食べるには最高の野菜と最悪の野菜のリスト

有機野菜

早分かり -

  • 急速に健康を改善する最良の方法の1つは、新鮮な有機野菜をたくさん食べることです
  • 有機野菜は最良の選択の1つですが、それは有機野菜が新鮮でしなびていない場合にのみあてはまります。そうではない場合は、おそらく新鮮な従来の野菜を食べる方が良いでしょう
  • 野菜にかかる化学的な負荷(農薬、除草剤など)に関して言えば、すべての野菜が同じではないことを認識しておきましょう。 最高量、および最低量の化学的な負荷のもとで育った作物をリストにしました
  • 新鮮な野菜が身体にとても良い理由の1つは、それらが生物フォトンに富んでいるからで、つまりすべての生物(人体を含む)によって貯蔵・使用されている小さな光の粒子であるということです。 食品に含まれる生物フォトンの光が多いほど、その食品を消費したときに栄養価が高くなります
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Dr. Mercolaより

健康を改善する最善の方法の1つが、生鮮食品をたくさん食べ、高品質な野菜の加工品の摂取は最小限にして、理想的には地元産の有機栽培された野菜の大半を生で摂取することを確実に実践することであることには殆ど疑いの余地はありません (下記の私の推奨野菜リストをご覧ください)。野菜の摂取量を増やすための簡単な方法の1つは、野菜をジュースにすることです

私は、ジュースの飲用は、人々に輝ける元気な人生、そして本当に最適な健康をもたらすための重要な要素の一つだと確信しています。これは単に、新鮮な有機野菜を食べたり、ジュースにしたりするよりも健康に深遠な影響を与える単一の栄養摂取の方法を、他に何も知らないからです。

全ての野菜はみな同じなのでしょうか?

従来どおりに耕作された田んぼや畑から全ての野菜を摂取する場合、それは新鮮な野菜を全く食べないよりは、健康のためには良くなるでしょう。しかし、従来の栽培方法で収穫した野菜が最良の選択ではありません。有機野菜の方がはるかに良い選択肢です。

なぜでしょうか。

USDA有機栽培農家(および、証明書を持たずに栽培を行う多くの小規模な 地元の有機栽培農場)は、野菜を栽培する際には異なる基準を使用する必要があります。これらの基準で、絶対に使用してはならないないと定めているのは以下の通りです:

  • 殺虫剤
  • 合成肥料
  • 下水の汚泥
  • 遺伝子組み換え生物(GMO)
  • 電離放射線

環境保護庁(EPA)は、除草剤の60%、殺菌剤の90%、そして殺虫剤の30%に発ガン性があると考えており、それら殆どが人間の神経系にもダメージを与えています。実際、これらの強力で危険な化学物質が以下に示す、多くの健康上の問題に関連しています。

神経毒性

内分泌系の乱れ

発ガン性

免疫機能の低下

男性不妊症および生殖機能低下

流産

この情報だけでも、地元の有機野菜を購入するかべきどうかを検討する余地を与えてくれるもの、と考えます。しかるに、有機栽培農法と従来の栽培方法の条件について更に深く研究することをお勧めします。実情や統計を調べた結果、 有機野菜 が従来の農作物よりはるかに栄養価が高い、という結論に至りました。

従来の果物および野菜に使う農薬の負荷

どの有機野菜を購入し、従来の野菜のどれが安全であるかを見極めるのに役立つのは、従来の栽培法に基づく果物や野菜で測定できる農薬負荷でしょう。したがって、決められた予算内で食材を選ぶ必要がある場合、この情報を使えば、農薬全体への暴露量を抑えたい場合のの最良の選択肢を選ぶために役に立ちます。

環境ワーキンググループが試験を行い、 購入者のための栽培農薬ガイドに含まれている43種類の果物と野菜のうち、以下の12種類の果物と野菜が 最も高い農薬負荷がかかっていることから、これらの野菜を有機栽培で育てるか、有機栽培品を買うかすることが重要となります。

リンゴ

アマトウガラシ

セロリ

ネクタリン

イチゴ

サクランボ

レタス

ぶどう(輸入品)

ほうれん草

イモ類

対照的に、以下の食品は残留する農薬負荷が最も低く、従来の栽培方法で育った野菜の中では最も安全な選択肢となります。

ブロッコリー

キャベツ

バナナ

キウィ

アスパラガス

ジャコウエンドウ(冷凍)

マンゴー

パイナップル

トウモロコシ(冷凍)

アボカド

タマネギ

新鮮な野菜の重要性

確実に野菜が新鮮で高品質であることを保証したいのであれば、地元の有機栽培農家から野菜を購入するのが理想的です。野菜がしなびてしまうと栄養価の大半が失われるため、野菜の傷みと腐敗は絶対に避けてください。実際、しなびてしまった有機野菜は、従来の栽培方法で育った新鮮な野菜よりも健康的ではないのです!

地元の農家から有機野菜を購入するもう一つの理由は、より新鮮な野菜に最高量の生物フォトンが含まれていることです。

生物フォトンとは何か?

生物フォトンは、身体を含むすべての生物有機体によって貯蔵・使用されている光の最小物理単位です。Fritz-Albert Popp博士は、すべての生物有機体の中にあるこの光が、少なくとも部分的には、食品から取り込まれなければならないことを最初に示唆しました。植物性の食品を食べた場合、光波(光子)が体内の細胞に吸収されると考えられています。生物フォトンは体内の多くの複雑な必須プロセスで使用される大切な栄養生物情報の伝達物質であるため、これら生物フォトンの効果は、多くの人が認識しているよりもはるかに重要です。

すべての生命有機体は、生物フォトン、または低レベルの光(200〜800ナノメートルの間の波長を有する光)を放出します。細胞が放出する光エネルギーのレベルが高いほど、光エネルギーが身体に伝達される効力と潜在力が大きくなると考えられています。言い換えれば、食品が貯蔵できる光量が多いほど、それを食べると高い栄養価を摂取することになります。新鮮な有機野菜は、生来、この生物フォトンの光エネルギーを豊富に含んでいます。

生物フォトンの放出が同期していないと病気になりやすい

Popp博士の研究によると、健康な人々の光放射は、昼夜、および週、そして月単位まで一連の生物学的なリズムに従っていることが示されています。しかし、博士の研究では、ガン患者からの光放射はそのようなリズムを有しておらず、乱雑に放射されているように見えました。これは、ガン患者の細胞がもはや適切に通信していないことを示唆するものです。同様に、Popp博士の研究では、多発性硬化症患者たちがあまりにも多くの光を取り込んでおり、細胞レベルでの混乱を招いていたことが示されました。

ストレスでさえ生物フォトンの放出に影響を及ぼし、ストレスが増加すると生物フォトンの放出が増加する可能性があります。ガンを引き起こす化学物質が生物フォトンの放出を変化させ、適正な細胞通信を妨げることが知られていますが、ある種の天然物質が適正な細胞通信を回復するのに役立ちます。

例えば、Popp博士は、ヤドリギが腫瘍細胞の生物フォトンの放出を正常なレベルに回復させるように見えることを発見した。興味深いことに、従来の治療法においても、ヤドリギ抽出物はガンに有益な効果を有するように見えることが確認されました。これに関し、ヤドリギ抽出物を投与された乳ガン患者の平均生存率がほぼ倍増したことがAlternative Therapies in Health and Medicine に掲載されたある研究にも示されています。

貴重な光エネルギーを収集するための重要なヒント

定期的な読者の皆さんならご存じのように、私は長い間、最適な健康状態を保つため、生食の食餌療法を勧めてきました。これは、生きている生の食品が最も高い生物フォトンのエネルギーを有するためです。健康な生の食品からの光エネルギーの貯蔵量が増えるほど(これを太陽が肌で生成する ビタミンD の状態と混同してはいけません)、身体全体の電磁場のパワーが大きくなり、更に多くのエネルギーを身体の癒しと 最適な健康状態の維持に利用できるようになります。

健康と福祉における光エネルギーの重要性がより広く認識され、医学の分野で適用されるようになるのも、もはや時間の問題であると確信しています。それまでは、人体は組織、血管、器官で構成されているだけでなく、光でも構成されていることを忘れないでください。

ジュースにする理由

最初に述べたように、食生活に十分な量の生野菜を摂る最良の方法の1つは野菜をジュースにすることです。有機野菜ジュースを食事に取り入れるの検討したい、と思う3つの主な理由があります。

  • ジュースの飲用は、野菜からの栄養素の大半を吸収するのに役立ちます。私たちの多くは長年にわたり最適とはいえない食生活を選択し続けた結果、消化障害を起こしているので、これは重要です。消化不良は、野菜の栄養素を全て吸収しようとする体の能力を制限してしまいます。絞ってジュースにすることは、野菜を「事前に消化する」のに役立ちます。こうすれば栄養の大半を受け取ることになり、消化不良でトイレに駆け込まずに済みます。
  • 野菜をジュースにして飲用することで効率的な方法で最適量の野菜を摂取することができます。身体が炭水化物のタイプの場合であれば、体重50ポンド(約22キロ)あたり1日に1ポンド(約450グラム)の生野菜を食べてください。
  • 食事には、より多彩な野菜を加えることができます。多くの人は毎日同じ野菜サラダを食べています。これは、食べる食品を定期的に交代させると良い、という原則に反しているため、特定の食品に対してアレルギーを発症する機会を増やしてしまいます。しかし、ジュースにすれば、通常はまるごと食べることのないような野菜を多種多様な野菜をジュースにして摂取することができます。

まずは、ふだん、ジュースにせずに食べてしまっている野菜だけをジュースにすることから始めてみましょう。ジュースにすると口当たりがよくなり、 吐き気を感じるようなことがありません。ジュースを作る時に、身体の声に耳を傾けることが非常に重要です。午前中いっぱい、胃腸の調子が良い感じがするはずです。ムカムカしたり、お腹がゴロゴロしたり、一般的にお腹の中に違和感を覚えるなら、おそらく食べてはいけないものをジュースにしてしまったかもしれません。

健康に最も良い野菜とは何でしょうか?

一般的な手引きとして、以下の野菜のリストには、健康に最良の野菜と最悪の野菜、そしてその詳細が記載してあります。

強く推奨できる野菜

アスパラガス

エンダイブ

アボカド(実際には果物です)

ウイキョウ

ビートの緑葉

緑キャベツ・赤キャベツ

チンゲン菜

ケール

ブロッコリー

カブカンラン

芽キャベツ

レタス:ロメインレタス、サニーレタス、グリーンリーフレタス

カリフラワー

カラシナ

セロリ

タマネギ

チコリ

パセリ

白菜

ピーマン・唐辛子類:赤パプリカ、ピーマン、黄パプリカ、唐辛子

チャイブ

トマト

コラードグリーン

カブ

キュウリ

ほうれん草

タンポポの緑葉

ズッキーニ

炭水化物を多く含むため、控えめに使用すべき野菜

ビート

クズイモ

ニンジン

冬カボチャおよびナス

避けるべき野菜

イモ類

ジュースを美味しくするヒント

ジュースの味をもう少し口当たり良くしたい場合、特に最初に次の成分を追加すると良いでしょう。

  • ココナッツ私の好物のひとつです! ジュースに ココナッツジュース を加えることもできます。ココナッツジュースは優れた天然の電解質、特にカリウムの供給源です。
  • レモンとライムレモンやライムを半分に切って加え、ジュースの香りを爽やかにすることができます。
  • クランベリー:研究者らは、クランベリーがブロッコリーの5倍の抗酸化成分を含有していることを発見しています。これは、ガン、脳卒中、および心臓病から身体の健康を守るために役立つことを意味します。
  • 生のショウガショウガが大丈夫であれば、これは素晴らしい追加成分となります。ジュースにちょっとした「アクセント」が加わりますよ!研究者らは、付加的な恩恵として、ショウガはアテローム性動脈硬化症の予防、コレステロールレベルの低下、低密度リポタンパク質(LDL)の酸化防止など、心血管の健康に劇的な利益をもたらす可能性があることを発見しました。

野菜に関する最終的な考察

真実は、科学者は栄養分について実際のところ多くを知るわけではありませんし、サプリメントを使って栄養素を個別に摂取することは必ずしも名案というわけではない、ということです。重要な必須栄養素を身体に摂取するためには、生の有機野菜を食べることの方がずっと良い方法でしょう。皆さんが食べるすべての食事のうち、少なくとも3分の1は生のまま食べることをお勧めします。これを実践できる素晴らしい方法とは、搾汁したジュースを食生活に取り入れることです。個人的には、生卵、乳製品、肉などを含めて、自分の食事の約80%を生で消費することを目指しています。

どれでも良いから野菜を何か食べる方が野菜を一切食べないより良い、ということを強調したいだけですので、1週間に数回しか有機野菜をジュースにして飲むことができないからと言って落ち込まないでください。少しずつしか始められなかったとしても、生野菜の摂取量を増やせば、健康に良い変化がすぐに現われてくると思います。