健康のために捨てるべき10の日常品目

 
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早分かり -

  • 人工甘味料、プラスチック食品容器、こびりつかない調理器具をキッチンからなくし、古い香辛料を新しいものと入れ替えることで毒素の元を絶ち、健康によいです
  • エアリフレッシャー、トイレタリーグッズ、化粧品、抗菌石鹸、市販の洗浄液もなくすべき毒素の発生源です。技術製品や椅子の使用を再度見直すことも健康のためによいです
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Dr. Mercolaより

毎日多数の品と接触していますがその多くは蓄積していき健康へのリスクになります。多くの化学品は安全なように見えるだけで実は危険であり、健康が悪くなっていてもおそらく疑わない確率が高いです。

その他電子機器や果ては椅子等現代生活の「標準」品も長期的に害があります。

健康に害となる品目リストは際限なく長くなるので、今回はないほうがましな10の日常品を取り上げます。

#1:人工甘味料

アスパルテームやスクラロース(Splenda)などの人工甘味料は身体を騙して体脂肪を蓄積させ、糖尿病リスクを高くします。健康への効能を求めるなら、これらのカラフルなパッケージを捨てるべきです。

ダイエットソーダ等人工甘味料を含む食品や飲料についても同じことがいえます。人工甘味料はインスリン感度を悪化させ肥るもとであるほか、 心臓発作、脳卒中、アルツハイマー病を含む重篤な病気も促します。

人工甘味料が肥満や病気を促進するメカニズムの一つは腸内細菌叢の阻害によるものです。人工甘味料は新陳代謝機能に関連している代謝経路を変性させます。

#2:プラスチック食品容器・ボトル

プラスチック食品容器やプラスチックボトルを捨てることはビスフェノールA(BPA)やビスフェノールS (BPS)、フタレート等内分泌阻害化学物質との接触を軽減するための初歩的方策です。

内分泌系全体は気分、成長、発育、組織の機能、新陳代謝、性的機能、生殖プロセスの調節で欠かせない機能を果たしており、内分泌阻害化学物質は多くの以下に挙げるものを含む多くの重篤な悪影響を引き起こします:

  • 生殖機能の問題
  • 高血圧:あるランダム対照試験から次のようなことが実証されました: 缶やプラスチックボトルに含まれるBPAは体内に入ってからわずか数時間で高血圧にします。
  • 子供のIQ低下
  • 多動性、攻撃性の増大、学習障害
  • 乳がん、前立腺がん、甲状腺がん

繰り返し洗ううちに生じる摩耗や損耗に加え、熱は容器やボトルから放出される化学物質の量をさらに増やすので、古い容器を使い続けるのはよくありません。

#3:こびりつかない調理器具

キッチンをさっぱりさせる対策を進めるには、こびりつかない鍋類を捨て、セラミックやガラス調理器具に置き換えることです。

こびりつかないコーティングはペルフルオロオクタン酸(PFOA)という化学物質で処理されており、これが米国環境保護庁(EPA)の独立系科学諮問検討委員会によって「確率が高い」発がん物質であることが判明しています。

PFOAは長い複雑な名称ですが、基本的には複雑な化学物質であり、こびりつかない特性を出すためにフッ素酸に依存しています。ここで問題なのは、こうした鍋やフライパンを熱すると、フッ素酸が蒸発して空気中に出て、これが小型の鳥を殺し、ご家族の健康にも有害です。

有毒なフッ素酸を放出しないセラミックやガラスの調理器具に単に切り替えるだけでこうした不要な健康リスクを回避できます。

#4:エアリフレッシャー

室内消臭剤には通常2, 5-ジクロロフェノール(2, 5-DCP),という1,4-ジクロロベンゼンの代謝性産物が含まれており、これが早熟な思春期その他がんを含む健康の異常と関連しています。内分泌物質阻害物質であるフタレートもエアリフレッシャーや室内消臭剤に含まれています。

いやな臭いがするなら化学品のスプレーで隠すのではなく、原因を解決しましょう。

ときどき窓やドアを開けるのもよいし、室内やオフィスの全体的な空気の質をよくします。香りを好む方は高品質の純粋エッセンシャルオイルをご利使用になれば、健康や全体的に快適な状態をむしろ支持してくれます。

#5:抗菌石鹸や洗剤

身体や周囲を日常消毒していると長期的に有害になります。

薬剤耐性のあるバクテリアを生み出すばかりではなく、トリクロサン等の抗菌化合物は、特に幼い子供の健康を害することがわかっています。

例えば、トリクロサンはホルモン調節を変化させ、胎児の発育を阻害することをある研究が実証しました。この抗菌成分はさらに以下のような異常も起こします:

  • アレルギー
  • 甲状腺機能障害
  • 内分泌障害
  • 体重増加
  • 炎症反応

温水とマイルドな石鹸だけあれば病原菌を安全に消毒するには十分です。米国の、食品医薬品局(FDA)でさえ、「今のところ[抗菌石鹸が]普通の石鹸と水で洗うより病気の予防になることを示す根拠はない」という声明を発表しました。

抗菌として特に市販されている手を洗う石鹸やその他の製品以外にも、トリクロサンはその他多くの家庭用品やパーソナルケア製品に含まれており、これにはまな板、おもちゃ、にきびクリーム、Colgate Total歯磨きにも含まれているので、これらをすべて避けるべきです。

#6:市販のクリーニング用品

市販のクリーニング用品を捨てるだけでも多くの有害化学物質を取り除くことができます。こうした危険な製品はどれも基本的成分だけのもので置き換えられます。そのためには以下のような自然のクリーニング製品をお使いになるとよいです:

重曹

白酢

レモンジュース

過酸化水素

カスティーリヤソープ液

有機エッセンシャルオイル(オプション)ラベンダーオイルやティーツリーオイルなどの特定のエッセンシャルオイルには抗菌作用があります。

ミキシングボウル

スプレーボトル

マイクロファイバークロス

#7:パーソナルケア製品

化学物質は経皮的に極めて効率よく吸収されるので、浴室からこうした製品を捨てると毒素による負荷を軽減するのにおおいに役立ちます。特に毎日異なる数種類の製品を使用する傾向がある女性には該当します。

メーキャップにも重金属は隠れています。Heavy Metal Hazard: The Health Risks of Hidden Heavy Metals in Face Makeup(重金属の危険:フェースメーキャップに隠れる重金属の健康リスク)というレポートの中でEnvironmental Defenseが49種類の化粧品、コンシーラ、パウダー、ブラシ、マスカラ、アイシャドウ、アイライナー、リップスティック、リップグロスをテストしました。

従来通りのメーキャップを使用している方はほぼ2.27kgの化学物質を毎年吸収しており -- しかも、この数値にはボディーローションやデオドラント、シャンプー、コンディショナー、その他のパーソナルケア製品を含みません!

こうした健康に有害な習慣をなくして、有機ブランドのトイレタリーグッズと化粧品に切り替えましょう。さらによいことは、日常のメーキャップを質素にして自分で製品を作ることです。多くのローション、ポーション、ヘアトリートメントを捨て、例えば、一瓶のココナッツオイルに高品質エッセンシャルオイルを加えて芳香を出すこともできるはずです。

#8:古くなった香辛料

ハーブや調理用香辛料には様々な抗酸化剤、ミネラル、ビタミンを含み、食事の栄養価を高めます。1g当たりの新鮮重量のハーブは果物や野菜よりはるかに高い抗酸化活性があります。

ほとんどのスパイスには固有の医療的特性があることを多くの研究が実証してきました。炎症を抑制するのに特に効果的な4種類のスパイス:

  1. 四つ葉
  2. 生姜
  3. ローズマリー
  4. タイム

しかし、新鮮であることが前提なので、キッチンの棚の縁まで古いスパイスボトルでいっぱいなら、今こそ新しいものと入れ替える時です。有効期限の切れた腐りかけた香辛料は風味もないので、食事に香辛料を掛けてもあまり効果がないなら、もう古くなっています。

# 9:電気機器

スマートフォンやコンピュータを捨てようとはほとんの人が思わないでしょうけれども、いかにこうした機器を使用しているかを再検討するのが賢明であり、一日のうちで何個の機器を使用するかについて考えてください。

ティーンを中心に子供たちのなかには何時間でも電子機器を何個も使っています。EMFの長期的害悪を私は実感しており、ワイヤレス放射は極めて明白であって、電磁場に対しては慎重に配慮したアプローチが求められます。

2011年5月31日すでに、世界保健機関(WHO)/国際がん研究機関(IARC)は携帯電話には本当に発がん性がある可能性を認める報告書を発行しており、無線周波数の電磁場を「ヒトへの発がん可能性がある」(クラス2B)に分類しています。

この分類が行われた背景にはワイヤレスフォンが脳がんリスクを高めることを実証した研究への応答として必要になったということがあります。放射線への暴露を軽減するには、携帯電話を常に身体に所持しないことが重要です。

ブラジャーやポケットにちょっと入れられるのが便利に見えますが、健康への害に直接つながるので、それくらいのことが単なる不便をはるかに超す帰結をもたらします!携帯電話のスイッチがオンになっている限り、実際に電話をかけていない場合であっても放射線が間歇的に放出されていることを認識することが重要です。

従って携帯電話を毎日15時間身に着けていれば、身体は連続的に放射線に暴露されています。いわば「薔薇の臭いをかぐ」(休憩して立ち止まる)ための時間を時には取ってデジタルライフのコンセントから自分を抜きましょう。

#10:椅子

最後になりましたが、健康に最も害悪がある品目の一つは本来椅子だということを示す研究がますます増加しています。

長時間座っていると、たとえ規則的に運動してフィットしていても、慢性病や早死ににつながる単一のリスク要因であることはすでに実証されました。その通りで、運動では毎日座っていることによるダメージを修復することはできません。喫煙による損傷を修復できないのと同じことです。

肥満に伴い、着座を維持することが新たな喫煙となっており、肺がんリスクを50%以上に高めます。二次喫煙より座っていることがはるかに危険であることをどなたが想像できるでしょうか?

座っていることはほぼすべての健康の異常(2型糖尿病や心臓血管病からがん、あらゆる死因による死亡までのリスクを高めることはすでに実証されています。また、運動が少ないほど、座っていることによる健康への害悪はひどくなります。

どんな方策がありますか?

出来る限り頻繁に立ち上がる。立つデスクは一つのオプションです。それができない環境なら、勤務時間内に規則的間隔で立つことを心がけましょう。一般的なルールとして、1時間座ったら、もう長すぎます。

どれほど座っているとしても、1時間のうち50分を超して座らないことです。フィットネストラッカーをお持ちでなければ、買う価値があります。すでに行っている運動に加えて、7,000~10,000歩毎日歩くことを目指すようにお勧めします。フィットネストラッカーを使う前私の場合毎日2,000歩だったと思いますが、今ではほぼ8倍の毎日15,000歩程度まで増やしました。

多くの方にとっては、椅子から立ち、離れるだけでも健康的ライフスタイルへの第一歩になります。あまり激しくなく運動以外の活動に慣れるに連れ、もっと活発に運動したくなっていきます。

最適な健康を阻止するような既知のリスク要因を避ける

この世界は毒物で覆われています。残念ながらこれは現実です。食生活は重要な役割を演じていますが、使用する全ての製品から来る大量の化学物質にも接触しており、皮膚がとても効率的な吸収システムとして機能しているので、体内のろ過機能を経由せずにここから血流に直接侵入します。

使用している製品を見直して再評価するための時間を取ることで、毒素による負荷を軽減するために役立つし、健康のためによいです。

環境汚染は大規模な問題ですが、その大部分は直ちに解決策がありません。そこで自分の身の回りの環境、自宅、日常接触する全製品の見直しにフォーカスするほうが時間の使い方として有意義です。座ることや電子機器使用の習慣に対処することも健康によく、慢性病リスクを下げます。