背中下部の痛み

早分かり

  • 麻薬様物質薬物は今や致死のおそれがある薬物の大量服用の最大原因としてはヘロインとコカインを抜いたにも拘わらず、背中の痛みに対して典型的に最初に利用される処置として処方されています
  • 背中が突然痛む時は背中と心をリラックスするように試みてください。鍼やカイロプラクティックの処置を受けたり、抗炎症性薬草を摂取するのと同様、氷で冷やすと効果があります。その他長期的方策について以下説明します
  • 坐骨神経痛はしばしば腰椎の圧縮に関連しており、脊椎を伸ばすように構成された運動は最初の一歩として優れる処置です。梨状筋を伸ばす運動も効果があります
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坐骨神経痛の運動療法

2016年6月3日 | 620 ビュー |


Dr. Mercolaより

背中の痛みや坐骨神経痛はあなただけの問題ではありません。世界的に見ると10人中一人は背中下部の痛みに悩んでおり、背中の痛みは世界中で就労不能になる最大の原因でもあります。

この問題は米国では特に蔓延しているように見えます。推定によると10人中八人もが背中の痛みを蒙り、この悩みの種は今や鎮痛剤依存症の主原因になりました。
座り過ぎの危険をよく認識しなかったため私自身この犠牲者の一人で、長年の間背中下部の痛みに悩まされした。現在は、姿勢を正す運動及び座ることを厳格に制限することを組み合わて背中の痛みをうまく処置できると確信しています。

悲しむべきことに、麻薬様物質薬物は背中の痛みに対して最初に利用される処置として典型的に処方され、運動せずに、こうした薬物が米国では今や致死のおそれがある薬物の大量服用の最大原因としてはヘロインとコカインを抜きました,。

最近の研究によると、背中が痛みうつや不安に襲われている場合、麻薬様物質の濫用と依存症に陥るリスクがさらに高くなっています。

薬物濫用リスクを高める背中の痛みと関わりがあるうつ

Medical News Todayの報告によると、その研究には55人のうつまたは不安の症状がある背中下部の慢性的疼痛がある患者が参加しました。六か月間参加した患者はモルフィネ、オキシコドンまたは疑似薬を痛みに応じて必要なだけ投与されました。

不安やうつをより多く訴えていた患者ほど副作用がひどく、薬物では痛みが軽減されず、濫用する傾向が高かったのです。

うつや不安があまりない患者と比べ、これらの患者では次のことがより多く発現していました:

  • 背中の痛みの回復率は50%低い
  • 麻薬様物質の濫用度は75%高い

この研究の筆者らによると、この事実は背中の痛みに対する麻薬様物質鎮痛剤の投与によるリスクがこれらの事例では遥かに高く、メリットがほとんどないので、背中の痛みに対して麻薬様物質鎮痛剤を処方する前にうつの症状を識別することの重要性を強調しています。

背中の痛みの一般的発端

背中の痛みの原因と考えられることについて理解すると、再発を防止するのに役立つのですが、背中の痛みに悩む多くの人はその発端をよく識別できない 傾向にあります。最近の研究によると、患者の三分の二が疼痛の発症日に特定の症状を訴えていました。その最も典型的なものが重たい荷重を持ち上げたことで した。

しかし、背中下部の痛みは不快感が始まる数日または数週間前に始まっている可能性があり、ほとんど疑いもなくその発端は飲酒、性交渉、肉体労働の最中の気分散漫、倦怠が含まれます。

事故やスポーツによる負傷は慢性的背中の痛みの最も一般的な原因に数え上げられる傾向があります。悪い姿勢、肥満、不活発な状態(特に習慣的に座った状態)、ストレスもそのリスクを高める場合があります。

こうした原因の把握は再発防止に役立つ可能性がある一方では、処置を成功させるために疼痛の原因を見極めることは必ず行わなければならないわけではありません。

背中が痛むとき行うべきこと

Epoch Timesが報告したところでは、背中の痛みがある症例の内75~80%は処置せずに二週間から四週間で自然治癒します。しかし、回復を早めることは確かに可能です。

背中が突然痛む時最初の手順は、背中と心をリラックスさせるように試みてください。鍼やカイロプラクティックの処置を受けるのと同様、氷で冷やすと効果があります。

処方鎮痛薬に換えて、数種類の抗炎症性薬草を試してみてください。二、三の例としてボスウェリア、クルクミン、ショウガが挙げられます。

さらに、多くの人が検討しない傾向にある点としては、自分の感情と向かい合うことはもう一つの重要な構成要素です。うつと不安は体の持つ自然治癒力 を弱めたり遅くする傾向があるので、痛みに襲われたら、感情面の問題やストレスにあまりにも長い間対処してこなかったことの兆候かもしれません。

脳及びその結果としての思考と感情は痛みを感じる上で大きな役割を実際に演じています。中枢神経系は数分以上継続する痛みをニューロンのレベルで「記憶」します。

こうした記憶は傷が治った後も痛みがいつまでも残るほど強烈になる場合があるか、そっと触っただけ等痛みが本来ないはずのときに再発します。エモー ショナルフリーダムテクニック(EFT)等の心身テクニックを使って脳をほぐすと、以上のような事例ではとても効果があがる可能性があります。

坐骨神経痛の対処

坐骨神経痛はもう一つの一般的な問題で、極めて耐えがたい場合があります。坐骨神経痛は坐骨神経が背中下部で挟まった状態になると発生します。この痛みは典型的にはお尻から始まって腿へ広まるように下がって行くように感じられます。

ストレッチ運動は坐骨神経痛を軽減するのに役立ちます。坐骨神経は臀部の奥深くにある梨状筋という筋肉を通っています。梨状筋が締まりすぎると、坐 骨神経を圧迫して痛み、うずき、足のしびれにつながります。ときどき梨状筋を伸ばすだけでもこの痛みを和らげる効果があります。以下に試せる四種類の運動 をご紹介します。

  1. 梨状筋ストレッチ
  2. 座った後の臀部ストレッチ
  3. 鳩のポーズ
  4. テニスボール又はフォームローラーを使ったトリガーポイント治療

https://youtu.be/wUOb0qA_w3I

坐骨神経痛のその他の処置方法


カイロプラクティックの利用
2010年に行われたある研究では、坐骨神経痛のある人で四週間に渡って週三回カイロプラクティックを受けた人のうち60%が手術を受けた人と同程度の回復感を体験しました。
鍼療法 Journal of Traditional Chinese Medicineに掲載されたある研究では、坐骨神経痛患者30人の内17人で鍼療法により完全に痛みが消えました。改善が見られるまで十数回の処置が必要な場合があります。
ヨガ 前記の特集記事には次のように報告されています;Painという専門誌に掲載あれた研究は、アイアンガーヨガを16週間練習した慢性的な背中の痛みを持つ人々では、痛みは64%軽減し、障害は77%減少した。坐骨神経痛に対するヨガの効果はあまり明らかではないが、穏やかな形であればメリットがある。」
ピラティス 最近スペインで発表された研究によると、背中の痛みがある老齢女性の場合、日常行っている理学療法の動作にピラティスを 加味したところ、痛みが軽減し、バランス感覚が改善され、転ぶリスクが下がることが判明しました。研究に参加した100人の女性全員は週二回神経刺激を 40分とマッサージとストレッチを合わせて20分受けました。このうち50人は週二回ピラティスを一時間行いました。この六週間に及ぶ研究の最後にピラ ティスを行った人のほうがよりよく回復しました。
トリガーポイントマッサージ セラピストが梨状筋、背中下部の筋肉、臀部のつぼを強く押すトリガーポイント治療は坐骨神経を圧力と狭窄から解放するのに役立つようです。
局所の調製 抗炎症性オイルと塗布薬も効果があるようです。これらの例としては聖ジョンの麦汁油や赤唐辛子のクリームが挙げられます。痛む範囲に一日二~三回塗ります。

座ることを避けることを背中の痛みに対する長期的な方策に取り込む

正しい着座姿勢を維持すると、背中、首、肩を含む多くの異なる部位の痛みを回避するために役立つかもしれませんが、これより優れる方策としては座ること自体を回避するこ とが挙げられます。私の場合、多くのカイロプラクティック師に診てもらったり、ストレッチ、強化運動、レーザー治療、グラウンディング、マッサージ、イン バージョンテーブル等を行いましたが、常時ある背中の痛みに長年苦労しました。出来る限り立つことで実験してみようと決めてからは著しく回復しました。

逆説的ですが、立つことは最初のうちは痛みを生じ、かなりひどい背中の痛みを感じること無く一時間の講義に立つのさえ困難でした。一日12~14時 間毎日座業を1時間以下に減らしたら、背中の痛みが消えました。今では通常一日に30分以下座り、すでに数カ月以上背中下部の痛みがありません。

一日のうち大半は自作のサイズ2フィートx4フィートのクッション付き下敷きパッドの上に立っています。デスクワークを行う方の場合、立ち型デスク に投資するよう強くお勧めします。座るより立つことのメリットを私は確信しているので、自分のオフィスの従業員に立ち型デスクとクッション付きの下敷き パッドを支給する準備を進めています。

背中の痛みを防ぐその他の戦略


運動
運動と肉体的活動は脊柱の筋肉を強化するのに役立ちます。運動時間を高強度セッションを含めて計ってください。このセッションは多くても週に一回か二回だけで十分でしょう。筋肉の強度を高め、均衡力と柔軟性を促進する運動を取り込んだ、体を集中的に動かす本当に力の要る運動も含めるとよいでしょう。

ヨガは特に体の柔軟性や中心的な筋肉を増進するのに役立ち、背痛にお悩みの場合は、有益であることが証明されています。

姿勢に注意する

毎日座って長時間を費やす場合、姿勢によく注意するようにしてください。

立っているとき体重を両足に均等に振り分けて立ち続け、背中の筋肉へのストレスを回避するため立つときや座るときに前かがみにならないでください。背中を 常時支持し、ぎこちなく前かがみになるのを回避してください。物を持ち上げるときは、背中を保護してください。持ち上げ動作は運ぶのと同様に背中にほとん どのストレスを掛けます。

ビタミンDとK2

ビタミンDとK2の濃度を最適化して背中下部の痛みにつながる骨の軟化を回避してください。

グラウンディング

自分を大地に着けるグラウンディングを行ってください。これはアージングとしても知られており、体内の炎症を軽減します。また、背中の痛みその他の種類の痛を鎮めるのに役立つことがあります。体に適正な量の電子が供給されると免疫系は最適に機能します。この電子は裸足や肌を大地と直に接触させることによって容易にまた自然に得られます。

研究によると地球の電子は強力な抗炎症物として機能する究極の抗酸化剤です。可能な限り、屋外に出て冒険する時間を取り、裸足で濡れた草地や砂地の上にひととき佇んではいかがですか。裸足で歩くのも足と足のアーチを強化するために優れる方法です。

心理的要因への対処

痛みが心理的であるか感情的なものであることを受け入れられる人はほとんどいませんが、この見解を支持する多くの証拠が 存在します。例えば、ジョン・サルノ医師は重篤な背中下部の痛みを持つ患者を処置するために心身テクニックを使用し、このテーマについて数作の著書を著し ています。

同氏の得意分野は背中下部の痛みのために手術を受けたのに回復しない人々の処置です。これらの患者は一つの困難なグループですが、エモーショナルフリーダムテクニック等の手法を用いて成功率80%以上を収めました(現在は現役から退いています)。

Kレーザー治療

赤外レーザー光線による治療は痛みを和らげ、炎症を減少させ、筋肉、靭帯や骨でさえ含む硬組織と軟組織ともに治癒を増進 するのに役立ちます。これらのメリットは、この処置によって処置範囲の血液細胞の流量を増大させるので、微小循環が促進された結果です。これらの組織の酸 素化も増強されるので、静脈とリンパ液の還流も促進されます。

Kレーザーで使用される赤外波長は身体の特定部位に照準を合わせることを可能にします。Kレーザーは体の深くまで到達して脊椎や臀部等の部位に到達するこ とが可能な適切な赤外波長を使用する唯一のクラス4治療用レーザー光線であるという点で独特のものです。

水和状態を維持する

椎間板の高さを増強するためには水を多く飲んでください。身体の大部分は水から成るので、水和状態を維持することは即ち流体状態を維持して硬さを減らすことになります。

喫煙を回避する

喫煙は脊椎下部への血流を減らし、椎間板の萎縮を促進します。

睡眠のとり方と睡眠時間に注意する

研究によって睡眠不足が背中と首の問題に関連することが判明しています。寝る姿勢にも注意してください。脊椎の湾曲を減らすには横寝をし、起き上がる前にストレッチしてください。硬めのベッドをお勧めします。
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