カボチャの種の9つの健康効果

カボチャの種

早分かり -

  • カボチャの種には、マグネシウム、マンガン、銅、タンパク質、亜鉛などの様々な栄養素が含まれ、まるで小さな粒に収まった玉手箱である。
  • 有効な植物成分であるファイトステロールや、フリーラジカルの活動を抑える抗酸化物質など健康を促進する成分を多く含んでいる。
  • カボチャの種は、心臓、肝臓、免疫系への効果の他、糖尿病に対抗する、男性では前立腺、女性では閉経による諸症状にも効果がある。
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Dr. Mercolaより

歯ごたえ抜群で健康にも良いおやつを探しているなら、 カボチャ の種しかありません。

マグネシウム、マンガン、銅、タンパク質、亜鉛などの様々な栄養素を含むカボチャの種はまるで小さな粒に収まった玉手箱です。ファイトステロールや、フリーラジカルの活動を抑える抗酸化物質など健康を促進する成分を多く含んでいます。

食物繊維も豊富なので、1,000カロリーごとに50gという理想的な食物繊維の摂取量に近づけることができます。

カボチャの種は、冷蔵の必要も無く、持ち運びしやすいので、外出先でも、家の中でも、どこにいてもすぐに食べられるおやつとして最適です。

カボチャの種の9つの健康効果

1.心臓にマグネシウム

カボチャの種1/4カップには、 マグネシウムの一日の推奨摂取量の約半分が含まれます。マグネシウムは、ATP(アデノシン三リン酸、身体のエネルギーとなる分子)の産生、 RNAやDNAの合成、心臓の拍動、歯や骨の正常な形成、血管の拡張、正常な腸の機能など様々な生体の生理的機能に関わっています。

マグネシウムは血圧にも良い効果があり、予期せぬ心停止、心臓発作、脳卒中などの予防効果があります。それにも関わらず、アメリカ人の80%はこの大事なミネラルが不足しているのです。

2.免疫機能に亜鉛

カボチャの種には、 亜鉛 も豊富に含まれています(約30 g中2 mg以上)。亜鉛は、免疫、細胞の成長と分裂、睡眠、情緒、味覚や臭覚、眼や皮膚の健康、インスリンのコントロール、男性の性機能など、様々な点で身体に重要な成分です。

土壌中のミネラル不足、薬品の作用、野菜の多い食事、穀物の多い食事になどにより、亜鉛が不足している人が多くいます。亜鉛の不足により、風邪やインフルエンザにかかりやすい、慢性的な疲れ、うつ、にきび、新生児の低体重、学習障害、子供の成績不良などが起こると言われています。

3.植物性オメガ-3脂肪酸

カボチャの種などの生のナッツ、種子類は、植物性オメガ-3脂肪酸(αリノレン酸、ALA)が豊富です。ALAは人体に欠かせません。しかし、ALAは、ある酵素によって、さらに重要なオメガ-3脂肪酸であるEPAやDHAに変換されます。ところが、インスリン濃度の上昇によりこの酵素の働きが悪くなっている人が多いのです。

そのため、ALAを摂取するのにカボチャの種は最適ですが、クリルオイルなどの動物性のオメガ-3脂肪酸も摂る必要があるのです。

4.前立腺の健康

カボチャの種は男性の健康に非常に高い効果を示す自然食品として評価を得ています。亜鉛が豊富に含まれることが理由です。亜鉛は前立腺を健康に保ちます(体内で最も濃度の高い部位)。また、カボチャの種のエキスやオイルは、良性前立腺過形成(BPH、前立腺肥大)に効果を示す可能性があることも理由です。 研究結果からも、カボチャの種、オイル共に前立腺の健康維持に特に効果があることがわかっています。

5.抗糖尿病作用

動物実験では、カボチャの種がインスリンの制御機能を向上させ、酸化ストレスを減少させることで糖尿病の合併症を予防することがわかりました。

6.女性の更年期症状への効果

パンプキンシードオイルにはファイトエストロゲンが豊富に含まれており、研究結果からも、善玉コレステロールを増加させる、血圧を下げる、ホットフラッシュ、頭痛、関節痛、閉経期の女性の様々な更年期症状を和らげることがわかっています。

7.心臓、肝臓の健康

カボチャの種は、健康に良い脂肪分、抗酸化物質、食物繊維などを豊富に含んでおり、心臓や肝臓の健康に良い効果をもたらします。フラックスシードと一緒に食べると特に効果があります。

8.トリプトファンで安眠

カボチャの種は、トリプトファンを豊富に含んでいます。トリプトファンはアミノ酸(タンパク質の構成要素)です。体内でセロトニンに変換され、さらに眠気のホルモンであるメラトニンに変換されます。就寝の数時間前にカボチャの種と炭水化物(果物を少し)を食べると、安眠を促すメラトニン/セロトニンの産生に必要なトリプトファンを効果的に補給できます。

9.抗炎症効果

パンプキンシードオイルには抗炎症効果があります。ある動物実験では、関節炎の治療に、抗炎症剤のインドメタシンと同様の効果があり、副作用は無いことがわかりました 。

カボチャの種はどうやって食べると良い?

カボチャの種に含まれる健康に良い脂肪分を効果的に摂取するには、生でいただくのが一番です。大きな容器のものは新鮮な香りがするか確認を忘れずに。かび臭い、傷んだ臭い、新鮮でない臭いがする場合は、酸化していたり、カビが生える手前かもしれません。

カボチャの種はオーガニックのものが好ましいです。オーガニック製品なら、農薬や有害な化学物質を使っていません。

しかし、多くのナッツや種子類には、フィチン酸などの反栄養素が含まれており、前述の重要な栄養素の吸収を阻害してしまいます。

ナッツや種子類を定期的に食べる場合は、水に浸したり、発芽させると良いでしょう。

美味しくいただくには、さらにオーブンで乾燥させましょう。費用面のことを考えると乾燥機を使うといいですね。乾燥機にも色々な製品がありますが、Excaliburが一番良いようです。私はもう20年も使っています。 Amazonでも売られています。

ローストしたものが好みであれば、好きな温度や時間で手作りするといいですね。生のカボチャの種は、オーブンの低温設定で(170 ºF/75 ºC)、ヒマラヤ塩や天然塩をかけて、15-20分ほどローストしてください。