学名 : Averrhoa carambola
五角のあるスターフルーツでカランボラとも呼ばれ、ワックス状で黄緑のフルーツ。原産地は蒸し暑いスリランカの熱帯地域。
この果物は背の低い灌木常緑樹に育ち、最初は小さいライラック色のベル型をした塊状の花を付け、これが楕円形の実になります。
この可愛いフルーツは今日ではオーストラリア、南米、ハワイ、フロリダでも栽培されています。寒冷気候に弱く、霜が降りると枯れるので、温暖な環境で育てるのが最適です。
スターフルーツの最もユニークな視覚的品質は断面が完璧な星形をしていることです。
2種類あり、その見分けがなかなか難しいのですが、1種類のほうがとてもおいしく甘いので是非区別したいものです。この味はリンゴとぶどうの間のようなもので、もう1種類はとても酸っぱいです。
概して甘い方が肉が厚いです。中には星型部分の中心に5個の食べられる種を持つものもあります。
スターフルーツの最も優れる点はワックス状の外皮も含め全て食べられることです。
よく見られる外皮の縁の部分に若干茶色がある(ここが白いもので甘いのが数種類ありますが)黄色のもの以外にも、まだ熟していないときの緑のものを買って数日置いておくと完熟するのを待つこともできます。熟しすぎると茶色の斑点がある黄色になります。
冷蔵保存しておくと長持ちします。スターフルーツの頂き方にはジュース、ブレンド、スムージー、サラダがありますが、リンゴ同様にそのまま食べることもできます。
タルトに調理したものはユニークなタルトの一味違う良さが肉類やシーフードのお料理、さらに料理したデザートにも加わります。付け合わせにはもってこいの食材です。
傷つきやすいのでスターフルーツは硬いのを買うのがよく、丁寧に扱ってください。
スターフルーツから摂れる最も多い栄養素はビタミンCで、1カップ食べただけで1日必要量の76%が得られます。
スターフルーツのビタミンC含有が豊富なので風邪、インフルエンザ、その他の感染を予防するのに役立ちます。 研究により軍人、スキーヤー、研究者等極端な極地気候にいる人はビタミンCを適切な量摂ると風邪になりにくいことがわかっています。
ビタミンCが必須ビタミンといわれる理由は、骨、軟骨、筋肉、血管にコラーゲンが生成されるために必須だからで、このほか鉄の吸収を促進するからです。
ビタミンC欠乏のなかでも最悪の状態は壊血病、これは昔の航海者が発見した病気で、スターフルーツ等熱帯フルーツを豊富に食べて治していました。稀にしか起きないとはいえ、壊血病は重篤な帰結につながるので、壊血病患者の処置は通常AビタミンCの投与から始めます。
微量の食物繊維、銅、パントテン酸、カリウム(これは血行をよくするので筋肉がつりにくくなります)もこの果物の重要な成分です。ビタミンB群(葉酸、リボフラビン、ピリドキシンビタミンB6)も含まれ、これが合わさって新陳代謝のための酵素など多くの合成機能を持っています。
スターフルーツは平均30 kcalを含み(他の熱帯性果物より低い)、食物繊維が多いことから、減量、便秘防止、全身の機能促進によいです。
LDL(「悪玉」)コレステロールの吸収を阻止するほか、発がん物質を把捉して大腸を毒素から守ります。
抗酸化物質は炎症を起こす有害なフリーラジカルの中和を含む固有のメリットを発揮します。ケルセチン、エピカテキン、没食子酸等のフラボノイドもこの効能があります。
古来のブラジル民間医療ではスターフルーツを利尿剤、去痰剤、鎮咳薬として利用してきました。葉や果物を利用して嘔吐止め、そのほかこめかみに置くと頭痛止めになり、湿布にすると水痘や身体から寄生虫を無くすのに利用しされてきました。種の粉は鎮静効果があります。
しかし、透析中の患者や腎不全患者の場合は神経症につながることがわかっているので、スターフルーツは絶対避けてください。
スターフルーツは果糖を含むので摂り過ぎると健康に害がありますから、適度にしてください。
カロリー
脂肪によるカロリー
総脂質
飽和脂肪酸
トランス脂肪酸
コレステロール
ナトリウム
総炭水化物
食物繊維
糖分
タンパク質
ビタミンA
ビタミンC
カルシウム
鉄分
トロピカルフルーツの人間の肝臓内ミクロソームにあるCYP3A(主要な生体異物(薬物、農薬、発がん物質等生体にとって異物))代謝酵素によるミダゾラムヒドロキシラーゼ活性の阻害効果が検討されました。
8種類の熱帯性果実 – パパウ、ドラゴンフルーツ、キーウィ、マンゴ、パッションフルーツ、ザクロ、ランブタン、スターフルーツが試験されました。スターフルーツジュースにCYP3Aの最も強い阻害効果があることが判明しています。スターフルーツジュースを試験に加えたらダゾラムヒドロキシラーゼ活性をほぼ完全に阻害しました。
別の広範囲な研究の暫定結果も、A. carambola (スターフルーツ)を抗炎症剤として使用することを支持しており、皮膚の異常に利用する可能性を探っています。
スターフルーツ は抗酸化物質やポリフェノール化合物が豊富なことでよく知られてきたもので、反応性酸素種を阻害します。
O-グリコシールフラボノイド化合物(ケルセチン、ルチン(心臓発作や脳卒中から保護する果物の中の化合物)、シアニジンが特定され、その不溶性繊維は炭水化物を吸収するので血糖値を大きく下げることがわかりました。
スターフルーツの線維成分は血清トリグリセリドと総コレステロールを下げることで心臓血管病の予防に役立ちます。脳腫瘍細胞に対する選択的活性も実証されており、葉のエキスが肝臓悪性腫瘍細胞を殺す効果があることも判明しています。
スターフルーツをレシピに取り入れることもできますが、それだけ食べても楽しめます。この果物は熟した物を食べるのが最適で、熟したことは生き生きした黄色で判断できます。スターフルーツには5本のエッジに暗い茶色の筋があることがありますが、これは普通にあるので心配は必要ありません。まだ硬めでふわふわしてきていなくて全面に茶色の斑点が出ていないものをお選びください。
スターフルーツを他のものと一緒に食べるにしてもそのまま食べるにしても、正しい切り方が大切です。以下でその方法を紹介します:
食べられますが種を除いて茶色のエッジを剥き取ることもできます。これを正しくスライスすればそのまま食べられますが、以下のようなレシピに入れても健康な食材になります。
スターフルーツ
材料
作り方 :
(出所:Nikibone.com)
スターフルーツは何世紀も東南アジアや太平洋の島々ではなじみがある柑橘系フルーツの一種で、起源は2,000年前唐時代の中国とローマを結んだシルクロード時代に遡ります。
木にぶら下がっている姿は小さいアンティークランプのように見えます。スターフルーツを腹の部分で真二つにして断面を見ると完全な星形をしており、付け合わせにしてもサラダに他の多肉フルーツといっしょにいただいてもおいしいです。
このエキゾチックなトロピカルフルーツは米国の最も温かい地方でも栽培されていますが、すっぱいのと甘い2種類があります。
サラダをカラフルにすることができるのを超えて、スターフルーツには豊富にビタミンCがあり、感染から防止するほか、抗酸化物質、フラボノイド、銅、パントテン酸、カリウムも含まれています。この果物は肝臓がんや糖尿病の予防にもよいことが研究でわかっており、さらに多くの研究が進んでいます。
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