レッドシダーウッド オイル: レッドシダーの奇跡的癒し効果

レッドシダーウッドの効能

早分かり -

  • レッドシダーは葉、根、実から作るお茶を煎じてアメリカ原住部族が薬として利用していました
  • 今日では、レッドシダーウッド オイルを樹木から抽出して様々な病気の治療に利用しています。このオイルについてさらにご説明します
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レッドシダーウッド オイルとは何でしょうか?

その名に惑わされないでください。レッドシダーウッド オイルは杜松(ヒャクシン)の木の仲間 (Juniperus virginiana、ヒノキ科(Cupressaceae)すなわちサイプレス属)から取ります。

この木は高さ約10mまで育ち、米国に分布しています。一般名はイースターン・レッドシダーといいます。エッセンシャルオイルは新鮮な木のような刺激が少ない香りが少しあります。

レッドシダーウッド オイルの使い方

このエッセンシャルオイルは異なる社会で独自の使われ方がされてきました。エジプト文明やギリシア文明ではレッドシダーウッド オイルを使って死体を防腐処理していました。アジアでは薬としても利用されていたことがあり、チベットでは現在でもお香として利用しています。

レッドシダーウッド オイルは室内スプレー、クリーナー、香水、ハーバル消毒クリーム、特に蚊に効果がある防虫剤としても利用されます。また、このエッセンシャルオイルは髪や皮膚をよくするのにも利用されます。レッドシダーウッド オイルで特定の病気を治すこともできるほか、全身によい効果があります。これについては最後のほうでご説明します。

レッドシダーウッド オイルの組成

バージニア州にある種の杜松(ヒャクシン)から抽出するレッドシダーウッド オイルはαとβセドレン、γ-ユーデスモール、セドロール、ウィドロール、セスキテルペン(β-カリオフィレン、トゥジョプセン、β-エレメン、キュパレン、α-アカラヂエンから成ります。

レッドシダーウッド オイルの効能

レッドシダーウッド オイルには多くの効能があります。治療効果や予防効果がある異常には次のようなものがあります:

湿疹、ニキビ、フケ

真菌や敗血症性感染

咳、呼吸器や肺の痰

頭痛、目の充血、涙目、その他の咳や風の症状

歯痛

肥満

高血圧

リューマチ、関節炎、痛風

尿路感染症

生理痛やその副作用

脚不穏症シンドローム、呼吸器痙攣、喘息その他の痙攣

緊張感や不安

レッドシダーウッドオイルの作り方

レッドシダーウッド オイルはこの木の破砕したウッドチップ、切り株、丸太、樹皮、おがくずを蒸気蒸留して作り、歩留まり約2.5~5%で得られます。この製法の利点は、オイルを抽出後も搾りかすの木繊維を利用して製品を製造できることです。

レッドシダーウッドオイルはどのように作用しますか?

治療用としてはレッドシダーウッド オイルを次の方法で利用できます:

吸入:吸入器に4滴落とします。

局部: 使用したい所に1~2滴塗ります。

髪の手入れ:

油気の多い髪の場合: レッドシダーウッド オイル3滴とローズマリーオイル2滴をティースプーン1杯のオリーブオイルと混ぜます。シャンプーの前に髪をこの混合液で優しくマッサージします。

フケ対策: 香料の無いヘアコンディショナーに2~3滴を混ぜます。頭皮をこれでマッサージします。そのまま3~5分置いておきます。濯ぎます。

顔面のお手入れ: 顔面のトーナーや保水液に1~2滴を混ぜます。

マッサージ: 約28gの担体オイルに2~3滴を混ぜます。

お風呂: お風呂に8~10滴を混ぜます。

レッドシダーウッド オイルは他のエッセンシャルオイル(ベルガモット、ジャスミン、ラベンダー、バラ、ローズマリー)とよく混ざります。

レッドシダーウッド オイルは安全でしょうか?

レッドシダーウッド オイルは概して安全に使えますが、購入するときや使い始める前には注意が必要です。

このオイルが体内に入れたり、目、耳の中、その他身体の敏感な部位と接触してはなりません。合併症を防止するため妊娠中の方はこのエッセンシャルオイルを使用しないでください。

エッセンシャルオイルを使用する前に私が常にお勧めしているように医師に相談し、パッチテストを行いましょう。

レッドシダーウッドオイルの副作用

高濃度のレッドシダーウッド オイルの潜在的な副作用には特に次のようなものがあります:

  • 皮膚炎
  • 嘔吐
  • 吐き気
  • 過度の喉の渇き
  • 消化器の広範な損傷