Dr. Mercolaより
運動はインスリンとレプチン受容体感度を最適化するので慢性病から回復できる強力な医療効果があります。
グルコース、インスリン、レプチンレベルを正常化すればどんな病気の状態にあっても回復に向かいます。
運動は鬱屈した気持を改善するのに役立つ脳内化学物質も分泌させて気分をよくするのに役立ちます。さらに顔色がよくなり、にきびをなくし、老化の兆候をなくすこともできます。
運動にこういう効果があるのはなぜでしょうか?身体が多かれ少なかれ常に動くために設計されていることを忘れがちな人が多いです。運動すると美しさ、健康、快適な心身の状態を全面的によくして体内の生体系が正しく効率的に機能するようになります。
今日ではコンピュータ、車、その他の機器のおかげで立上り、体を延ばし、手を伸ばし、四肢を折ったり、一つの場所から他の場所へ動くといった必要性がなくなったため、何時間も座ったままというのは実に不自然なのです。実際に長時間座ったままだといかに悪いかがわかっています。
Huffington Post,にすでに掲載されましたが、運動は多くの生体効果があります。文字通り頭から足のつま先まで運動は効果があります。運動でよくなるもの:
運動は顔色もよくし「明るくぱっとさせ」ます。メーキャップアーチストのミシェル・ファン(Michelle Phan)さんのブログに運動の美しさへの効能について書かれています。
Telegraphの記事で特集されたことがある有名人トレーナーのダルトン・ウォン(Dalton Wong)さんは正しく運動すると筋肉も皮膚も調子がよくなると説明していました。
ウォンさんによると皮膚をよくするには耐久トレーニングを集中して行うのがよく、この場合筋肉にチャレンジを与えるために自重を使います。ルンゲ、腕立て伏せ、プランクは耐久トレーニングの例です。
同氏は、筋肉と皮膚ともに調子をよくし、ぶよぶよの皮下脂肪をなくすには、ウェートトレーニング3~4セットとその合間に2~4分カーディオ運動を混ぜて、これを4回繰り返すサーキットルーチンを勧めています。
皮膚をきれいにしたいならカーディオトレーニングを過度には行わないことです。人間の体は短時間の突発的動作による大きな負荷に耐えるように設計されているので(これこそ狩猟採集していいた原始人の動き)、以前の記事ですでに説明した通り、これは身体を健全な状態にするために最も能率が悪い方法なのです。長距離ランニング等の従来式カーディオトレーニングはむしろよくなく、皮膚にも悪い効果が及びます。
特に太り過ぎや痩せすぎの人がカーデォオトレーニングをし過ぎると、皮膚の若々しい弾力が失われるとウォンさんは注意しています。長距離ランニングは炎症を起こすストレスホルモンのコルチゾルが異常に増えるので、ストレスが身体が掛かるというがその理由です。
このため皮膚に悪影響が生じます。コルチゾルはコラーゲンを分解するので、皺が出たり色あせします。
汗をかき、血流をよくすると皮膚にいいということは想像がつきます。皮膚はデトックスのための身体のなかで最大の器官であり、体温調節のほか解毒にも役立っています。
血流がよくなると酸素と栄養素が皮膚へ運ばれ、きれいな顔色のために欠かせない事です。水はもう一つの主な成分です。
体内から皮膚を潤すのに加え、水をもっと飲むのも湿疹につながる皮膚に詰まった毒素、オイル、残骸を洗い流すのにも役立ちます。よく水分をとって血流を促すと毛根を自然に刺激し、髪の成長を促すので髪にもメリットがあります。
11本の研究について行われた2006年のあるメタ分析では、鬱屈した気持、不安、食生活の乱れに悩む患者に運動を勧めるべきであると結論しています。それには「かなりの効果がある」根拠があるからです。2009年のある論文によると抑うつ状態の患者の40%程度しか運動を医師に勧められませんでした。
この点で現代医療と精神医学には明確に欠如している側面があります。こうした証拠があっても多くの医者は患者のために運動やその他のライフスタイル要因に取り組むほど誠意がありません。当然のことながら、それをしてしまうと医療報酬が減るからです...
非保険医のほうが抑うつ状態の患者に薬剤以外の処置を処方する率がもっと高いことを銘記すべきです。もう一つ問題の裏面には、多くの患者がすぐ効く解決策を求めており、自分の状況改善のために体を動かすことなど抵抗を感じることもあります...
運動を薬剤と見なすなら、臨床効果を得るためにいくら必要だと思いますか?テキサス大学南西医療センター(ダラス)の精神医学教授Dr. マデゥカー・トリベディ(Madhukar Trivedi,)氏によると、抑うつ状態の患者は一週間に3~5回45~60分の運動を行うとよいそうです。
臨床効果を得るために自分の最大鼓動数の50~85%までは鼓動を高めることも進めています。
重篤な抑うつ状態は自殺、深い救われないという気持ちや失望感に通常結びついており、こうした症状を認知して対処することは重要です。
運動すると気分や精神衛生の改善に役立つ幾重にも重なり合った変化が生じます。すでに説明しましたが、初歩者の場合インスリンとレプチンレベルを正常化するのに役立ちます。気分を高める脳内ホルモンの生産も高めます。
セロトニンやエンドルフィン(日常の運動から得られる気分高揚を生んでいる)以外に他の化学伝達物質にも重要な機能があります。運動すると、脳は身体への負荷を闘争・逃走反応として認知します。ストレスに起因する害から守るため、脳は脳由来の神経栄養因子(BDNF)という保護するタンパク質を放出します。
このタンパク質はニューロン修復を助け、「リセットスイッチ」として機能するので、運動した後は問題解決のためにより焦点の合った取組が可能になります。BDNFは脳の幹細胞も活性化し、これを新たなニューロンに変換し、神経の健康を促す他の化学物質を出します。運動と脳の健康は緊密に関係していることを最近の研究が実証しています。
身体の運動は、脳が加齢により萎縮しないようになるだけでなく、全面的に認知能力-や幸福感-も向上させるのに有効であることが立証されています。
単にスタイルをよくしたいとか肉体的にも精神的にも気持ちがもっと良くなりたいなら、そのために必要な運動時間を割くべきです。様々な運動を含む包括的なフィットネスプランを目指すのが最適です。
次の種類の運動をフィットネスプログラムに取り込むと真に最適な結果が得られます:
1. 高強度インターバルトレーニング(HIIT):これは一気に行う高強度運動とソフトな回復期間を混ぜたものです。くわしくは以前の記事をご参照ください。
2. 基本動作:身体には29種類の基幹的筋肉があり、その大半は背中、腹部、骨盤に付いています。筋肉群を強くすると全身の動作の基礎ができ、その強化によって背中を保護して支え、脊柱と身体が怪我をしにくなり、身体のバランスと安定性を高めてくれます。
Dr.エリックグッドマンが開発したファウンデーション・トレーニングは様々な運動から成る同氏が「現代動作学」と呼んでいる、より大規模なプログラムの初歩コースです。ファウンデーション・トレーニングが教えているような姿勢の運動は日々の活動において体格を正しく支持するだけではなく、身体を鍛え直すこともできるので、高強度運動でも怪我のリスクがありません。ピラテス等の運動プログラムも体幹筋肉に効き目があります。これにはご自分のトレーナーから身につけられる特定の運動をして得られるメリットもあります。
3. ストレッチ:私が気に入っているストレッチはアーロン・マティーズ(Aaron Mattes)さんが開発したアクティブアイソレーティッドストレッチです。アクティブアイソレーティッドストレッチでは各ストレッチは2秒だけ保持し、これにより身体の自然な生理的組成と調和し、循環を改善し、筋肉接合部の弾力性が増します。また、この手法では身体が自己修復できるようになり、日常生活に備えられるようになります。パワープレートのような運動器具はストレッチや柔軟性強化に役立ちます。
4. 筋肉トレーニング。運動プログラムに1セットの強度運動ルーチンを取り入れて全体のプログラムを完成させると、日常的運動プログラムの効能を真に最適化できます。そのスピードを落とすと強度が上がります。一種の高強度インターバル運動としてのスーパースローウェートトレーニングについて詳細は私が行ったDr. ダグ・マクガフ(Doug McGuff)とのインタビューをご参照ください。
5. 15分以上座らない。気分やビューティーのために直接効果があるわけではありませんが、長時間座るのを避けることは大切です。運動を日常していても、慢性的な着座ライフスタイルでは寿命が大幅に縮みます。
座っていることの害悪に対抗するには、15分ごとにアラームが鳴るように設定しておくとよいです。
鳴ったら、立ち上がります。私の場合なったら立上り、片足でスクワットし、ジャンプスクワットかルンゲを行うようにして立つだけではなくもう一歩進めて行うように勧めています。運動ではなくても終日動き続けることが必要ですが、今では私が間歇的動作による活動と呼ぶ習慣を身に着けることです。
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