Dr. Mercolaより
たいていの方は規則的にキッチンを掃除しますが多くの場合冷蔵庫ドアの外面をなでる程度です。
専門家は一週間に一回は冷蔵庫の内外をすっかり掃除するように勧めます…
しかしの大部分は一年に1、2回しかクリーニングしません。それも通常は物が零れたり、臭いがひどいので行う程度です。
Whirlpoolが行ったアンケート調査によると、例えば、33%は買い物に出る前に冷蔵庫をクリーニングする時間を費やさないといいます。
27%は買ってきた食物をしまう戦略として単に「なんでも単につっこんでおいて、整理に気を使わない」と答えました。これでは確かに最適とは言えませんが…
その可能性はあります。食中毒を起こしやすいバクテリア、寄生虫、ウィルスは零れた食物や漏れのある食物から冷蔵庫の棚とクリスパーケースに移っていきます。汚染されていない食物でもあまり長い間冷蔵庫の奥の隅に置いておくと危険になりることがあります。これと接触した物はすべて病気のリスクがあります。
それを念頭に置いたうえで、食物による病気を予防する最も重要なことは冷蔵庫を掃除する方法を知ることではなく、高品質の食物が見つかる場所を知ることです。病原菌やその他の病原体は高濃縮動物給餌業務(CAFO)に蔓延しており、これこそスーパーマーケットにあるほとんどの肉、鶏肉、乳製品、玉子の仕入先です。
例えば、消費者保護専門ウェブサイト(Consumer Reports)の調査によると米国全体で仕入れられる生鮮CAFOブロイラーチキンの3分の2はカンピロバクター属やサルモネラを含んでいます。これらが食品による病気の最も多い原因になっています。その反面、有機養鶏場にはCAFOより薬剤耐性があるバクテリアがはるかに少ないことが発見されました。
冷蔵庫をよくきれいにして交差汚染を回避するように注意することは当然といえます。しかし、CAFO由来の食物がまず何より発病の原因になるバクテリアを擁している確率が最も高いことを念頭に置いてください。自然の法則(牛を野草で育てる等)に従っている小規模の地元有機農園で育つ家畜の肉ならはるかに脅威の程度は低いといえます。
整理の観点から言うと、安全度に基づいて食物を保管する場所を分ける方法があります。冷蔵庫の一部は他の部分より冷たく、別の空間(ドア内側など)は温度の変動が激しいです。
冷蔵必須の腐りやすい食品を最も冷たく温度が安定した冷蔵庫の区画に保管することは重要です。
キッチン器具メーカーSub-Zeroが消費者の冷蔵庫整理方法を調査した結果はかんばしくないものでした。
12人の異なる人に一週間分の食品を渡して冷蔵庫にしまうように頼みました。その結果が「混沌状態」でした。多くの人が行ったことの例:
Sub-Zero本社のマーケティング部長が言うには「たいていの人は冷蔵庫への物のしまい方を心得ていません。」同社は冷蔵庫のどの区画がどの品目の保管に最適か、また段上に保管するのが最適な食品が何かを説明したカードを同封して回答してくれました。
多くの人の冷蔵庫に出現するカオスの一部は「冷蔵庫の整理」知識がないことにもよっていますが、ろくに食事プランを持たないことの結果でもあります。
冷蔵庫の中にカビが生える(または容器の中身を忘れた)ほど長期間置いてある食品容器があれば、食事プランをできる限り効率的に行っていないことになります。
食品を買いに出る前にその週の食事プランを立てましょう。すでにあるものが何かを全て確認して、食品がだめにならないようにしてください。予算制約があり、何の有機品を買うか優先度をつける必要があれば、まず初めに有機の食肉類(肉類、玉子、乳製品)、次に他の有機食品を買うことです。
一週間の食品買い物リストに含めるとよい格別の主要品目例:
安定した温度で冷蔵すべき生肉、魚、鶏肉、さらに食べ残しさえ最下段にしまいます。
こうするとにじみ出た肉汁が下にある他の食物を汚染しなくなります。クリスパケースは果物や野菜用ですが全ての果物や野菜とは限りません。
クリスパに適するものは、緑の葉物、メロン、セロリ、ブロッコリー、リンゴで、他のものは最上段でも安全です。リンゴはエチレンガスを放出して他の包装していない食物を速く腐敗させるので、こうした食物から離れた場所にしまったほうが本当はよいのです。
中段にはチーズ、調理済み肉類を入れ、ドアにはバターや調味料を置きます。冷蔵庫が十分冷たいこと、4℃以下を維持するようにしてください。
この温度なら食物の安全性を維持できます。冷気がよく循環できるように冷蔵庫内のすきまを十分に残してください。冷蔵庫をぎゅうぎゅう詰めにすると食物が速く腐ります。
平均的消費者は購入した食物の61%を無駄にしています。この無駄も正しい食品保管の基礎を身に付ければ大幅に減ります。
例えばビート(根類)を最適に保存するには、葉の部分を切り取り、根を冷蔵して、葉は別のポリ袋に入れ、トウモロコシは皮つきのまま冷蔵すると長く保管できます。
その一方、柑橘類は段に置いておいても2週間はもちますが、ニンニクやタマネギは暗くて定温の下段ボックスに入れておけば、4カ月は鮮度がもちます。
ハーブ類は萎れないようにするのがとても難しいことがありますが、気密容器に濡らしたペーパータオルに包んで入れておけば、冷蔵庫の中で10日はもちます。
緑の葉物野菜も冷蔵庫に入れる前に洗わなければ、3日さらに長持ちします。
また覚えておきたいこととしては、リンゴ、梨、バナナは自然な熟成物質を放出しているので、近くのものを速くだめにします。さらに詳しく:
冷蔵庫の徹底掃除をなぜ多くの人がいやがるのでしょうか?面倒くさいからです。それでも、1週間ほどしたら1回はこれを行うことは衛生上の理由から大切なうえ、冷蔵庫の内容を全部取り出して確認する機会になります(まだ全部使えるものとだめになっているので捨てるものを仕分けできる)。
冷蔵庫を掃除するよいタイミングは買い物や産直売り場へ向かう直前等、冷蔵庫の中身が少なくなったときです。腐った食物は捨てる(これには常識を使い、有効期限だけに頼ってはなりません)。
最終的には食品が「安全」に保存されるために最大の要因は合計保管期間ではなく、「危険範囲」の温度(4℃以上)にどれほど長く晒されるかにかかっています。
次に、一回に一段かボックス一個ずつ行い、中身を全部取り出して、表面を柔らかい布にナチュラルソープと熱水で洗い流し、完全に乾かします。食物を入れ直すときにすでにご紹介した保管方法に従って整理してください。
冷蔵庫内の滅菌用に強力な消毒液を使用したくなるかもしれませんが、こうしたクレンザーには有毒薬品が含まれており、その多くは段の表面を損傷します。
お使いの冷蔵庫の取扱説明書を参照してどのクリーナーなら安全かを確認してください(たいていの場合はナチュラルソープと温水で間に合います)。
この自家製抗菌溶液を作るとさらにクリーニング力が上がります: カスティーリヤソープをテーブルスプーンに3杯とティーツリーオイルを20~30滴、カップ2杯の水に混ぜます。表面に噴霧して、拭き取ります。零れた後や滴下の跡が残っている場合は特に、毎週クリーニングした後「一点」クリーニングも行いましょう。
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