メニエール病

早分かり

  • メニエール病は内耳の異常でめまいや難聴をともないます
  • メニエール病、典型的な症状、可能な原因とこの異常を容易に治すための推奨される処置についてもっとよく知っておいてください。
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メニエール病慢性的耳の異常の発端

2018年4月4日 | 198 ビュー |
バージョン:日本語

眩暈がひどく周囲がくるくる回っているように感じたことがありますか?これを耳の中でベルが鳴るような音がしつつ体験しましたか?もしそうならメニエール病の症状です。

メニエール病は内耳の異常でめまいや難聴をともないます。

メニエール病の概要

メニエール病は内耳機能障害を引き起こします。たいていは片耳ですが経時的には両耳に広がることがあります。難聴をともない眩暈が間歇的に発生し、数分から数時間続くこともあります。その他の症状:

  • めまい
  • 耳鳴り(ベル音)
  • 吐き気
  • 異常な耳の圧力

残念ながら、メニエール病は生涯続くもので現在まだ治療方法がありません。原因もまだ不明ですが、研究者はアレルギー、ストレス、頭部損傷、異常な耳の圧力、内耳や中耳の感染など様々な要因によって引き起こされる場合があることを示しています。

メニエール病を起こしうる生物学的要因

  • 遺伝的傾向:メニエール病に罹りやすい家系を受け継ぐ可能性については1941年以来議論が続いています。この理論はこの異常が発生する際に特定の民族に偏って記録が豊富にあるために提唱されたものです。
  • 免疫機能障害:Audiology and Neuro-otology(聴覚と神経学の専門誌)に掲載されたある研究は、メニエール病の人が血清内に高濃度の自己抗体があるか循環免疫合併症を持つことを発見しました。この結果に基づいて研究者は免疫機能障害がその発病に一役買っている可能性があるという仮説を立てました。

外的要因

  • ウィルス感染:数件の研究がメニエール病は内耳に影響するウィルス感染によって起きることを示唆しています。ヘルペスウィルスはこの病とよく関連付けられますが、それは患者のサンプルを見ると、このウィルスが内リンパ嚢、前庭と蝸牛神経を含む内耳の様々な部分から検出されたからです。
  • 肉体の外傷:頭の怪我は内耳の閉塞や永続的な解剖学上の異常をきたし、これがメニエール病につながることもあります。音による外傷も耳の中のヘルペスウィルスを活性化し、この病気に間接的原因となります。
  • 環境要因:耳の異なる部分を損傷する環境要因が各種あり、このためメニエール病になる場合もあります。例えば、騒音公害は耳に埃その他の汚染物質が入らないようにしている髪の細胞を破壊し、平衡感覚を失うリスクを高めます。
  • アレルギー:メニエール病におけるアレルギーの役割については1923年以来研究されており、この理論は現状を見るとかなり当たっていると思わせる豊富な証拠が多く見つかっています。 アレルギー歴のある人はない人よりメニエール病になるリスクが高いことを研究が証明しました。

メニエール病の症状

めまい

間をおいて突然目が回り、また自然に直るのが特徴で、めまいはメニエール病の典型的症状です。発汗や動悸もともなうことがあります。

耳鳴

耳鳴は耳の中でベル音、ブザーやうなり、または笛のような音がする状態を意味する医学用語です。通常は周囲が静寂なときに気づく症状です。

聴覚損失

聴覚損失はメニエール病の人の場合最初は間歇的に発生する場合があります。これが時とともに持続的になっていきます。

耳閉塞感

耳閉塞感は発生している耳や頭の片側に異常な圧力を感じる状態です。

頭痛

頭痛は耳内圧力の増大にともなって発生するのでしばしば耳閉塞感をともないます。

吐き気

吐き気と嘔吐が通常はめまいにともなって起きます。

メニエール病の段階:

メニエール病の進行段階は3つあります。段階毎に異なる症状や重度があります:

  • 初期:めまいが数分から一日中続く異常が予兆もなく発生します。聴覚損失が変動的に発生することもあり、悪い方の耳は耳鳴のために閉塞感をともないます。
  • 中期:メニエール病の第二段階では重篤なめまいをともないます。この段階では耳鳴と聴覚損失も悪化する場合があります。症状が出た後、状態は数か月間緩和します。
  • 最終段階:この段階になるとめまいはあまり頻繁に起きなくなり、または全くめまいがなくなります。しかし、重篤な聴覚損失や平衡感覚の障害が発生します。

症状が出た後は極度に疲れたり衰弱し、何時間も寝ないと回復できなくなります。メニエール病のために心理障害や感情的ストレスを被る人も少なくありません。実際にこれらは二次的症状と考えられています。心理面の問題には次のようなものがあります:

  • 不安
  • 抑うつ
  • 自信喪失
  • 集中力悪化

メニエール病はいかに診断しますか?

聴覚テスト:このテストは異なる音量や音階の音を識別できる程度を見るものです。このテストではヘッドフォンからノイズが聞こえてきて、聞こえるかどうかを応えます。メニエール病の人は通常低周波数帯域の音が聞こえません。

医者が聴覚障害ありと確認したら蝸電図法(ECog)で内耳の電気的活動を測定し、または聴性脳幹反応(ABR)により聴覚神経が問題の原因かどうかを検査します。

平衡感覚の評価:メニエール病の症状がある間に医者が異なるタイプの平衡感覚検査を行う場合があります。この異常がある患者によく行われている検査は電気眼振記録(ENG)で、目の周囲に取り付けた電極を使用して目の不随意な動きを追跡します。

メニエール病用の薬物を服用する前に思い直すべき

メニエール病と診断すると医者は短期的と長期的な症状管理のための薬物を処方する場合があります。症状が出た患者に処方される物は通常吐き気や乗り物酔い対策のための薬物です。こうした医薬品にはメクリジン、ディアゼパム、プロメタジンが挙げられます。

これらの医薬品には重篤な副作用があるのでめまいや吐き気を一時期軽減するくらいのためにこうした薬物を飲むだけの価値はありません。例えばディアゼパムは筋肉の調整能力に障害をきたし、プロメタジンの場合倦怠感、便秘、口内乾燥を引き起こす場合があります。

医者は耳の中の液体を減らすために利尿剤を処方することもあります。しかしこうした薬には頭痛、筋肉けいれん、コレステロール増大等各種の副作用があることは知られています。健康を害さずに利尿効果のある自然な代替手段はあります。

メニエール病の通常行われる治療と医療的処置

前庭のリハビリ:これは一連の目、肩、首の運動を行って脳が、耳や感覚器官、目から来る整合性無いバランスデータにも拘わらず身体のバランスを維持する能力を回復させることを目的としています。

補聴器:重篤な長期的な聴覚損失の場合は補聴器が必要になります。自分のニーズに合う最適な補聴器について聴覚専門の業者からアドバイスを受けてください。

メニエットパルス発生装置この装置は耳道に圧力パルスを送り、耳の中の液体交換を促しめまいを軽減させようとするものです。

耳内注射:この処置は抗生物質やステロイドを使用します。ステロイド注射は突発性のめまい対策で、抗生物質は問題のある側の耳の平衡能力を回復させるために使用します。しかしこれらの薬物は重篤な聴覚損失につながるので注意が必要です。

メニエール病管理のための自然療法

快適な場所に座るか横たわる:薄暗い快適な場所に座るか横になり、症状がだんだん軽くなるまでリラックスします。目を閉じたり一点を見つめると平衡感覚を取り戻すのに役立ちます。

症状を促進するような動きや物を避ける:頭を速く回すとか首回転運動等突然の動きをしないでください。めまいを悪化させます。症状がまだ続いているときは明るい光を水、本やテレビを避けてください。

症状が出た後の休息:極度の倦怠感や衰弱が通常はメニエール病症状が出た後発生します。体力が回復するまでじゅうぶんに休息することを忘れないでください。回復するのを待って、日常活動に戻ります。

ストレスを管理する:ストレスは基本的に生活の中の避けられない一面であり、そのために症状が出ないようにする方法にはよりうまく管理することが挙げられます。心と身体を和らげるのに役立つテクニックは豊富にあります。少なくとも10分瞑想したり楽しんでいるホビーを行うのもよい方法です。

不健康な食品を制限する:不健康な食品特に塩分が多い物はより多くの液体を身体が保持しようとするので、メニエール病の症状を悪化させます。食事に塩をかけず、大量の砂糖やグルタミン酸ソーダ(MSG)を含む駄物や加工食品を制限してください。むしろ、有機として調達された栄養価の高い新鮮な自然食品を食べてください。

悪い癖を止める:飲み過ぎ、たばこの喫煙睡眠不足等の不健康な習慣はメニエール病を悪化させます。

肉体的に活発でいること:運動やスポーツ等規則的に肉体活動をすると平衡感覚を改善し、メニエール病の影響と闘うことができます。但し、あまりしすぎて過労するほどまでプッシュしないことです。

手術はあらゆる処置方法が失敗した場合のみの選択肢

メニエール病による症状で衰弱していき、以上に説明してきた処置オプションが症状の軽減に役立たない場合、医者は手術を勧めるかもしれません。この病に対する処置の中には内リンパ嚢処置、前庭神経切断、迷路切除が挙げられます。

手術は非侵撃的処置がなくなった場合のみ検討すべきことを念頭に置いてください。手術を受ける決心する前に医者に相談し、手術処置の結果を把握してください。

メニエール病の管理:症状を予防する方法

アルコール飲料やカフェイン飲料を避ける:カフェインを添加した飲料、酒類は体内の正常な液体の調節を阻害し、メニエール病の症状を悪化させます。カフェインはよく知られる刺激剤で耳鳴を悪化します。

絶煙する:たばこその他タバコ製品にはニコチンが含まれすが、これが健康全体に害があるほか、内耳の血行にも支障をきたします。このためメニエール病の症状が悪化します。この異常を回復させさらに他の健康上の問題を予防するためにはこうした有害な化合物を含むすべての製品を避けるのが賢明です。

塩と砂糖の摂取量に注意する:塩と砂糖は体内の水分保持率を高め、メニエール病の悪化につながります。症状をよくするにはこうした成分量が多い食品は避けてください。砂糖が過剰に含まれる製品には炭酸飲料、フルーツジュース、キャンディーがあります。

今日大部分の食品に大量の塩分が入っているので塩分を抑えるのが難しいです。これには既製品のソース、グレイビー、マリネ食品、焼き物、朝食用穀類、チップ類が特に挙げられます。

運動で平衡感覚を養う:患者の平衡感覚を取り戻しめまいを予防するのに役立つように考案された多くの運動があります。例えば、前庭目運動でめまいを予防するように頭と目の動作を改善できます。一方、前庭頭部と肩の運動をするとめまいのリスクなく自由に頭を動かすことができます。

他の人から助けを借りることを躊躇しない

普通の活動にも影響するほど衰弱化していくような症状をともなうメニエール病に対処するのはつらいことでしょう。生活に大きな支障があるので、メニエール病が原因で不安、抑うつ状態その他の精神的問題が時につれて発生することがあります。

残念ながら、精神的に不健康であると症状を促すのでこの病が悪化の一途をたどることもありえます。

メニエール病のために精神面や感情面の健康状態にダメージを受けないようにする方法の一つは、あなたの状態について話しかけてくれる強力な家族や友人のグループを作ることです。体験、感覚、心配事についてあなたと親密な人と話すとストレスが減り、さらに家族や友人があなたが被っている状況を把握できるようになります。

地域やオンラインの支援グループに頼る道もあります。こうしたグループは気持ちを支えてくれるほかにも体験談やアドバイスを共有してメニエール病について貴重な情報を提供することもできます。専門医の心理療法を受けるのも一つの手です。

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