ヨーグルトは骨粗しょう症を低減する

早分かり

  • 生草給餌ヨーグルトは食べられる細菌と呼ぶにふさわしく、正しい材料と条件が揃えば驚くほど簡単に作ることができます。また、人類が先史時代をどのように生き抜いてきたかを説明するのに役立つかもしれません
  • ダブリンで行われた研究では、4,300人以上が参加してでヨーグルトについて調査され、ヨーグルトを食べた女性の39%、男性の52%で、食べなかった人たちに比べて骨粗しょう症のリスクが低減しました
  • ヨーグルトを購入するときは、ラベルを読むことが重要です。ブランドの中には、「クリーン」な製品を提供している場合もありますが、ほとんどは、砂糖、保存料、人工甘味料、着色料といった有害な添加物を使用しています
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もっとヨーグルトを食べて、骨粗しょう症を予防しましょう

2018年2月21日 | 423 ビュー |

Dr. Mercolaより

ヨーグルトを発明したのは誰か、そして食品として愛されてきた歴史はどれくらいかと問われても、ご存知ないかもしれません。では、ご紹介しましょう。

ヨーグルトは、おそらく最古の「加工食品」の1つで、西暦紀元前4,500年の新石器時代には、中央アジアのどこかで、うれしい偶然により出来上がりました。

この先史時代を人類がどのように生き延びてきたのかと疑問に思ったことがおありなら、ヨーグルトを食べる習慣がそれを説明するのに役立つでしょう。

発酵乳製品として、以前からヨーグルトが腸内細菌のバランスを整え、消化器系の健康に貢献していることは知られていますが、新しい研究では、骨にも有益であることが明らかになっています。

実際、その研究では、ヨーグルトを含めた食生活によって、骨密度が増加し、骨粗しょう症のリスクが減少することが示されました。

ヨーグルトは、覚えていらっしゃるでしょうか?実は、発酵乳です。食べられる細菌と呼んでも過言ではなく、いくつかの重要な材料と適切な条件が揃えば、驚くほど簡単に作ることができます。

ヨーグルトは、腸で健康的な細菌を育てるのに役立ち、毒素を取り除きます。2種類の善玉菌であるラクトバシラスブルガリクスとストレプトコッカス‐サーモフィルスを取り出して、高品質な生草給餌ミルクに加え、特定の温度になると発酵が始まります。

それほどおいしそうには聞こえませんが、出来上がった製品は滑らかでおいしいヨーグルトになります。

昔のヨーグルト製造と消費

乳製品の(潜在的な)健康へのメリットは、紀元前6,000年のアーユルヴェーダ医学に記録が残っています。現在、インド料理では、数百種類のヨーグルトを提供しており、「ヨーグルト」という名前は世界共通です。Hurriyet Daily Newsでは、その起源について報告しています:

「家畜の牛に関する最初の発見は、紀元前9000年頃のリビアにさかのぼるが、中央アジアのトルコ人は、牛の乳が消費される前から馬の乳を消費していたことが既に分かっている…(中略)…

歴史上のその特定の時点においてヨーグルトが消費されていたという断定的な科学的実証はないが、その頃の生活状況を考えれば、想像するに難くない。

中央アジア人は、主食である乳が、草原を転々とする間に保存している動物の腸内に存在する生きた微生物により、別のものに変わる様を観察した確率は高いだろう。」

アメリカが細菌発酵乳の秘密を知った時、ヨーグルトを「多彩」にしようとし、美味しくするためにフルーツやはちみつ、砂糖と混ぜました。しかし、後で述べますが、これは実際には、ヨーグルトをより不健康で簡単に食べれ、健康上の問題を増やすものにしてしまいました。

現在、トルコや東地中海地域では、何世紀もその文化で生き続けている方法で、飲料(アイラン)、きゅうりミックス(トルコ語でザジキ)、スープペースト(タルハナ)、ヨーグルトチーズ(トルコ語でチョケレク)を作っています。

それがどれほど重要なのか?2017年初頭、アイルランド、ダブリンのトリニティカレッジで、ヨーグルトを食べることが、全体的な身体的健康を向上するだけでなく、食べない人に比べて、骨減少症リスクの31%低下、骨粗しょう症リスクの39%低下、男性では52%のリスクの低下に関連していることが確認されました。

Bel Marra Healthは、次のように報告しています:

「この関連性および骨粗しょう症と診断される危険因子の裏にある論理を特定するため、BMI、腎機能、身体活動、ミルクまたはチーズの摂取量およびカルシウムまたはビタミンDの補充ならびに骨の健康に対する従来の危険因子である喫煙や飲酒といった様々な因子の分析が検討された。」

高品質のヨーグルトを食べて骨を守る

ニューヨークタイムズによると、科学者により成人4,300人以上を様々な要因を考慮に入れたうえで追跡した結果、ヨーグルトをまったく食べない人々に比べて、毎日食べる人々は骨密度が3~4%増加したことが分かりました。

骨量の減少は骨粗しょう症の原因であり、文字通り「スカスカの骨」になってしまいます。Medical News Todayによると、米国では4000万人がこの病気にかかっており、その大半が女性です。信じられないことに、この病気の患者に医師が処方する薬は、骨量をさらに減少させるため、 骨折の原因となりやすく、 がんのリスクを高める可能性もあります。

また、研究では、参加者の骨量低下のバイマーカーは、ヨーグルトをより食べた人々では、ほとんど食べなかった人々と比べて9.5%低いことが分かりました。これは、骨破壊がより少ないことを示しています。トリニティカレッジダブリンの筆頭研究著者であり博士研究フェローである、イーモン・レアード氏は、以下のように述べています:

「ヨーグルトは、骨の生育を助ける様々な栄養を豊富に含んでいるため、私たちの知見は、ある意味それほど驚くことではありません。データでは、ヨーグルト摂取の改善が、骨の健康維持の1つの戦略となり得ることを示唆していますが、これは観察研究であったため、今後のさらなる研究による検証が必要です。

この結果は、比較的単純で安価な食品を使用して、骨の健康と脆弱性の重大な関連性を示しています。今後必要なのは、ランダム化対照試験によるこれらの観察研究の検証です。私たちは、ヨーグルトの細菌フローラまたはマクロ的およびミクロ的栄養成分から得られるメリットが関わる可能性のある正確なメカニズムについては理解していないからです。」

ただし、レアード氏は観察研究という性質上、必ずしも因果関係を証明したわけではないと付け加えています。とはいえ、彼はヨーグルトが微量栄養成分、ビタミンD、ビタミンB群およびカルシウム、そして言うまでもなく、たんぱく質とプロバイオティクスを豊富に含んでいるという1点は証明されているとしています。

他の食料品にはヨーグルトと同じ有益な効果がないにもかかわらず、ヨーグルトは、非常にたくさんの添加物や砂糖でいっぱいになっていることが多く、せっかくのメリットが二の次になっています。このような添加物により、ヨーグルトは健康に良くて栄養豊富な食べ物から、健康に有害なものに変えられてしまいます。レアード氏は「これについては、注意しなければいけません」と言っています。

ヨーグルトを購入するときに気を付けるべき問題

お店では、購入するヨーグルトのラベルを読むことが重要です。ブランドの中には、「クリーン」な製品を提供している場合もありますが、ほとんどは、有害な添加物でいっぱいです。コルヌコピアインスティテュートでは、消費者が購入する商品についてよりよくイメージできるように、市販のヨーグルト用に、個別の製品ではなくメーカーごとに「スコアカード」を提供しています:

「製造者やマーケターに古代からある健全食品であるヨーグルトを、甘味料、保存料、増粘剤、代用乳、人工調味料、着色料でまみれた便利なジャンクフードに変えてしまうことへの責任を課すためです。オーガニック食品は、毒性のある農薬によって劇的に減少します。

さらに、査読後出版された研究では、オーガニックミルクは、飼育場に閉じ込められ、遺伝子組み換え穀物の餌…(および)低レベルの化学物質に加えて栄養を与えらえた乳牛に由来することが多い従来のミルクより栄養が優れています。」

市場には、1食分に22g以上の砂糖を含むヨーグルトブランドが出回っています。これは、お菓子のカップケーキと同量かそれ以上です!砂糖の悪い作用は、お店で購入したヨーグルトから得られるであろうごくわずかなプロバイオティックのメリットを大きく上回ります。
ヨーグルトを購入するときに注意すべき問題には次があります:

カラギーナン、グアーガム、ペクチンなどの増粘剤や安定剤インスティテュートによると、カラギーナンは、「がんを含む無数の不健康状態を引き起こす可能性のある腸の炎症剤」として知られています。

スクラロース (神経毒性作用、インスリン値上昇およびがんの原因の可能性がある)、アスパルテームやサッカリンといった人工甘味料は、すべて研究室で作られています

プリンストン大学の研究によると、高果糖コーンシロップ(HFCS)は、「非常に多くの体重増加を促進する」と言われています

通常、合成化学物質を使用して、工業的食品加工処理によって作られた人工着色料

濃縮ミルクタンパク質のような合成栄養素は、本来の物質から変化したものが多く、お金を節約するためにヨーグルトの製造者によって使用されています。

安息香酸ナトリウム、遺伝子組み換え(GE)の原料、成長ホルモン、除草剤や農薬

集中家畜飼養施設(CAFO)で作られたミルク

「クリーン」なヨーグルトは健康にいい

プロバイオティクスは、腸内の健康のために驚くほど有益な役割を果たします。様々な種類や量の腸内の微生物は多くの病気の発生を防止するか促進するかのいずれかで、あなたの身体と相互にかかわってきます。

ヨーグルトは、低温殺菌されておらず、草給餌牛のミルクで作られており、砂糖や砂糖や人工甘味料を含まない限り、優れた栄養源であり、健康的な細菌の宝庫です。Food Babeは、彼女が勧める唯一のヨーグルトは、ギリシャか通常のプレーンのオーガニックヨーグルト(さらに、草給餌で作られたもの)だと言っています:

「食品業界は、信じられないくらい健康的な品物を加工したジャンクフードに変えてしまうと評判だし、これは、まさにスーパーで買えるヨーグルトのほとんどに起こっていることよ。

従来のヨーグルトは、普通は閉じ込められて、牧草地で草を食べられない牛から採ったミルクで作られているでしょう。その牛たちは、遺伝子組み換え穀物を与えられていて、草を食べていないの。ヨーグルト発酵乳として、化学消泡剤が添加されていることもあるわ…こういうことにはすごく警戒しているの。ヨーグルトは、あらゆる年齢の人にとって、ほんとに健康的で寿命を延ばす食品ですから。」

食料品店の乳製品売場でヨーグルトを選ぶとき、気づいていないかもしれないのは、ヨーグルトは、原料となるミルクと同等の良さしかないということです。健康を増進するために、ヨーグルトに良いものだけが含まれていて、悪い材料は全く含まれていないものだけを食べるに、100%オーガニック、生草給餌ミルクを使用して 自分で作ることは難しくありません。

多くの人がヨーグルトにはカルシウムやミネラルといった生きるために必要な栄養素が含まれていることを知っていますが、米国骨粗しょう症財団によると、骨を作るのと同様に、血がかたまり、筋肉が収縮したり、神経がメッセージを伝達するのに役立っているそうです。

さらに、カルシウムを十分に摂らないと(食物から摂取するのがベスト)、骨から溶け出してしまいます。

極めて重要なビタミンDに加え、 ビタミンB群 が豊富に含まれていることが、生草給餌ヨーグルトを食べるもう1つの理由です。さらに、リン、カリウム、リボフラビン、タンパク質や有益なプロバイオティクス、がんと闘う共役リノール酸(CLA)、そして生草給餌ビーフとヨーグルトにしか含まれない非常に重要な脂肪酸なども含まれています。

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