Dr. Mercolaより
多くの人は、筋トレを頑張ったり、デザートをあきらめたりというあまり楽しくない行動を健康的なライフスタイルに結びつけます。しかし、これは間違った考えです。健康的な習慣はやりがいのあるものだからです。
セックスをしましょう。それは、穏やかなエクササイズと考えられ、 加えて 心身の健康をさまざまな角度から促進します。安全なセックスを営む限り、性的行為を増やすことは健康の改善への素晴らしい方法となります。
定期的なセックスは、ストレスを低下し、自己評価を向上させ、仲の良さを深め、そしてパートナーとの関係性を良くする要因といっても過言ではありません。
この記事の本当のポイントは、健康な性生活がより長くより健康であることを与えてくれるという事実で、誰もが認めることですが、とても楽しい生活をもたらしてくれます。セックスの健康効果には次のようなものがあります。
1. 免疫力の向上 — セックスを頻繁に行う人(週に1、2回)は、免疫グロブリンA(IgA)が高レベルです。 IgA免疫系は体の最初に働く防御機能です。
組織が侵攻されるとすぐに戦うことがその役割であり、からだの免疫系の活性化の必要性を減らすか、まったくなくします。これがおそらくセックスを頻繁に行う人がなぜあまり病気にならないかの理由です。
2. 心臓の健康 — 定期的に愛しあった(1週間少なくとも2回)男性は、ある研究によれば、月に1度、または、よりしなかった人々より45パーセント心臓病になる確率が低かったのです。
性的行為はエクササイズと同じような多くのメリットを与えてくれるだけでなく、心臓の健康に重要なエストロゲンとテストステロン濃度のバランスをはかります。
3. 血圧の低下 — 性的行為、特に性交はストレス対応が良くなり、血圧を下げます。
4. エクササイズの一種 — セックスは、エクササイズのように心拍数を上げ、エネルギーを燃やし、筋肉を強くします。最近の研究によると、セックスをすると男性の場合、1分に4カロリー、女性では3カロリーが燃焼し、「意味のある」エクササイズの形だということです。 さらに、柔軟性やバランスの維持にもなります。
5. 痛みの軽減 — 性行動が痛み低下ホルモンを分泌して、月経の痛み、関節炎と頭痛からの痛みと同様に、背中と足の痛みを和らげる、または防ぐのを助けると分かりました。ある調査では、性行動が若干の片頭痛と群発性頭痛患者の、頭痛の部分的または完全な軽減につながることが分かっています。
6. 前立腺がんリスクの低減 — 研究によると、月に最低21回射精する(セックスでも自慰でも)男性は、前立腺がんのリスクが低いそうです。 これについては、さらなる研究が必要ですが、関連性を示唆する要因がさらに示されています。
7. 睡眠の改善 — セックスの後、リラックスを誘うホルモンのプロラクチンが分泌され、寝つきがよくなります。オルガスム中に分泌される「愛のホルモン」オキシトシンも眠りを促進します。
8. ストレスの緩和 — セックスにより、気分がよくなる天然の化学物質が分泌され、ストレスを和らげ、喜びや鎮静、自己評価を上げます。研究でも、性交を行う人は、人前でスピーチするといったストレスのある状況に対してうまく対応できることが報告されています。
9. 性欲を上げる — セックスするほど、し続けたいという欲求が高まります。特に女性の場合、そこには、肉体的にもそうですが、精神的な繋がりがあります。セックスをするほど、膣の潤滑が増し、血流や血管の弾力性が増大します。 それにより、さらに喜びが大きくなるのです。
10. 女性の膀胱コントロールを改善 — 性交により、オルガスム中に収縮する骨盤底筋が強くなります。そうすると女性の膀胱コントロールが改善され、尿漏れを防ぎます。ケーゲル体操(排尿を途中で止めることで、骨盤底筋を引き上げ、そのまま停止)をすることで、この効果はさらにアップします。
11. 仲の良さを増し関係性を改善する — セックスやオルガスムは「愛のホルモン」と言われるオキシトシン濃度を上げ、パートナーとの距離を密にし、気持ちの繋がりをさらに強く感じさせます。
不安や防御、恐れ、コミュニケーション不足は、女性、男性に限らず欲求の障害物になり、性欲に大きな犠牲を強いる破壊力を持つものです。ストレスも性欲を損ない、セックスを 一番したくないこと にしてしまいます(セックスはストレスレベルを下げるといわれるので、これは実にジレンマとなります)。
こういう状況に陥る性生活に活を入れるには、 エモーショナル・フリーダム・テクニック(EFT) を学んで感情をコントロールできるようにしましょう。EFTは心理的な指圧療法で、ストレスに関連する考えに効果的に対応し、気持ちを鎮め、どんな難題にも立ち向かえる気にさせてくれます。そうして、一直線に喜びを追求していけるようになります。
さまざまな程度の勃起障害(ED)は男性によく見られる症状で、健康的な性生活を営む上でネックになるものです。単にストレスや感情の問題によることが多いのですが、 心臓病などの健康問題の徴候である場合も考えられます。その根本的な原因をつきとめること、また、バイアグラのような薬剤に安易に頼らないことが重要です。バイアグラには、次のような重度の副作用があると考えられます。
頭痛
胃のもたれなどの不快感
顔のほてり
青緑色覚異常
かすみ目
目が光に対し過敏になる
片目または両目の突然の視力低下や視力喪失
ペニスに永続的なダメージを起こす異常な長時間勃起
突然の聴力低下または聴力喪失、耳鳴りやめまいが起こることもある
バイアグラを服用する男性に心臓発作、卒中、不整脈、死亡が発生
バイアグラの代わりとなる天然物質として、 一酸化窒素の前駆物質、 Lアルギニンがあります。これは血管をリラックスさせてくれるものです。一酸化窒素は、血管の平滑筋にシグナルを送りリラックスさせ、血管を広げて血流をよくします。これにより、動脈は柔軟性を取り戻し、プラークの形成を防ぎます。Lアルギニンは生殖器組織の微小循環を増大し、一酸化窒素の機序により、力強い勃起と性的な反応の改善をもたらします。
ベルギーの研究によると、Lアルギニンは、別の天然物質、 ピクノジェノールと併用すると特に効果的で、ED男性患者の性機能の改善をもたらすそうです。 同じようなパイロット研究( European Urology 誌に掲載)では、Lアルギニン6gと、ハーブのヨヒンベ成分、ヨヒンビン6mgとの併用で、ED男性の治療に成功したと報告しています。 Lアルギニンの他にも次のような天然成分があります。
大切なパートナーとの関係で、性生活は順調ですか?ご説明した通り、ストレスや関係のトラブルは重要ですが、性生活の妨げになるものはそれだけではありません。自然に性欲を上げ、愛があふれる生活を取り戻すために、次のようなヒントをご紹介しましょう。
このウェブサイトの閲覧を続けとクッキーの使用、改訂個人情報保護方針、サービスの提供条件に同意したものとみなされます。
同意する