ビタミンB3は、薬剤よりも精神疾患に効果的?


抗精神病薬と小児

早分かり -

  • 近年、非定型抗精神病薬の承認外使用に著しい増加があります。大部分は、統合失調症など重度精神病の治療にのみ承認された薬剤であるにもかかわらず、こうした種類の薬が、小児の不安症状、不眠症および行動上の問題のような病気にもますます頻繁に処方されるようになってしまいました。
文字サイズ:

Dr. Mercolaより  

近年、非定型抗精神病薬と呼ばれる医薬品クラスの承認外使用に著しい増加がありました。

これらの薬(セロクエル、ジプレキサ、リスパダールおよびエビリファイを含んでいる)は活動を妨げるような精神病を治療するためにのみ承認されました。しかし、精神科医、およびプライマリーケア・ドクターが次のような承認されていない症状を治療するために処方しているのです:

  • 不安感
  • 注意欠陥障害
  • 不眠症
  • 幼児の中の行動上の問題、そして
  • 認知障害

非定型抗精神病薬は2005年以来のブラックボックスとして警告を受けました。これは薬で最も強い警告ラベルです。認知障害を持った高齢患者で使用は死の危険を増加させることがあるのです。

アメリカ食品薬品局によれば、抗精神病薬は認知障害関連の精神病の治療に承認されていません。一部の非定型抗精神病薬は重度抑うつの治療のためにのみ承認されています。

しかし、多くの医師が、まだ認知障害に抗精神病薬を処方しています。

小児の危険な抗精神病薬の濫用

一部の非定型抗精神病薬で、重度抑うつの治療のために承認されたものもあります。

このクラスの薬は次のものを含んでいます:

アリピプラゾール(エビリファイ) クロザピン(クロザリル) ルラシドン(ラチュダ) オランザピン/フルオキセチン(シンビアックス) ケチアピン(セロクエル)
アセナピンマレイン酸エステル(サフリス、シクレスト) イロペリドン(Fanapt) オランザピン(ジプレキサ) パリペリドン(Invega) リスペリドン(リスパダール)

ワシントンポスト記事で議論されるとおり、近年、養子には不釣り合いな量の強い向精神薬が処方される場合があることが示されています。他の小児一般より養子はより多くの向精神薬を処方され、精神病の最も重篤な患者より多くの薬を飲んでいます!

薬品が医学的必要からではなく主として保護者の便宜、および「システム」内の利益のためにこの小児たちに処方されるなら、これは絶対的な悲劇です。

小児の重症精神病を診断することはできるのでしょうか?

18か月ほどの幼児は、精神病は青年期が近づいてはじめて進行するという事実にもかかわらず、抗精神病薬が処方されます。そうすると、なぜ幼児にはこれらの強い薬が処方されているのでしょうか?

嘆かわしいことに、これらの薬が使用される重要な理由のうちの1つは鎮静効果です。重症の精神病を治療するのではなく「破壊的な」行動をコントロールするために典型的に処方されています。「小児科の双極性障害」という曖昧な診断が、幼い子どもの抗精神病薬の使用増加の大部分の理由となっています。

こうした驚異的な増加が、幼年期精神病の診断に基づいていることは、絶対に不可解です。唯一の合理的な説明は不適切な小児への薬剤投与を正当化するためということでしかありません。

1つの薬でも...多くの副作用の宝庫...

昨年公表された研究によれば、抗精神病薬の承認用途外使用の処方は1995年と2008年の間に2倍になり440万件から驚異的な900万件まで増加しました。2008年には、概算60億米ドルが、米国で承認用途外使用の抗精神病薬に費やされました!うち54億ドルは不確かな証拠に基づいた用途でした。

例えば、不眠症を治療するために抗精神病薬を服用することは、蚊を追い払うためにバズーカ砲を出すことにも似ています。これは過剰な殺傷力か、あるいは「それは完全な無法行為です」と、記事Adriane Fugh-Berman博士は行っています。

不運にも、無慈悲な広告が、これらの薬を「標準化する」ことを支援しました。したがって、人々は薬剤服用をためらいません。例えば、エビリファイ(アリピプラゾール)をとって見てください。「抗うつ薬と一緒に処方する場合に限り」、重度の抑うつにも双極性障害、統合失調症、自閉症の治療のためにも認められています。つまり、これは抗うつ薬の効果を増幅するために使用されます。

その理由はもちろん、抗うつ薬が広告されたようには働かないからです。多数の研究で、抗うつ薬が偽薬より有効ですらないことが実証されました...

エビリファイは危険な多剤処方がどのように広がり増加しているかのよい例です。

「多剤処方」は、あまりにも多くの薬飲むことです。臨床的に効果が示されたよりも多くの薬が処方されたり、あるいは薬剤の数が患者にとって負担になる場合も指します。

この状況はかつては主に高齢者に対する懸念でしたが、より若い人も一般に多くの薬を服用するようになっています。しかも、過去数年にわたって、3才の幼い小児さえ、多くが4つ以上の薬を処方されています! これは、薬が増えるほど重大な副作用のリスクが拡大するため、重要な問題です。

精神薬を服用する人々(すべての年齢)は、特に多剤処方の傾向があるように見えます。特にこれらの薬は、ぞれぞれ1種類を服用するだけでも強い薬であり、副作用も潜在的に危険です。エビリファイは例えば、なんと75の異なる副作用があります。それには、下記が含まれます:

甲状腺機能低下あるいは甲状腺機能亢進症 逆流性食道炎(GERD) 過敏性腸症候群 (IBS) 胆石および腎臓石
酵母感染症 関節炎 手根管症候群 ED(勃起不全)

抗精神病薬: 異常な高値で、多用され過ぎ、売られすぎています

記事の著者Sandra B. Goodmanによれば:

Allen Francesは、デューク大学医学部精神科の分科長でDSM-IV(精神医学の診断の手引き)を書いたタスクフォースの責任者でした)「精神病薬は異常な高値で、多用され過ぎ、売られすぎています」と言っています。

賢明な承認外使用が他の治療に効果がない人には適切かもしれませんが、例えば、重症の強迫障害では、Francesはこう言っています。患者を静かにさせ、精神病の幻覚および妄想を緩和するための薬が、行動制御のために「相手かまわずに無謀に」使用され、それらの重大な副作用に対する配慮もしばしば欠如しているというのです。

医師は、承認された以外の用途のために薬を処方することを認められます。しかし、企業は、そのような目的のためにそれらを促進することを禁止されています。

過去数年で、大手製薬会社は、州および連邦政府から不法マーケティングを糾弾する提訴の和解で20億ドル以上を払いました;他にも、患者による数千もの提訴があり、いくつかの事件はまだ法廷で争われています。

2009年には、イーライ・リリーが、ジプレキサを不法に売ったという容疑の和解で、連邦政府に記録的な14億ドル という金額を支払いました。この不法マーケティングは5つのキャンペーンで5年にわたり行われ、老人ホームで午後5時に5ミリグラムの薬を投与するよう促すものでした。」

精神病を診断するのは誰でしょうか?

通常の情動や精神状態さえ「障害」あるいは別の混乱のラベルが貼られ、近代精神医学は精神病の範囲を拡張しました。近代精神医学は精神障害(DSM)の診断・統計マニュアルの使用によって、精神病を定義しています。これは米国精神医学会の会員によって作成されています。

このマニュアルで疾病とされるものは、注意深い科学的評価を行えば、これほど真実からほど遠いものはないと思うでしょう。このマニュアルへの追加および変更は会員による投票によって決定されます。このカテゴリー分類はいずれにしても科学に基づいてはいません! 精神病の一般薬および特に非定型抗精神病薬が、全面的に濫用されていることの記録は十分です。

これらの薬の過剰使用であなたの健康も害されます。もし誤って精神病のカテゴリーに分類されてしまっただけならば、今日では精神病薬より安全な治療法があることを理解してください。

適切な精神病の診断に基づいた処方薬を服用している方でも、潜在的な副作用の結果として、より重症化しないよう注意してください。

ライフスタイルを変えることによって、最も壊滅的な副作用のうちのいくつかを打ち消し、よりよい健康状態を目指すことができるかもしれません:

人生の困難に、今では病気というレッテルを貼っています。

ワシントンポスト記事によれば:

「Wayne Blackmonはジョージワシントン大学ロー・スクールで教える精神科医および弁護士で、一般に患者が1種類を超える抗精神病薬を服用していると報告しています。それはさらに副作用の危険を高めるのです。Blackmonは「生活上の問題」のためにしばしば「話題の薬」が過剰処方されていると見なしています。

なんとかして、医師達は、利用目的外であると言うことを忘れたようです。行動療法(保険によってカバーされないことも多い)のような時間のかかる治療および非薬剤治療より、薬剤がはるかに迅速な手段と広く見なされてしまい、また薬剤を処方するために、医師が金銭的インセンティブを持っていると彼は言っています。」

悲しいかな、もし彼らが疾病を持っているかもしれないと人が思わなければ、薬を処方することはできません。その問題の中心に、DSM-IV(精神障害の診断・統計マニュアル)、および内服療法(つまり薬剤)を必要とする新しく作られた疾病があります。

ジレンマの中心は、私たちのうち誰にでも「混乱」の多くを当てはめることができてしまうことです。したがっていずれかの時点で人生に困難があれば、強い薬を服用することを正当化することができます。系統的に疾病を発明し、より多くの薬剤を売るために小さな症状を誇張する習慣には、名前があります。それは病気喧伝と呼ばれます。また、これは製薬会社の間で使用される確立されたツールです。

それは不合理に思えますが、次の「病気」なるものをすべて「処方した」薬で治療するというのです:

  • 内気になってしまうことはありませんか?では「社交恐怖症」かもしれません。
  • 人生の意味のようなより深いものについて思いめぐらしていますか?では「宗教か精神的な問題」を持っているというのです。
  • 兄弟姉妹と争っていたら?ならばそれは「兄弟関係問題」です。
  • 小児が大人と言い争ったり、怒ったり、人を邪魔していませんか?その子供は「反抗性混乱」です。
  • あなたや、ティーンエイジャーのお子様が今後のキャリア、あなたの価値または目的について自信がない場合、恐らく「アイデンティ低l問題」です。

小児の薬剤常用

大人に危険な向精神薬を処方することも十分に悪いですが、最も頻繁に処方対象とされる人の一部は、オムツがかろうじてとれた年齢なのです。2007年だけでもは、6歳未満小児のおよびティーンエイジャーを含む20,500名が抗精神病薬を少なくとも1種類処方されました。

こうしたアメリカの小児は世界で最も薬が処方された小児です。例えば、ドイツとオランダの子供より抗うつ薬と向精神薬が3倍、抗精神病薬の量が2倍処方されています

社会として、企業利潤が生命、および小児の生命にさえでを出すことをどのように防げばよいでしょうか?また、なぜ人々は、ほとんど立ち上がらないのでしょうか?

小児が情緒や精神の問題に苦しんでいる場合は、支援を求めてください。ただし、向精神薬を最初の手段としなない人に助言を受けてください。あなたが小児の食事およびライフスタイルをまず改善すれば、自然な回復の可能性を著しく高めるうえで非常に有用でしょう。

よい始め方としては、私の総合的なヘルスプラン(英語のみ)を無料でご提供しています。情緒面での困難に取り組むのなら、多くの素晴らしいツールがあります。私のおすすめ1つは感情解法テクニック(EFT)です。

ビタミンは精神病に効果があるでしょうか?

ナイアシンに関して、アンドリュー・ソール(Andrew Saul )博士の新しい本についてインタビューしましょう:ナイアシンの臨床での成功: ナイアシンの素晴らしい治癒力.彼は、30冊の本と600以上の報告書および記事を公開したアブラム・ホッファー博士(Abram Hoffer M.D., Ph.D.,)と共同で本を書きました。彼の最初の成果は、統合失調症およびコレステロール治療としてのナイアシンの使用に関連しています。

ホッファー博士は2009年に91歳でなくなりましたが、高容量ナイアシンで、数千もの患者の精神異常を成功裡に治療しました。彼は、ビタミンB3欠乏がほとんどの精神異常に見られるという見解を支援する、非常に説得力のある証拠を示しました。

非常に安く、危険な副作用がほぼないビタミンです。ビタミンB3摂取は情緒面で悩む家族がいるなら試す価値があるでしょう。アマゾンでは本は12ドルです。ぜひその使い方に関して詳しく読んでみることを強く推奨します。