Dr. Mercolaより
今も喫煙している場合、どんな年齢でも、禁煙は非常に効果のあるものであることを研究者は示唆しています。例えば、40歳前に禁煙する場合、喫煙を続けることによる超過死亡率の90%以上が回避できます。
30歳前に止めるなら、その有効性は劇的で、超過死亡率の97%が消えてなくなります。しかし、それより後に止めたとしても、効果は依然として残るのです。
65歳以上で禁煙する人は、心臓に関連する疾患で死亡するリスクが8年以内にタバコを吸わない人のリスクまで下がるでしょう。
禁煙しようと思っているなら、まず、取りかかってほしい3つのステップをご紹介しましょう。用意が整ったら、TIME誌に掲載された次の作戦は、特に早くから始めれば役に立つことでしょう。
アメリカの大人の喫煙者は、4400万人近く(19%)に上り、毎年喫煙で5人に1人が死亡しています。それは、毎年44万人以上が死亡している計算になります。ただ、喜ばしいのは50年前の半分以上減っているということです。
喫煙は予防できる主な死因として示されていますが、砂糖の過剰摂取に比べ目立たず、健康課題では従来の医療体制に頼っています。こうした行動のどちらも喫煙に比べると、はるかに危険です。
それでも、喫煙のリスクは十分に証明され、避けたほうが賢明です。止めると決めたら、糖質など、タバコに代わる他の悪癖に向かわないよう、健康になることが先決です。しかし、タバコを止めれば、すぐに次のような良い効果、また、数年先には別の効果がわかるでしょう。
香り付けタバコの多くは2009年以降、禁止されています。というのは、キャンディやフルーツの香りで子どもたちを誘っているからです。しかし、香りを付けた葉巻は禁止されておらず、タバコ産業は、形をタバコに似せて細くした香りのある葉巻を依然として製造しています。
米疾病予防センター(CDC)の報告によると、中高生の5分の2以上が、香りが付いた葉巻または香りのある(メンソール)タバコを吸っており、その約60%が止めようとは思っていないそうです。
十代の若者の喫煙率は2011年以降、低下していますが、他のタバコ製品の使用がかなり増加しています。例えば、フーカー(水パイプとしても知られている)や電子タバコを使用する数が増えていますが、それはタバコを吸うより安全だと考えているからです。
CDCが行った2012年全国若者タバコ調査によると、2012年には高校生の2.8%が電子タバコを試しているそうです。これは、2011年の1.5%に比べ増加しています。電子タバコは、米食品医薬品局(FDA)の規制を受けていません。また、現在も連邦レベルで未成年者への販売は合法とされています(販売を禁止した州や都市もありますが)。
若者が電子タバコの喫煙に誘われ、次には本物に手を出そうとすることの他に、電子タバコ自体に固有のリスクがあるのです(ニコチンに晒されるとは別の)。電子タバコを吸うと、電池で香料(タバコ、メンソール、チェリー、バニラ、コーヒーなど)、湿潤剤(通常、プロピレングリコールや植物性グリセリン)、時にはニコチンを含む液体を加熱します。
吸いこむと、通常、タバコを燃やす時にできる化学物質の無い香りを付けたニコチンを「服用」します。しかし、FDAはすでに、電子タバコカートリッジの中にジエチレングリコールやタバコに特有のニトロソアミンという、癌に関連し極めて危険だと考えられる不凍剤化合物を検出しています。 また、研究でも、電子タバコメーカーからのエアロゾルにはスズ、銅、ニッケル、銀、ケイ酸ビーズや未知ですが健康に有害な影響を及ぼす微粒子が含まれていると指摘しています。
禁煙をきっぱり止めようと考えているなら、元禁煙者の3分の2から4分の3が自力で止めているという研究結果があることをお知らせしましょう。しかし、その「秘訣」は、まず健康になることで、そうなれば禁煙もしやすくなると私は考えています。 このプランの一部である運動は、研究によると、定期的に体力トレーニングをした人は運動をしなかった人に比べ、禁煙の成功率が2倍高くなっているそうです。健康的な食事も無視できない大事な面です。端的に言うと、タバコをやめたければ、次の3つの基本的なコツから始めましょう:
タバコを吸っているなら、禁煙をお勧めします。もう一つ、アスタキサンチンという、喫煙者の酸化ダメージから守ってくれるものをご紹介しましょう。禁煙をしたくない、またはできない人の喫煙関連のダメージを少なくとも弱めてくれるものです。
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