温かい天気のときの運動について10のヒント

屋外運動

早分かり -

  • 夏季の屋外運動はたっぷり日光も得られるので最も健康的な戦略の一つであり、裸足で歩くアドバイスに従えば、有益な多くのマイナス電子が足の裏を通して取り込まれます
  • 熱中での運動のためには基本的に約二週間の馴化期間を要します。熱に体が調節されると汗が出やすくなり、汗がもっと希釈されます
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Dr. Mercolaより

夏の温度が上がるにつれ、矛盾し合う衝動に襲われることがあります。一つには屋外に出たくなると同時に、暑いさ中の運動という考え自体がすでにやる気をなくさせることがあります。

今回の記事で表明されている通り、熱中での運動のためには基本的に約二週間の馴化期間を要します。熱に体が調節されると汗が出やすくなり、汗がその前よりも多く希釈されます。

高強度インターバルトレーニングを行っているときに熱波が来れば、自分が完全に熱に馴化するまではピーク運動は避けるべきです。

温度が上がるにつれ運動の成果への期待を調整する必要がある長距離ランナーについても同じことがいえます。

夏の屋外運動でたっぷり陽を浴びると運動しているばかりではなく、じゅうぶんに太陽光線を浴びることができるので、私が想像できる中で最も健康的な戦略です。さらに裸足で歩くようにすれば、有益なマイナスの電子がたくさん足の裏から体内に入ります。

温かい天気のときの運動について10のヒント

1. 適切な物を着る。緩めのポリエステル/綿混紡品その他の生地で水分を逃すように設計されたウェアを着用すれば身体が涼しいままでいられます。身体が冷えるのは汗自体によるのではなく、汗が蒸発することによるものです。このためには汗を吸い取り蒸発を防ぐ物を着ないようにしましょう。

2. 適切な保湿。汗をかけばかくほど熱によるけいれん、過労、ひどいときには心臓発作さえ回避するために保湿する必要が増えます。水一本を携帯して頻繁に飲みましょう。一度にたくさん飲むより、少量の水を頻繁に飲むほうが効果があります。

百害あって一利なしのスポーツドリンクやその他の甘い飲み物は避けましょう。減量のために運動する方のために、スポーツドリンクが通常は全く低カロリー商品ではないことを認識しておくことは重要です。運動を一所懸命してカロリーを燃やしている人が結局は、さらに多くのカロリーや高果糖コーンシロップ(HFCS)を飲んでいるという逆説的皮肉が存在します。この場合運動しつつも肥満になりやすいことがわかっています。

一日に30分適度な強度の運動をする方の場合保湿には水が最適です。60分以上など長時間や極度の強度でまたは、とても暑い日にやすっかり疲れる程運動してきた場合のみ、水以外の物を補給する必要があります。

大量の汗による電解質の損失を補充するにはココナッツウォーターを水の代わりに飲むとよく、これなら現在知られている自然の電解質摂取源として最適であり、きつい運動やさらに下痢による脱水症を予防するために利用できます。ココナッツウォーターは大量の汗をかいているときのみに限るようにご注意ください。ココナッツウォーターには糖分がたっぷりはいっているるからで、汗をかいていないのに日常的にこれを飲むのは問題です。

電解質は溶液中でイオンになる無機化合物で、導電性があります。電解質は電気的信号伝達のために欠かせないもので、当然のことながら、脳、心臓、筋肉、神経系は全て生体電気的システムです。細胞は電解質を使用して細胞膜全体の電位を維持しており、他の細胞へ電気パルスを送ります。水や血中pH等の物質は体内の適正な電解質のバランスに依存しており、電解質バランスが崩れると重篤な身体の異常が発生します。

その代わりにレモンやライムジュースと水、ヒマラヤピンク塩等少々の未加工な天然塩を混ぜて自分でスポーツドリンクを作りましょう。この塩には身体が必要としている80種類の微量ミネラルが含まれています。

3. ピーク熱を防止するため運動する時間に注意する。取り上げている記事に説明されている通り、日中は日光、湿度、公害は最も強く、熱の影響を最小限にするには、朝いちばんでまたは夕方遅めに運動しましょう。

4. 皮膚を守る。屋外に出る前にサンスクリーンを塗るようにという従来のアドバイスがありますが、これは間違っています。サンスクリーンを塗れば皮膚でのビタミンD生産を阻害するばかりではなく、血流に直接入る毒素やホルモン阻害化学物質を塗っていることになります。

その代わりに私は毎日アスタキサンチンサプリメントを飲んでおり、これなら体内からのサンスクリーンと皮膚保護剤の機能を果たします。多くのスポーツマンは屋外で長時間トレーニングした後、陽に当たり過ぎて気分が悪くなることを訴えます。しかし、アスタキサンチンのおかげで気分が悪くなったり日焼けせずに長時間日光の下で過ごせるようになったと多くの人が伝えています。

豊富な証言や逸話的証拠に加え、科学研究 がこうした皮膚保護を実証しました。あなたが、アスタキサンチンを試してみようと思うなら、少なくとも1日2mgから始めることをお勧めします。私の場合最初の数年は一日に8 mgを飲んでいましたが、最後に日焼けしたのがいつかを覚えていません。皮膚を守るもう一つの常識的戦略は色が薄く、緩めの長袖のシャツとキャップを着用しましょう。

5. 身体が熱に慣れるまでゆっくり行いましょう。ゆっくり始め、一回に暑い中での運動は数分のみにしておき、体が耐えられるようになるにつれて時間をだんだんと増やしましょう。早く汗が出始め汗が薄いまたは水っぽくなっていれば体の耐性が増えています。

6. 影を求める。運動は並木道や公園等の影がある地域で行えば温度が上がるにつれて涼しくいられるようになります。

7. 水に入る。水中運動ならどんなことをしても水が身体を自然に冷やすので暑い日には最適な選択です。ほとんどの都市や郊外の住民はプールを選びますが、最適な代替方法は湖、大洋、またはその他の自然の水系であり、有害なプールの化学物質を避けるようにしましょう。自然の水系なら裸足でいるかぎり自然にグラウンディングもできるのでよい効能があります。

私がいつでも行うお気に入りの運動の一つは約60~125cm程度の波がある海にボディーボードで出ることです。こうすれば日光とビタミンDが得られるだけではなく、海から得られるマイナスイオンやグラウンディングの効能をすべて得られます。海に入っていれば体をじゅうぶんに冷やしてくれるので体を自分で冷やす心配もせずに済みます。

8. 靴を脱ぐ。驚くべきことに、最近の研究では、クッション性が高く、かかと部も肉厚の最新のランニング・シューズを履くと、走者が最初にかかとを地面に付け、叩くように走ってしまうことで問題を起こす可能性があることを示唆しています。- 地面とかかとがより大きな衝撃を伴って打ち当たることで怪我の可能性が高まってしまうのです。足の前部と中央部を使った歩行は、人間が裸足、もしくは足の動きを妨げない最小限の履物を履いて走ったときの動作と共通しており、足を保護し、ランナーの多くが経験してきた足と路面衝突の衝撃に起因する怪我から足と下肢を保護することになります。

裸足か靴を履くかの議論は大部分が怪我に関していますが、もう一つしばしば見過ごされている点はグラウンディングの健康的効能です。

グラウンディングとか接地というテクニックは簡単で、単に裸足で地面を歩いて「接地」し地球とつながることです。裸足で歩いたり走ることの健康的効能の背景にある科学理論は、身体が足の裏を通して地球からマイナスイオンを吸収することです。

グラウンディングの効果は私の把握している限り人類が知っているものの中で最も効能がある抗酸化剤です。以上の抗酸化剤がグラウンディング実験から得られる脈拍の改善、皮膚抵抗の減少、血液粘度の低下、炎症軽減等臨床的によいことに役立っています。

裸足になるのに最適な場所は波打ち際です。海水はすばらしい導電体だからです。体内は大部分が水なので、これならよい接続がされます。これと同じほどよい場所は草原で、特に露に覆われている頃がよく、早朝の運動をすればそういう状態になっています。

コンクリートは封止処理されていない限り良好な導電物質です。塗装されたコンクリートはあまり電子をよく通しません。アスファルト、木材、プラスチックや靴底のような典型的な絶縁材料では、電子が通過せず裸足のグラウンディングには適しません。

9. すぐ体を冷やせるトリックを覚えましょう。次のような二三の簡単な工夫で身体を冷ますことができます:

  1. 前腕に冷水を掛けると体温が下がります。多くの公共の場には飲料水や公共トイレがあり、そこで水を掛けて体温を下げることができます。
  2. 噴霧用ボトルで皮膚に冷水を噴霧しながら扇子やうちわ、またはタオルや衣類でもよいので風を当てます。水が蒸発するに従い体温が下がります。
  3. 首、前腕、股や脇の下にアイスパックまたは冷却用のネックラップを当てましょう。

10. 安全のためにチームで行う。熱による衰弱の症状は注意を払っていないとすぐに表れ、失神は症状の一つなので、暑いときには運動パートナーといっしょに行うほうが安全です。(以下に熱関連のその他の警告すべき兆候や症状について説明します。)

熱関連の兆候や症状

身体に耳を傾けることを忘れないで下さい。ふらつき、気を失いそうになったり吐き気を感じたら、すぐに運動を止めましょう。

こうした時は無理してフィットネスの虚勢を張るタイミングではありません。潜在的に生命に危険がある副作用が発生しない他の機会に譲って止めましょう。実際には熱に体がまだ慣れておらず、90歳代になろうとしている方なら、特に高強度運動を行う場合は屋内で運動することを検討すべきです。

熱による衰弱や熱中症が主に懸念されるので、警告の兆候に注意を向け続けましょう。問題が発生する場合は通常、最初に胃、腕、脚の熱けいれんという症状が出ます。熱けいれんの対処:

  • 水を飲むか、または/さらにココナッツウォーターを飲んで電解質を補給しましょう
  • 涼しい陰になっているかエアコンの効いた空間で休憩しましょう。上記の体を冷ます工夫で体幹の温度がさらに下がります

熱けいれんを無視するとすぐに熱による過労へ悪化し、その兆候や症状には次のようなものがあります:

頭痛

めまい、頭がくらくら、気を失う

吐き気や嘔吐

筋肉のけいれん

速く浅い呼吸/急な脈拍

冷たくべたつく漢字の皮膚、悪寒

熱による過労は熱中症と同じ方法で処置できます。最初に懸念すべきは体温を下げ、身体の水分を補給しましょう。症状がまだ直らなければ、熱中症は重篤な異常なので直ちに医療処置を求めてください。熱中症の最悪な症状には次のものがあります:

高い体温 / 発熱: 体温が40℃を超えるのは熱中症の主な症状とです

皮膚の赤み: 体温が上がるにつれて皮膚が赤くなる傾向があります

汗が出てこない

速く浅い呼吸

吐き気や嘔吐

速く強い脈拍: 熱による可能の初期段階には脈拍が下がることがありますが、熱負荷が心臓に掛かると脈拍が大幅に高くなり、循環を促して体温を下げようとします

頭がずきずき痛む

意識障害

意識不明(重篤な昏睡状態を含む)

初期の筋肉けいれんが悪化していくに連れ、筋肉が硬直または弱化しぐったりする

熱中症の兆候が出たら即座に反応して医療処置を受けなければなりません。このため運動はもう一人と組んで行いましょう。医療処置を求め、救急車が着くまでの間直ちに体を冷ます処置を取りましょう:

  • オーバーヒートした人を陰へ誘導して余計な衣類を脱がせます。
  • 頭、首、わきの下、前腕、股にアイスパックや冷たく濡らしたタオルを当てます。
  • 水を噴霧しながら仰いで風を送るか、扇風機等で風を当ててください。
+ 出典および参考資料