携帯電話の怖さ

早分かり

  • 携帯電話をたくさん使用する人は、そうでない人と比較して、致死的な脳ガン(グリオーマ)を発症する確率が2倍になります
  • 携帯電話でもコードレスの自宅の固定電話のいずれでも、25年以上使用した人は、使用が1年未満であった人と比較して、グリオーマのリスクが3倍でした
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携帯電話の多用が命に係わる脳ガンのリスクを4倍に

2017年8月1日 | 284 ビュー |

Dr. Mercolaより

こんなことは誰もが知りたくないことですが、携帯電話ほど「絶対不可欠」な物に、健康にとって重大な危害を加える可能性があるのです。山積みの証拠が、まさにこの問題に直面していることを物語っています。

無線電話やその他の機器類は、 頭痛 から脳腫瘍まで、何らかの健康問題を潜在的に引き起こしている可能性があるのです。脳ガンと携帯電話の使用との関連性は、特に永続的なもので、山のような研究が常にこの関連性を更に強固にしています・・・

20歳未満のうちから携帯電話を頻繁に使用し始めた人たちは、そうでない人たちよりも、 脳ガン になるリスクが4、5倍高くなることが、先の研究で確認されています。

2011年、世界保健機構(WHO)の一部門である国際がん研究機関(International Agency for Research on Cancer、 IARC)は、 携帯電話は発ガン性分類Bであるとして公表しました。これは、利用可能な研究に基づいた、「発ガン性が疑われる作用物質」であるを意味します。

これにより、携帯電話は、ディーゼルエンジン、特定の農薬や一部の重金属と同じ分類に加わることになりました。この専門家パネルは、定常的な携帯電話の使用が、脳腫瘍(グリオーマ)および聴神経腫瘍の2種類の腫瘍のリスクを高めるという「証拠」があると判断しました。

ヒトの身体が生体電気であるという事実を考えてみれば、無線電話によってどのように、そしてなぜ生態学的損傷が発生する可能性があるのか、容易に理解できるはずです。

まず、身体は電子を使って通信を行い、そして、すべての細胞の内部は、細胞の「発電所」であるミトコンドリアになっています。しかし、これらのミトコンドリアは、電磁場による悪影響を受けることがあり、細胞機能障害を引き起こします。その他の有害性のメカニズムも近年発見されています。

無線電話の使用は、悪性脳腫瘍のリスクを高めます

10月の出版に先駆けてオンラインで掲載された最近の分析は、スウェーデンのÖrebro大学の腫瘍学の教授である、Lennart Hardell博士および同大学の統計学者であるMichael Carlbergにより行われました。

この二人は、1997年~2003年、2007年~2009年、悪性脳腫瘍と診断されたスウェーデン患者に対する2つの過去の症例対照研究からのデータを検討しました。

患者の年齢は、診断時、18歳~80歳の間でした。携帯電話の使用は、インタビュー形式で確認しました。(ハンズフリー装置の使用は、非暴露としてカウントしました。)合計で、3,530名の非ガン対象者のほかに、約1,500名の脳ガン患者が含まれました。

回帰分析を用い、性別、年齢、診断された年および社会経済インデックスによる調整を行ったところ、携帯電話の使用が増えるつれ、グリオーマと呼ばれる悪性で致死率の高い脳ガンになる可能性が上昇しました。

耳に携帯電話を押し当てて過ごす時間が増え、携帯電話を使用する月日が増えると、この確立も高くなったのです。

  • 携帯電話に費やした時間が最も多かった人たちは、最も少なかった人たちと比較して、グリオーマを発症する確率が2倍となりました。
  • 携帯電話でもコードレスの自宅の固定電話のいずれかを、25年以上使用した人は、無線電話の使用が1年未満であった人と比較して、グリオーマのリスクが3倍でした。

このリスク比は、ある見方をすれば、1995年~2002年の間で、100,000人あたり5人以上が悪性脳ガンと診断されたことになります。もしこの比率が3倍ならば、悪性脳腫瘍を発症する確率が、100,000人中16人に上ることになります。 

しかし、このテクノロジーは 更に 進行的に有害となりつつある兆候ががあります。特集記事に次のように記載されています。

「この症例対照研究は、電話の通信技術が大きく変わった時期をカバーしています。この研究は、出力が900MHzで1Wのアナログ電話の第一世代で始まりました。

第二世代のGSM(汎欧州デジタル移動電話方式)電話(2G)は、周波数が900もしくは1800MHzで、出力が平均十分の一mWパルスの立ち上がりでした。

第三世代(3G)電話のUMTS(ユニバーサル移動体通信システム)はパルス式よりも更に振幅変調式で、一般的には国際規格ベースで700-3 590 MHz、欧州では、十分の一μWオーダーの出力で900-2 170 MHzの広周波数帯域(5MHz幅)を使用しています。

この結果、 3Gの携帯は、旧世代のものよりも遥かに有害である可能性があり、脳ガンのリスクが4倍高くなることが分かります。また、旧世代の携帯電話では約25年あった潜伏期間が、わずか5年~10年と、潜伏期間も短くなっているようです。

提案される有害性のメカニズム

2010年に出版された有害性のメカニズムでは、細胞ストレス応答を誘発することにより、細胞およびDNAが電磁場によってどのように損傷されるかを説明しています。この研究は、生体電磁気学学会(Bioelectromagnetics Society)の前会長であり、生理学と細胞生物物理学部門にあるコロンビア大学の准教授でもあった、Martin Blank 医学博士の指揮によるものでした。

博士は、2010年11月18日のCommonwealth Club of CaliforniaプログラムでElectromagneticHealth.org共催の「The Health Effects of Electromagnetic Fields」で、 ためになるスピーチ を披露しました。

博士の講義の中で、Blank博士は、「コイルの二重」構造となっているDNAは、電磁場に対し非常に脆弱であると説明しました。これは、フラクタルアンテナ(電子電動で自己対称)と同様の構造特性を所持しており、これらの2つの性質があるためDNAは、その他の組織よりも電磁場に対し大きな反応性を持つことになってしまうのです。

更に付け加えると、このDNAの損傷を起こす際に熱は必要ありません。Blank博士は、無線技術の潜在的有害性は相当と考え、この疑惑を裏付けできる、ピア・レビューされた研究がたくさんあると考えています。

2009年のSurgical Neurology誌 に掲載された11の長期疫学的調査を再調査したところ、10年以上携帯電話を使用すると、いつも携帯電話を持っている側の頭と同じ側に脳腫瘍があると診断されるリスクが、およそ2倍になることが明らかになりました。Hardell博士、Carlberg博士の両博士はこの研究に携わっており、そして、これらの知見は、先に挙げた博士たちの最近の調査における知見と非常に類似しています。

この他の重要な調査には、米国政府が出資し、2011年に JAMAに掲載されたものがあります。グルコースの変化を検出できる特殊なブレーンスキャナーを用いて、研究者たちは携帯電話の放射線が脳細胞をトリガーしグルコースの代謝が上昇する割合を測定しました。

グルコースの代謝は、細胞の活性と等しいため、この知見では、携帯電話が脳に及ぼす影響が明確に測定できるものであるということを示しています。

実際に、耳に携帯電話をあてがう度に、私たちは 人口的に脳細胞を活性化させているのです。このことが明確になった一方で、この余剰なグルコースの生成が有害であるのかどうか、さらには持続的に問題を引き起こすことになるのかについては、まだ分かっていません。

自分と家族の健康を守るための一般常識的なガイドライン

障害が現れるまでにおよそ10年の潜伏期間があるということについて、研究者たちは大筋合意に至っています。これは、子供たちが、旧世代のものよりも明らかに遥かに有害である最新式の3G技術によって、最大のリスクにさらされていることを意味します。

私の考えでは、この証拠により、その他の無線技術と同様に、携帯電話の使用に関する予防原則を呼びかける必要性があることが明白になっています。産業界がこの問題を深刻に捉えるまで、子供達の安全を守るのは親の責任となります。自分の脳、そして自分の子供の脳のリスクを最小限にするためには、以下のアドバイスを確認してください。

自分の子供には携帯電話を使わせない。生命を脅かす緊急事態でない限り、子供には携帯電話やこの類の無線機器を使わせないようにしましょう。子供は大人より頭蓋骨が薄いため、携帯電話の放射線に対し遥かに脆弱です。

携帯電話の使用は最小限に抑える。もっとこまめに携帯電話を切りましょう。携帯電話は、非常時か有事の場合の専用にしておきます。携帯電話のスイッチがオンになっている限り、実際に電話をかけていない場合であっても放射線が断続的に放出されます。家や職場では固定電話を使いましょう。

その他の無線機器の使用を控えるもしくは排除する。携帯電話の場合と同じく、常に携帯電話を使用する必要が本当にあるのか、自分自身に問いかけることも重要です。もし、移動式電話を家で使う必要がある場合は、900MHzで作動する旧世代のものを選びましょう。これらのタイプは、電話をかけている間は安全ではありませんが、少なくとも電話をかけていない限り、頻繁に自動通信は行わないためです。

お使いのコードレス電話に暴露されているかどうかを、実際に確認する唯一の方法として、エレクトロスモッグメーターで測定することができます。移動電話の最大周波数を測れるものにしてください(古い計測器はそれほど役に立たないため)。多くの移動電話は、5.8ギガヘルツであるため、最大8ギガヘルツまで測れるRFメーターを探してみることをお勧めします。

こちら www.EMFSafetyStore.comで、RFメーターを探すことができます。RFメーターがなかったとしても、携帯電話の技術ラベルがDECT、もしくはデジタル式増強コードレス技術であれば、その携帯電話に問題があることはほぼ確実と言えます。代わりに、通話中でない間も24時間365日信号を発して、数多くの問題を引き起こすルーターの設置場所にも大きな注意を払う必要があります。

もし、ルーターを、自分が一番長く時間過ごす場所、特に寝室などから少なくとも3部屋分離すことができるのであれば、健康には被害を及ぼさないかもしれません。理想的には、就寝前に毎晩ルーターの電源をオフにするか、接続を外す方が有効でしょう。

受信状況が良好な区域でのみ携帯電話を使うようにする。電波状況が悪いと、携帯電話はより多くの電力を消費して交信しようとし、より多くの電力を使い、より多くの放射線が放出され、体内のより深い部分で有害な無線電波が通過するようになります。理想的には、携帯の使用を完全に禁止するか、電波状況のよいところでのみ使用してください。

携帯電話を装着して携帯するのは避け、また、枕の下に入れたり頭の近くにおいて寝るのはやめましょう。理想的には、ポーチに入れておくかカバンに入れて持ち歩いてください。携帯電話をブラジャーの中 やシャツのポケット中など心臓の上にくるところに入れておくのは、生殖能力を維持したのであれば男性のポケットに入れておくようなことも、論外です。放射線暴露の観点から、携帯電話を置くのに一番危険となるのは、発信アンテナの約6インチ以内となる場所です。電話がオンになっている限り、体のどの部位もこのアンテナの範囲内にはしたくないはずです。

ある携帯電話が別の携帯電話よりも安全だと思い込まないこと。携帯電話で「安全」なものなどありません。

他人を気遣いましょう。EMFに感度が高い人はたくさんいます。中には、携帯電話がオンでなくとも、使用中でなくとも、同じ部屋にいるだけで他の人の携帯電話の影響を敏感に感じ取る人もいます。例えば、打ち合わせ中、公共の交通機関に乗車中、法廷あるいは病室などその他の公共機関にいる場合は、「間接的放射線」効果を考慮し、携帯電話は切っておきましょう。子供も非常に脆弱ですから、子供の近くでは携帯電話の使用を控えてください。

遮蔽効果のある有線ヘッドセットを使いましょう:有線のヘッドセットにより、確実に体を携帯電話から離しておくことができます。一方で、有線のヘッドセットは遮蔽効果がよくなく、大抵は回線自体が脳に直接放射線を誘発もしくは発信するアンテナとして作動することがあります。ですから、耳に信号を発信する有線タイプは、 遮蔽されたものを選びましょう。

ヘッドセットの最も良いタイプには、遮蔽線とエアチューブを組み合わせて使うものがあります。この組み合わせは、音を頭に実際の音波として電信し、聴診器のような機能があります。遮蔽が必要な配線があるにも関わらず、頭の方までコードがありません。

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