医者にかからず、7つの症状を「おばあさんの自宅療法」で解決

オリーブ

早分かり -

  • オートミールには抗炎症効果があり、微細に挽いたそのペースで湿疹を軽減できます。ヨーグルやその他のプロバイオティクスの中和力で口臭を解消できます
  • 咽喉荒れのときは塩水でうがいをし、しゃっくりにはスプーン1杯の砂糖、頭痛がしたら鉛筆を齧る。これらはすべて効能がある科学的根拠があります
  • 足の爪の真菌には(ヴィックスの)Vapor Rubを置くと効くことを裏付ける研究はないのですが、試した人からはこの療法を保証できるだけの成功例が報告されています
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Dr. Mercolaより

昔の治療方法、すなわち自然療法は世代間で継承されたものですが、これが、先端医薬品の開発によってどんな考えうる疾患にも錠剤ができたので、足場がほぼ崩れ去ったようです。

しかし祖母やそれ以前の女性たちが言っていたことはすべて間違っていたのでしょうか? 当然間違いではありませんでした。

実際に体験する多くの疾患はとても簡単で自然な方法を使って処置できます。Yahoo Healthではよくある問題のために7種類の民話的療法を紹介しています。

以下では次に挙げる疾患に効く私なりのお勧めを検討していきます。

乗り物酔い

オリーブが若干役立つようですが、ショウガのほうがずっとよく効きます。ショウガは伝統的に吐き気対策で利用されてきましたが、乗り物酔いにもよく効くようです。お茶を作るので、新鮮な生のショウガを少量スライスして熱湯に30秒~数分漬け込みます。

ショウガは効能が強く、約30秒おきに味わってください。たちまちのうちに強くなっていきます!

または、これよりエレガントではなくてももっと速い解決策としては、生ショウガをティースプーン半分だけ取り、これをナイフでみじん切りにして、そのまま飲み込みます。

この方法は私自身が必要な時に常に効きました。これはほぼ毎回効き目がある最も一貫して効果的ハーブ系食品です。

ショウガ以外にも、メリーランド大学医療センターはペパーミント(はっか)やバロタ属シソ科の「バロータ・ニグラ; ブラックホアハウンド」という植物が、伝統的な乗り物酔い用の療法で、これも効くそうです。

これらのハーブの入手可能な形態:

  • 乾燥エキスをカプセル、粉末、茶として飲む
  • 液状エキスやチンキ

乾燥ハーブでお茶を入れるには、ハーブをティースプーン半分ほど茶こしに入れて、コップ一杯の熱湯に入れておきます。砂糖を入れないでください。どうしても甘味が欲しければ、数的のステビア液を入れてみてください。

乗り物酔いが始まりかけたのを感じたらいつでもどこでも効くのが感情解放テクニック(EFT)というもう一つの素晴らしい方法です。この方法は微妙なエネルギーシステムの平衡を維持し、身体の動作センサーを緩和し、乗り物酔い症状を和らげ、旅の楽しみをやっと味わえるようになります。

口臭

口臭対策にヨーグルトを利用するお勧めとなると、詳細な点にヒントが潜んでいます。なぜなら、今日市販のヨーグルトは大部分が砂糖満載で、しかも滅菌乳から製造されているからです。こうした市販のヨーグルトは効果どころかむしろ事態を悪化させるので使用しないことです。

伝統的に発酵したヨーグルトのみ使ってください。これには生乳から作り砂糖を加えていないケフィール(ケフィア)が挙げられます。もう一つの選択肢には伝統的に発酵させた食品(納豆やテンペー等)、完全プロバイオティクスといった高品質プロバイオティクスが挙げられます。

口臭にこうした種類の食品や細菌が効く理由は?

口臭症は通常、全身の疾患、胃腸や上部呼吸器異常、舌や唾液、歯垢の細菌代謝が原因で、これら全てが全身のアンバランスを象徴しています。これは経口サプリメントや発酵食品という形をとったプロバイオティクスで癒すことができます。

腸内の善玉細菌の種を再び取り戻すことに加え、砂糖や急速に砂糖に分解する穀類といった口臭の原因である細菌の主な肥料を制限することを強くお勧めします。

このことはそのまま加工食品(穀類、砂糖、高濃度の果糖コーンシロップを含む)を摂らないようにすることを意味します。これらは悪臭の原因になる細菌の成長を制御できなくなるほど促します。 

マウスウォッシュが口腔内の要因による口臭にしか効果がないことに注意してください。うがいやピュット吐き出してみても例えば小腸管の細菌不均衡が原因で口臭が発生してれば効果はありません。 

しゃっくり

しゃっくりには砂糖を決して使わないでください。インスリンを激増させないよりよい選択肢がたくさんあります。

効果がありそうな面白い一つの方法としては、誰かに耳珠を抑えてもらって耳道を塞ぎ、自分ではグラス一杯の水を呑みます。これは私が行ったなかでしゃっくりにいちばん効き目があった方法でした。効かない方がごく稀です。

湿疹

湿疹の典型的な痒みを和らげる実に簡単で安価な方法は、痒い部位に塩水の湿布を置くことです。但し、ヒマラヤ塩など高品質の天然塩を使用する必要があります。

ぬるま湯で塩水を用意し、湿布を浸けてこれを湿疹に当てます。驚くほど痒みがほぼ消えます!

皮膚が最適に保湿状態にあるようにすることも気を付けてください。このためにスキンクリームはよくありません。むしろ、オキアミ油など高品質の動物性オメガ3脂肪を食事に取入、皮膚を体内から保湿することです。

湿疹にとてもよく効く、通常はサクラソウ油という形で入手できるγリノレン酸を少々含めると効果が上がるようです。「女性向けクリル油」等の商品はこうした状態には両性ともに効きます。両方とも脂肪酸が入っているからです。

(亜麻や麻の種植物系オメガ3は一般的には正しいオメガ3の摂取源ですが、皮膚の腫れや炎症を軽減するための臨床的メリットはありません。)

さらに、湿疹の場合食品アレルギーが大きな原因でもあります。私の体験では、最も攻撃的な要因は麦、具体的にはグルテンです。麦やその他グルテン含有穀類を避けることは賢い第一歩です。

穀類を避けると全身の糖分を下げ、インスリン濃度を正常化し、炎症的状態を解消します。これには皮膚の炎症も含みます。その他の一般的アレルギー源には牛乳や卵があります。

これらの食品も解消する取組をお勧めします。これらのうちいずれかに問題がある方は、一切食べなくすると約一週間かそれ未満でいくぶんの改善があるはずです。

最後になってしまいましたが同様に大切なものとして、日光に当たることによるビタミンDは湿疹その他乾癬等皮膚の異常対策として絶好です。

理想的にはビタミンDを適切な日光浴から得ることがよく、これは、皮膚に当たるUVB光線がビタミンD代謝にメリットがあるだけではなく、最適な皮膚の機能を回復させるからです。

UVBを問題のある皮膚によく当てますが、日焼けするほとは当てないでください! これで皮膚の質が大幅によくなります。

冬季に十分な日光を浴びれない場合は、高品質の日焼けベッドでじゅうぶんです。安全な日焼けベッドはUVAとUVB波長を最適な形で出力し、しかもEMF(電磁波干渉)に暴露されずに済みます。

足の爪のカビ

興味深いことに、今から数年前にヴィックスのVapoRubで足の爪のカビ対策になるとお勧めしたことがあります。私の読者からの答えは驚くほどで、数百人から本当に効くことが確認できたという返事を頂きました。

私の経験から言って、これほど多くの人が逸話的に何かについて確認するからには、おそらく効能があります。なぜ効き目があるかは説明できませんが、試して害はないと思います。

足の爪のカビがあった方なら、明解な解決策がないまま何年でも続く腹立たしい問題になりうることは承知していますので、この簡単な療法が多くの方に歓迎すべき恩恵になればよいと思います。

真菌感染リスクを軽減する一つの方法には砂糖を控えることがあげられます。砂糖こそカビの餌だからです。定期的に海水の中で過ごすのも役立ちます。

私自身この問題に苦労したことがあり、効き目がある処方も自然療法も見つかりませんでした。ようやく解決できたのは、冬季を亜熱帯環境で過ごすようになってからです。今から数年前に靴下をはかずに六か月間ネオプレン製の「Five Finger」タイプの履物を履いていました。これで真菌が再発しました。

しかし、その冬、亜熱帯地で靴をはかずに過ごし、毎日足の爪が直射日光を受けていたところ、この問題は解決しました。UV光線が問題解決以上に健康によかったのです。Vapo Rubも不要でした。 

しかし、この方法では、ほぼいつもサンダルを履きほぼ毎日日光に当たっても効き目が出るまで4~6カ月かかりました。これで真菌が成長するための湿った環境がなくなったからです。

頭痛

頭痛持ちの方、根本原因はライフスタイルなはずなのでこれを見直すように強くお勧めします。頭痛には多くの種類があり、それぞれが異なる発生原因を持っています。

緊張や悪い姿勢が原因ではなさそうな一般的な頭痛については、小麦、穀類、砂糖、人工甘味料、保存料、水以外の飲み物をすべて回避することでかなり効果があることを自分で発見しました。

このアドバイスに従えば反復性の片頭痛持ちの方にもきっと役立つはずです。始めたらずっと習慣にすることを念頭に置いてください。食餌の変化は効果があるまで時間がかかります。

片頭痛も一般的な頭痛タイプの一つで、これは私の経験からいうと人工甘味料特に、アスパルテームが頭痛の引き金になります。そこで全てのダイエット商品を避けましょう。

より速く効く2つの方法に静脈マグネシウム注射と感情解放テクニックがあります。EFTは特にあらゆる種類の痛みを和らげるのに通常とても効き目があり、数分で痛みが解消することもよくあります。

上部呼吸器管の感染と咽喉荒れ

ビタミンDが免疫系で重要な役目を果たしていることについては山ほど証拠があり、最適なビタミンD濃度を維持することは上部呼吸器系感染を含む全ての種類の感染から身を守る第一の防衛手段です。

ビタミンD(日光に反応して身体が生産する)の冬季欠乏は風邪やインフルエンザが季節によって増加することに関与しているようで、多くの研究がビタミンDの低血中濃度と呼吸器系感染リスク増大の相関性を示しています。

上部呼吸器系感染に対して驚くほど効果があるもう一つの実に簡単で安価な処置法に過酸化水素(H2O2)(オキシドール、オキシフル)があります。

私が診ていた以前の多くの患者の両耳に数滴ずつ3%の過酸化水素を投与したら、12~14時間以内に風邪やインフルエンザが瞬く間に治るという素晴らしい結果が得られました。(3%の過酸化水素溶液はどんなドラッグストアでも2、3ドルかそれ未満で買えます。)

耳の中なので泡がぶくぶくいうのが聞こえますが、これは正常で、少しだけ刺される感覚があるかもしれません。泡の音と刺される感覚が消えるまで(通常は5~10分)待ち、ティッシュに流し出し、次にもう一方の耳に同じことを行います。

咽喉荒れ対策としては、ハチミツほど試されて本当に効果がある療法は他にほとんどありません。自然のままのハチミツを使ってください。市販のハチミツはほとんど加工品か精製品で、他の加工食品同様、疾患を促進して健康を害するだけで役に立ちません。

+ 出典および参考資料