Dr. Mercolaより
多くの食品はヘルシーとしておおいに宣伝されていますが、本当は悪質な駄物以外の何物でもありません。特集した記事の中でClean Plates創設者のジャレッド・コッチ氏から、宣伝でよいとして誘導されているが実は全く「よくない」主な9種類の食品リストを共有して頂きました。
特集記事の中に挙がっている物について以下でいくつかご紹介します。
主な缶詰トマトブランドはすべて生殖異常、神経系への悪影響、乳がんや前立腺がんリスク増、糖尿病、心臓病その他重篤な異常につながる毒性化学物質BPA(ビスフェノールA )を含んでいます。
Consumer Reports' testingによると缶詰食品を二三盛だけ食べただけで一日の子供への限界BPA暴露値を超えます。
トマトの特徴である高酸度がBPAを食品に浸みこませます。こうした有害化学物質を避けるには一切の缶詰を食べないこと、新鮮な果物と野菜のみにすること、またはガラス容器を使用しているブランドの商品に変えること、— 特にトマトのような酸度の強いものにこれは該当します。
コッチ氏が警告する通りで、サラミ、ハム、ローストビーフ等デリカテッセンの加工肉は典型的に密閉式給餌経営(CAFO)で生産される家畜の肉から作られています。
つまり、成長ホルモン、抗生物質その他獣医系の薬物を投与され、病気が発生しやすい可哀そうな環境で生産されており、こうした肉はまた亜硝酸ナトリウム(普及している保存料であり、着色や風味も加えられる抗菌剤)その他化学物質の風味料や染料を含んでいます。
亜硝酸塩は体内で強力な発がん物質であるニトロソアミン類に変換(代謝)されます。亜硝酸塩は直腸結腸、胃、膵臓のがん発生率を高めることが研究から判明しています。それだけではありません。大部分の加工デリカテッセン肉にはその他の発がん物質が含まれています。これらの物質は調理中に生成されます。これらには以下が挙げられます:
真実は、加工肉は誰にとっても不健康なので、必ず全く食べないようにすることが大切であることが、2011年に食生活とがんの関連性を調査した7,000件を超す臨床検査から明らかにしました。
この研究はそれまで行われていた研究よりはるかに大規模な研究であり、以前の事実を再確認しました:加工肉でがん特に大腸がんのリスクが増大し、加工肉はどれも「安全」ではありません。デリカテッセンの肉は止めるか手を出さず、草で育てたか草原で放し飼いの新鮮な肉または野生のまま捕獲したサケに切り替えるほうがずっと賢明です。
低脂肪食品だからいいという不正な誘導の不幸な結果はバター等健康的脂肪を避けさせることになり、公衆衛生はこの狂気の結果悪化しました。マーガリンやその他のバターに似た食品には不健康な成分が多くあります。以下その一部を挙げます:
共役リノール酸(CLA)(発酵乳製品に含まれる)はがんや糖尿病との闘病を助けることがわかっているだけではなく、減量にも役立ちつので、トランス脂肪代替物とはいえません。
昔ながらの良質バターは草で育てた牛から作られる限り共役リノール酸(CLA)が豊富に含まれています。バターには飽和脂肪が含まれることから避けるように勧められてきましたがこれは間違いです。
日常利用できる大部分の食品の中でも加熱したサラダ油が最悪の物質の一つです。勘違いはここまでにしましょう--サラダ油は信じ込まされてきたのとは逆に、全く健康な食品ではありません。その理由は何段階もの加工を経た製品であること、成人によくみられるように多く摂取した場合は、重要なオメガ6対オメガ3比を大きく変化させます。これは最適には1:1です。
調理すると加熱で誘発される損傷リスクが必ず高くなります。調理油は高熱でも化学組成が変性しない安定したものであるべきで、そうでないと健康に悪いです。
サラダ油で身体に損傷をきたす仕組みの一つには善玉コレステロールを酸化し悪玉コレステロールにすることが挙げられます。多価不飽和サラダ油(カノーラ、コーン、大豆の油等)を調理すると酸化コレステロールが体内に入ります。
油が加熱されて酸素と反応して腐ります。腐った油とはすなわち酸化した油なので食べてはなりません。直接血管病につながります。トランス脂肪はこうした油を水素処理したとき発生し、このため乳がんや心臓病等の慢性病リスクが高くなります。
では調理するにはどんな油が最適でしょうか?
利用可能な油の中でココナッツオイルはほぼ全てが飽和脂肪なので調理には最適で、つまり熱で変性しにくいからです。ココナッツオイルは身体に有益な最も独特でメリットの多い脂肪の一つです。ヘルシーな油であることは確かですがオリーブオイルは加熱するとすぐに損傷するので、サラダに掛けて冷たいまま食べるほうがよいです。
ペルフルオロオクタン酸(PFOA)を含むペルフルオロアルキル物質やペルフルオロオクタンスルホン酸塩 (PFOS)はファーストフッドのラップからグリースが垂れないようにするために使用されている化学物質で、人が食品を通して摂取しており、血中の汚染物質として検出されます。電子レンジでできる即席ポップコーンバッグにはPFOAのライナーが処理されており、これを加熱するとこれらの化合物がポップコーンに浸み込みます。
これらの化学物資は一般的には「性別を折り曲げる」化学物質と呼ばれる拡大する化学物質群の一部をなしており、こう呼ばれるのは内分泌系に障害をきたし、性ホルモンに影響するからです。EPAはPFCを「発がん可能物質」に規定し、PFOAが「ヒトの発生と生殖機能にリスクをきたす」ことを明言しました。研究によると各種のPFCが以下のような他の健康への危険性と関連することが判明しています:
USDA(米国農務省)の有機規則により合成農薬は認められていないので、有機の果物と野菜のみ買うのが最善の方策になります。つまり、旧来の農法で育てた野菜や果物の全てが同じ量の農薬負荷を受けているとは限りません。
以下の15種類の果物と野菜には最高濃度の農薬が見つかっており、これらの産品は有機を買うか有機で育てるのが大切です:
リンゴ
セロリ
ミニトマト
キュウリ
ブドウ
唐辛子
ネクタリン(輸入品)
桃
じゃがいも
ほうれん草
イチゴ
アマトウガラシ
ケール
コラードグリーン
夏カボチャ
対照的に次の食品には残留農薬が最も低いことががわかっています。従来農法で育った野菜の中では安全だといえます。しかし一部のスイートコーンやハワイ産の大部分のパパイヤは農薬が少なくても遺伝子操作品(GE)です。スイートコーンやパパイヤがGEでないかわからない場合は有機作物を選ぶほうが得策です:
アスパラガス
アボカド
キャベツ
メロン
スイートコーン(非GMO)
ナス
グレープフルーツ
キウィフルーツ
マンゴ
きのこ
タマネギ
パパイヤ (GMO以外のもの。ハワイ産はほとんどGMOです)
パイナップル
ジャコウエンドウ(冷凍)
さつまいも
塩はこれなしでは生きれない人生のための必需品です。しかし、一般に市販されている「食卓塩」や加工食品に含有されている塩は身体が必要としている塩ではありません。実際には食卓塩は自然塩とは全く異なるものです。前者は健康の害になり、後者が癒します。
塩は健康に欠かせないことを念頭におき、純粋な自然のままの塩に切り替えるようにお勧めします。私のお気に入りはヒマラヤから取れた天然の古代海塩です。ヒマラヤ塩は数千年をかけて極度の地殻圧力の中で熟成した純然たる天然なので不純物が最も少ないつまり、今日のような重金属や工業からの毒素で汚染されていません。
しかも手作業で掘り出され、手洗いされ、処理度が最も少ないです。ヒマラヤ塩には塩化ナトリウムが85%しかなく、残り15%は有史前の海から残った84種類の微量元素です。未精製自然塩は多くの生体プロセスに重要です:
大豆についてマスコミが扇動してきたことは単なる嘘でした。大豆の最悪な問題の1つは米国で栽培されている大豆の90~95%が遺伝子操作品(GE)で、これらを原料として大豆たんぱく分離が生産されています。遺伝子操作大豆は「ラウンドアップ対応」つまり普通なら致死量の除草剤用量に耐性があるように工学的に変成されたものです。
ラウンドアップ除草剤の活性成分はグリフォセートと呼ばれますが、これが女性の生殖周期の敏感なホルモンバランスを破壊します。さらに、グリフォセートは母体から胎児へ必須栄養素を供給し代謝老廃物を解消する胎盤に対して毒性があります。
胎盤が損傷を受けたり破壊されれば流産に至ります。たとえ微量でもグリフォセートが体内に入った母親の子供は重篤な出生障害をともないます。
グリフォセートによる害悪の仕組みはつい最近発見されたばかりであり、いかにこの化学物質が細胞機能を破壊し、自閉症を含む現代病の多くを誘発しているかはすでに判明しています。大豆たんぱく分離分離物はプロテインバー、肉代替シェーク、瓶入りフルーツドリンク、スープ、ソース類、疑似肉、焼き物、朝食用シリアル、一部のサプリメント製品に含まれている場合があります。
菜食主義者でなく大豆ミルクや豆腐を使用しない場合でも、真剣にラベル表示を読み取ってください。大豆添加物には極めて多くの異なる名称が使われ、気が付かずにGMO大豆製品を自宅に持ち帰っていることがあるかもしれません。
大豆たんぱく分離分離物以外にも、全ての未発酵大豆製品は健康を重んじるなら一切避けるのが賢明です。数千件の研究がすでに未発酵大豆による消化不良、消化減退、免疫系破壊、甲状腺機能障害、認知力低下、生殖機能異常、不妊症、果てはがんや心臓病を実証しました。
健康に良い唯一の大豆は正しく発酵させた有機大豆で、私がお勧めするとしたらその製品しかありません。長時間発酵させた後、大豆のフィチン酸と「反栄養素」濃度が減り、有益な特性を消化系が利用することができるようになります。
一般の通念とは異なり、アスパルテーム等の人工甘味料は食欲をそそり、炭水化物の渇望を強め、体脂肪蓄積を刺激し肥りやすくすることが研究から判明しています。この種の研究のなかで近年、サッカリンとアスパルテームが砂糖よりも大幅に肥る元になることを発見されています。
アスパルテームがおそらく最も問題の大きい物質の一つです。アスパルテームは主にアスパラギン酸とフェニルアラニンから構成されています。フェニルアラニンは合成によって変成されてメチル基を持ち、それが甘味の大部分を提供しています。
フェニルアラニンのメチル結合(メチルエステルと呼ばれる)は非常に弱いので、フェニルアラニン上のメチル基が容易に分解してメタノールを形成します。
アスパルテームはメタノールが果物や野菜にも含まれるから無害だという主張はお聞きになったことがあるかもしれません。しかし、果物や野菜にも含まれるメタノールはペクチンにしっかり結合しているので、消化管を通っても安全です。アスパルテームによって生成されるメタノールはこれとは異なり、体外へ排出するのを助ける何物にも結合しません。
メタノールはトロイの木馬と同じように機能します。つまり脳や骨髄等の敏感な組織に入り、そこでアルコールデヒドロゲナーゼ(ADH)という酵素がフォルムアルデヒドに変換し、この物質が壊れやすいタンパク質やDNAに大被害をもたらします。
人間以外の全ての動物はメタノールを無害なギ酸に分解する保護機能があります。従って動物実験で毒性学を行っても欠陥モデルなわけです。ヒトには全く適用できません。
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