42 种可食用的花

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Dr. Mercolaより

食用花は、通常、高級料理やウェディングケーキに伴いますが、自宅でも様々なおいしいバリエーションが楽しめる可能性があります。
食事に花を加えることで日常的な料理が通な雰囲気となるだけでなく、 実に 風味豊かで栄養価の高いものとなるのです。

歴史的に言われていることですが、多くの異なる文化が料理に励む中で生花を重宝しており、バラの花びらはアジアやインドにおいて人気があり、オオバギボウシのつぼみはオリエンタル系料理によく登場していますし、ローマではすみれを使い、かぼちゃの花の詰め物は、イタリアやヒスパニック系の文化で人気がありました。

もし、料理に生のハーブを使うのに慣れているのであれば、生花をちりばめて加えてもそれほど変わり映えはしませんが、知っておくといい個性的な手引きもあります。

すべての花が食べられる訳ではない

何か花を食べる前に、それが可食かどうかを確認する必要があります。一般的な約束事として、花屋、苗木やガーデンセンターで買った花は、ほぼ間違いなく殺虫剤で処理されているため、食べられないと仮定します。路肩やいずれの庭に咲いている花についても、化学製品で処理されているため同様です。有機栽培された花だけにするか、自分で育てたもの(殺虫剤や除草剤を使っていない)に限ります。

しかし、たとえ有機のものであっても、花の中には摂食すると非常に具合の悪くなるものがあります。沈丁花、ジギタリス、ラッパズイセン、ヒヤシンスは、食用として使うべきでない毒性のある花のほんの一例です。危険がさらに広がる前に、食用花の図鑑を調べたり、この分野の専門家にたずねるようにし、もし確信がなければ食べてはいけません。

花の威力:花は体にいいのか?

花は、自然の植物栄養素で、自然界にある多くの植物栄養素のように皆さまの健康のとって有益な栄養素を含んでいます。例えば、タンポポは多数の酸化防止作用およびフラボノイド類を持ち、ルテイン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチンはもちろんのこと、ブロッコリーよりも4倍のベータカロチンを含みます。これらは、葉酸、リボフラビン、ピリドキシン、ナイアシン、およびビタミンEやCなど、ビタミンの宝庫でもあります。その他の例として以下があります。

  • すみれは、抗酸化力および抗炎症作用を持つ植物性化学物質のルチンを含み、毛細血管壁を強くする役割があります。
  • バラの花びらには、ビタミンA、B3、CおよびEはもちろんのこと、ビオフラボノイドや抗酸化物質が含まれます。
  • ナスターチウムは、ガンを治すリコピンおよびルテインを含み、野菜や果物にみられるカルチノイドは、視力の健康に重要です。
  • ラベンダーには、ビタミンA、カルシウム、鉄分が含まれ、中枢神経系に有効であると言われています。
  • チャイブの花(チャイブハーブの紫いろの花)は、ビタミンC、鉄分および硫黄を含み、伝統的に健康的な血圧をサポートするのに使われています。

花は繊細なので、取り扱いに注意する

花は、非常に腐敗しやすく、冷蔵庫で保管するとよくありません。理想的には、摘み取って新鮮なうちに出来る限り早く使い切ります(調理中はコップに水を入れてまっすぐに立てておく)。保管しなければならない場合は、湿らせたペーパータオル2枚の間にそっと置いて、ラップをかけるか密封式の容器に入れて、冷蔵庫にしまいます。使う際には、個々の花をやさしく水ですすぎ、水分を吸い取ってそっと乾かします。茎、葉、おしべを取る際には、ナイフかピンセットを使うようにし、それから花びらを(通常は花びらだけを食する)を取り分けます。

花は、生でサラダにして(ナスターチウム、タンポポおよびプリムローズは、この方面で人気です)食したり、アペタイザーに加えたり、ソースに染み込ませたりその他の料理に加えたりします。どの花にも独自の風味があるため、その他のハーブやスパイスのように、自分が一番好きだと思うものを見つけましょう。例えば、ベルガモットは味がオレガノに似ており、カーネーションはクローブのような風合いを持ち、マリーゴールドは、ピリッとしたサフランのような風味があるため、時々「貧乏人のサフラン」と呼ばれることがあります。

もし、自分の庭で無料で手に入らない場合は、グルメフード店、農家直接販売店やその他の特別食販売店で食用花が売られています。

花を食べる時は焦らない

花は小さいですが、特に初めて食卓に上る場合には、強力なパンチが利くことがあります。潜在的に消化不良やアレルギー反応などの可能性があり、それを回避するため最初は、控えめに使い始めます。もし花粉症がある場合には、花を食べることが症状を悪化させることがあるので、これは特に重要です。例え高品質で栄養価の高い花であっても、予期しなかった反応が人によって出ることがあります。1回で試すのは少量にして、自分の体の反応の様子を見てみましょう。