パパイヤにはどんな効果が?

パパイヤ

早分かり -


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パパイヤの効能

学名:Carica papaya

パパイヤはメキシコ南部や中央アメリカが原産地ですが、1800年代初めに各地へ広まり、今日ではハワイなど、熱帯のほとんどの地域で栽培されています。現在アメリカでは、商用のパパイヤ栽培をしている州は唯一ハワイだけです。

パパイヤには主に2種類の品種があります。重さが10ポンド(約5kg)にも達するメキシコ産と、はるかに小さいサイズで、スーパーでもよく見かけるハワイ産のものです。パパイヤは、木になるメロン、あるいはポーポーといった名前でも知られていますが、その豊かな甘い風味だけでなく、肉を柔らかくするためにも使用されます。

最初は緑色をしていて、少し苦みがありますが、完熟するとバターのような黄色になり、洋ナシのような形状です。淡いオレンジ色の果肉の中央に、メロンと同じようにゼラチン状の黒く小さな種があります。

熟していないパパイヤは、一部の国では野菜の代用として食されていますが、まだ青いものを火をとおさず食するのはあまりお勧めできません。パパイヤの食べ方は、ジュースにして他のフルーツのジュースに混ぜると風味が変わって美味しいです。またサラダやサルサに入れたりするのもよいし、もちろんパパイヤ単独で食べるのもお勧めです。

パパイヤの効果

ビタミンCは、パパイヤの特徴の一つで、1食分の実に一日の推奨量の144%ものビタミンCが含まれているので、感染症に対抗し、フリーラジカルの活性を抑える抗酸化物質として機能します。他のビタミン類では、ビタミンAは一日で必要な量の31%を含んでおり、健康な皮膚や、粘膜、視力の維持に不可欠で、また、特に黄斑変性に対しては大変効果的です。

パパイヤはまた、一日推奨量の13%の葉酸塩を含みます。また、食物繊維のほか、細胞や体液に含まれる成分で心拍や血圧のコントロールに役立つカリウムも豊富です。

パパイヤに含まれるビタミンB群は、葉酸、ピリドキシン(ビタミンB6)、リボフラビン、及びチアミン(ビタミンB1)などがあり、「必須」栄養素とされています。体内で生成されないので、代謝機能のために食品から摂取する必要があり、パパイヤのような食品が大変重要なのです。

パパイヤは、アテローム性動脈硬化症、心臓病、 関節リウマチといった多くの病気の自然療法としても有効で、消化や免疫システムの健康維持にも役立ちます。また、肺ガンや口腔ガンの予防効果が研究で実証されている、フラボノイドの一種であるβカロテンも含んでいます。

他のフラボノイド類では、ルテイン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチンが含まれ、その抗酸化作用で、身体の疲労を招き早期老化や慢性変性疾患を引き起こすフリーラジカルに対抗します。

また、パパイヤは、212種類のアミノ酸や複数の酵素を含んでいます。中でもパパインというタンパク質分解酵素は、術後の腫れや発熱などの胃の症状に抗炎症作用を示します。パパインは、呑酸(胃酸の逆流)を抑え、タンパク質の消化を促進し、また、潰瘍の治療、さらには過敏性大腸症候群(IBS)を緩和する効果もあります。

民間療法では、パパイヤの種を、寄生虫や白癬感染症の治療に用いてきました。ただし、食べる量はほどほどにしましょう。パパイヤには、フルクトースが含まれるので食べ過ぎは健康を害します。

1990年代、遺伝子組み換えパパイヤの2品種がハワイに導入され、アメリカの食糧供給ラインに取り込まれた最初の遺伝子組み換え食品となりました。遺伝子組み換え食品についての詳細は、「Everything You HAVE TO KNOW about Dangerous Genetically Modified Foods」(遺伝子組み換え食品について知っておくべき危険)をお読みください。

 

パパイヤの栄養価

分量:3.5 ounces(100 g)、生

充足度(%*

一食あたりの
摂取量

カロリー

39
 

    脂肪分

1
 

総脂質

0 g
0%

    飽和脂肪酸

0 g
0%

    トランス脂肪酸

コレステロール

0 g
0%

ナトリウム

3 mg
0%

総炭水化物量

10 g
3%

    食物繊維

2 g
7%

    糖分

6 g

タンパク質

1 g

ビタミンA

22%

ビタミンC

103%

カルシウム

2%

鉄分

1%
*一日2,000カロリーの食事に対する充足度(%)。摂取カロリーによって充足度は上下する場合があります。

パパイヤに関する研究

ある分析によると、パパイヤを発酵させた培養物が傷の治療作用を持つことがわかり、研究者たちは、糖尿病患者に特に効果が期待できると結論づけました。また、別の研究では、パパイヤ由来の酵素であるパパインから、抗菌効果のある洗浄/創傷清拭剤の開発に成功、傷の治癒管理に効果が期待できると報告されています。

さらに別の研究では、パパイヤの種と果肉に含まれるベンジルグルコシノレート化合物に抗がん作用があることが示されました。

しかし、このベンジルグルコシノレート化合物は、種に含まれる量はパパイヤの成熟過程をとおして濃度が一定しているのに対し、果肉では、熟するまでは多く、完熟するとほとんど消失することがわかりました。実験では、ベンジルグルコシノレート化合物の濃度が高いほど、ガンの抑制効果が高いことが確認されています。

パパイヤを使った健康レシピ:ピリ辛フルーツサルサ

パパイヤ

材料

  • 新鮮なマンゴー(角切り1カップ)
  • 新鮮なパイナップル(角切り1カップ)
  • 新鮮なパパイヤ(角切り1カップ)
  • ハラペーニョ1本(種を除きすりつぶす)
  • 赤タマネギ1/2個分(みじん切り)
  • 新鮮なライム果汁大さじ4-5杯分
  • オリーブオイル小さじ1杯分
  • 塩小さじ1杯分
  • 新鮮なミント大さじ1杯分(荒みじん切り)

作り方
最初の5つの材料を大きなボウルに入れます。ライム果汁とオリーブオイル、塩を加えてしっかりかき混ぜます。食べる直前に刻んだミントの葉を散らします。

パパイヤのおもしろ情報

パパイヤに関する最古の記述は1526年のスペイン人歴史家オビエドによるもので、パナマからコロンビアにかけてのカリブ海沿岸でパパイヤを発見した後のことです。クリストファー・コロンブスは、パパイヤを「天使の果実」と呼んだと言われています。

まとめ

エキゾチックな果物のイメージがあるパパイヤは、アメリカ合衆国では唯一の栽培地であるハワイをはじめ熱帯地域に生息します。この甘くてジューシーな果物は、感染症を予防することで知られているビタミンCを一日の推奨摂取量の300%も含んでおり、また皮膚や粘膜、視力を健康に保つビタミンAも豊富に含んでいます。

他にも、葉酸塩、食物繊維、カリウム、必須ビタミンB群、βカロテンなどのフラボノイド類などが肺ガンや口腔ガンの予防効果あることがわかっています。

パパイヤに含まれる最も重要な成分はパパインという酵素です。この成分は、寄生虫の駆除、過敏性大腸症候群(IBS)の症状を緩和するなど、数々の胃腸の不快症状に効果を示すことが知られています。

他の果物と一緒に食してもいいのですが、メロンのように切ってそのままいただくのが最も効果の高い食べ方です。

+ 出典および参考資料