
アイオワ州立大学同窓生でその研究の主任筆者エリザベス・シュリューダーさんはその研究からわかったことを基にして、ジムかフィットネススタジオで日常運動し始める人が増えればよいと言っています。さらに同氏はこう言っていました:
「中にはジムにいること、自分自身の運動ルーチンをこなすのが楽しい人もいるでしょうが、ほかの人は人と出会えたり楽しめる環境があり、一貫した予定と自分に合うワークアウトがありそうなグループクラスを希望する場合があります。いずれの場合でも、肉体活動を蓄積することに関わるので、これこそが目的なのです。」
エクササイズを健康のための必須のものとして見るべきで、行うか行わないかを自分で選べる対象として見るべきではないと、体育学学士・エクササイズ生理学理学修士・ウェルネス博士課程修了のカイロプラクティック医師ジェームズ・チェストナットさんが言っています。かつてのあるインタビューで同氏がこう説明していました:
「エクササイズはビタミンCとか呼吸あるいは愛または何かほかのことと同様に重要なのです。エクササイズは栄養素、必須栄養素、本質的栄養素としてとらえなければなりません。」
時間とやる気こそ誰でも取り組んでいる要因です。頭の中ではエクササイズがストレス軽減のためにも、いかに大切かをわかっていても、よく言われるように精神力はしばしば弱いです。あなたがこの部類に属するなら、エクササイズについての考え方を変えることこそ最も必要なことです。
自分がしたいかいなか、ジムに通うための気力、時間、集中力、やる気があるかないか、または運動のために時間をさけるのかどうかと思うより、ある賢人がかつて言った通りです - やるしかないです。
今すぐマスターできることが立ち上がり、外へ歩きに出て、清浄にする呼吸で肺を満たすことしかなくても、これが幸先になります。いやいやしているエクササイズ参加者に対応したチェストナット氏は段階的に始めるのが好きであると言っています:
「エクササイズ用具一式、衣類、適切なシューズを買う気がありますか、それとも朝外へ出て深呼吸し、何か自分についてプラスなことを口にし、たぶん3分歩きに出ることならできそうですか?
何をやる気がありますか? 歩きに出る気がありますか?'私なら腕立て伏せを少々始めることから膝を曲げて立つことまで何でも用意しています - 全ては進歩します。」
ある人にとってはプラスのことにフォーカスを当てることは、最初に「よちよち歩き」をして、間もなく自然なペースになるようなことでしょう。おそらく自宅のプライベートな空間でなら、一日わずか10分だけの集中身体動作であってももっと動けるはずです。
もっと自信がつくと、これは通常の場合規則的エクササイズのメリットがもっと明白に現れ始めた頃、 すぐに参加したくない限り、ジムを探し始めることはできるでしょう。
健康になり健康を維持するためにジム通いは必要なことではありませんのでご注意ください。自重エクササイズ等のとてもきつい運動の中には道具を使わず自宅ですぐできます。そこで、ジム会員になるのは財政的に無理とか近所にないあるいは自分だけで運動したい場合でも、エクササイズのメリットを得ることはできます。
しかし多くの人がジム環境でエクササイズを楽しんでいます。The Telegraph紙で、イギリスに本拠があるパーソナル・フィットネス・トレーナーのスコット・レイドラー氏によると、ジム会員証を記入したとき:
「普通の目的は週に二三回行き、少々の達成可能な成果を出すことでしょう。現実には、トレーニング習慣に引き込まれていくほど、成果をもっと出したくなるものです。健康な生活がライフスタイルのどの局面にも染みわたり始めます。」
ジムでは高強度インターバルトレーニング(HIIT)をはじめ筋力トレーニングや筋肉形成、有酸素運動、アクティブ・ストレッチ、インターバル・トレーニングの新たなコンセプトに導入してもらえるでしょう。
ジムでエクササイズを始めると一つ明らかになることがあります、それは日常のフィットネスプランと活動を次のレベルへ上げていくと体力、筋力、やる気も増えることです。
アプローチしだいで、何かをしようと決心するだけより、やる気がもっと出ることは周知です。少々の説明責任があると継続しやすいです。
しかし最初の一歩を出させる何か別の要因が存在します: 日常的なエクササイズで健康増進が自分には気づかないうちに改善していきます。
ジム会員になるとあなたと同じように活発なライフスタイルを楽しむ新たな人との出会いがありうるので、社会的なメリットもあります。ジム以外なら、地元のスポーツリーグや勤労組織を探したり、ヨガやピラティスなどの専門エクササイズ教室に参加して健康と新しい出会いの両方から得られるものを楽しむこともできます。
数点注意すべきこと: 自分のスケジュールや体力に最適なときに身体に耳を傾けて運動を計画しましょう。中には午後の運動や夕刻のジム利用を選好する人もいますが、早朝運動は脂肪を燃やし、概日リズムを調整するためにメリットがあることは実証済みです。
覚えておきたいことは、エクササイズを日常のルーチンの一環にせずに最適な健康はおそらく得られないことです。
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