学名: Zea mays var. saccharata
トウモロコシはメキシコで生まれ、先住民とスペイン人探検家の手で北方へ運ばれたと考えられています。イギリスから最初の移住者がアメリカにやって来た時、先住民が彼らに主要な農作物の一つを紹介しました。それが、「メイズ(トウモロコシ)」でした。1609年、東沿岸の植民地開拓者は30エーカー(約12万平方メートル)の栽培に成功しましたが、自国での栽培には十分の成果でした。
現在、トウモロコシには、例えば、白、黄色、スペックルド(斑点入り)、黒などの品種があり、スイートコーンはアメリカ人のお気に入りです。(ヒント:頭のヒゲが茶色くなり、粒がしっかりとして、粒が乳白色になった時、収穫時期だそうです)
収穫を祝う花輪やテーブルセンターを飾るものとしてドライミニトウモロコシを作ったり、料理のレシピになったり、その使われ方には限りがありません。例えば、ローストしたり、ポップコーンを作ったり、茹でたり、サラダや温かいスープに加えるなど多様です。トウモロコシの葉は、タマリ(メキシコ料理の一種)を包むのに用いられます。どんな調理であっても、健康によい独特の栄養分があるということが驚きです。
トウモロコシには、他の野菜や、小麦、キヌア、米などの穀類に比べ、糖質が多く含まれていますが、カロリーはそれより低いのです。また、フラボノイド類(この仲間には、肺がんや口腔がんから守るものもある)、抗酸化剤(ベータカロテンなど)、ルテインを含みます。こうした物質が一緒になって、健康な粘膜、皮膚、目の健康を守るのです。さらに、ビタミンA、チアミン、ビタミンB6の供給源でもあります。
食品に火を通すと栄養分がなくなると言われますが、ある研究によれば、トウモロコシを華氏115度(約46℃)で25分調理すると、次のような成分が増すそうです。
お気に入りのスーパーにオーガニックトウモロコシ、あるいは遺伝子組換え(GE)種子から栽培されたものがあるかどうかを知ることが大切です。できれば、スイートコーンを直営所で販売する農家を探したり、殺虫剤など農薬を使ったものを売るスーパーに注意しましょう。慎重に探すことが肝心です。
カロリー
炭水化物
食物線維
タンパク質
糖質
脂肪
ナトリウム
砂糖、甘味料(高フルクトースコーンシロップ)入り飲料(高濃度で加工された)、精製小麦粉(特に、遺伝子組換えされた小麦)が食生活に多く含まれる場合、肥満関連糖尿病や高血圧症リスクが高くなります。
これに注目し、トウモロコシを含む基本食品やその組み合わせを用いて酵素や抗酸化剤を最大にする研究が行われ、特に北米先住民社会でこうした疾患の発生率を下げているかどうかを調べました。この結果、研究者は、簡素で植物由来の食品が高血糖および高血圧リスクを下げると示唆しています。
食物線維を多く食べる習慣がなく、必要量の半分ほどしか摂取できていないことから、被験者には1日12gの食物線維を追加して14日間食べてもらう研究を行いました。この結果、追加された食物線維、特にトウモロコシが体内で発酵し、結腸がんのリスクを下げることが分かりました。
材料:
ドレッシング:
作り方:
遺伝学および考古学研究者は、ユカタン半島の乾燥した山岳の洞窟の中や古代の陶磁器、石器の表面にトウモロコシの粒、軸、葉の残骸を発見しています。分析によると、道具は7千年近く前からトウモロコシの処理に使われていたようです。
スイートコーン:食事のレシピでこれほどおいしい食品は他にあるでしょうか。これは、世界中と言ってもいいほど、あらゆるところで人気を集めています。糖質が含まれるため、しょっちゅう使えないという意見もありますが、ビタミンAやらキサンチンやらが含まれ、健康効果が高いものです。食物繊維も豊富なので、消化器系に効果があることもお勧めする理由の一つです。
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